角川書店 角川文庫 シナリオ 悪霊島

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昭和五十六年十月十日 初版発行
発行所 株式会社角川書店

昭和56年(1981年)に公開された角川映画『悪霊島』。
篠田正浩監督・鹿賀丈史主演で製作されたこの映画は、かつてヒッピー青年だった人物の回想という形式で描かれていて、ビートルズの「Get Back」「Let It Be」を挿入歌に使用した斬新なイメージはそれまでの市川崑監督・石坂浩二主演の金田一映画とはまた違った味わいがあって良かったのですが、個人的には、原作ではもう一人の主人公という感じで物語に関わっていた名キャラクター、磯川警部があまり重要視されなかったのが残念でした。もし、市川・石坂コンビの『悪霊島』が実現していたなら、昭和52年(1977年)に公開された東宝映画『悪魔の手毬唄』で磯川警部を好演した若山富三郎の再登板があったのかな?なんて、今でも妄想してしまいます。
画像は昭和56年(1981年)に角川書店より刊行された「角川文庫 シナリオ 悪霊島」です。映画公開に併せて刊行されたもので、日本の演劇界を代表する劇作家の一人である清水邦夫氏が手掛けた脚本を書籍化したものです。当時、角川文庫では角川映画になった作品の脚本をこうした形で積極的に書籍化していましたね。岩下志麻演じる巴御寮人(ふぶき)と白骨化したシャム双生児(太郎丸・次郎丸)のスチールを使用した表紙がインパクト大です。

#横溝正史 #清水邦夫 #篠田正浩 #鹿賀丈史 #岩下志麻 #角川映画 #東映 #角川書店 #角川文庫 #ミステリー #シナリオ

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    tanupon

    2024/03/10 - 編集済み

    岩下志麻さんの迫真の演技を今でもよく覚えています。

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2024/03/10

      「ふぶき」の時の怪演は凄まじいの一言に尽きますね。

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