Ferrari 599XX (2009) Hot Wheels Elite

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Ferrari 599XX (2009) Hot Wheels Elite

メルカリで損傷有り中古品を見つけた。損傷状態を質問したが、なぜか回答いただけなかった。さらに出品を取り下げ、後日価格をアップし再出品された。なんだか感じが悪いので、諦めていたところ、eBayに新品が大量出品されていた。メルカリの初回出品よりも安かったので、即購入した。

モデルの出来は、Eliteなのでなかなかよろしい。このモデルよりも高額で、更に素晴らしい(であろう)ものはあるのだろうが、コストパフォーマンス的にはEliteはバランスが取れていると思う。
コレクターの中にはEliteを酷評されている方がいらっしゃるが、十分に素晴らしいと思う。もう一つの趣味である着道楽に何十万も使っても、ミニカーには3~4万円が限界(できれば15,000円程度に抑えたい)と考えているからなおさらだ。

エンジンフードとトランクリッドは、ヒンジが無くボディに乗っているだけ。実車がそのようになっている(ピンで固定?)ので、モデルでは不用意に外れるのを防ぐために、前後共にヒンジ側に磁石が付いていて軽く固定されている。
室内、エンジンともに若干質感が寂しい感じだが、造形の再現度は高いと思う。

さて実車であるが、599GTBフィオラノ(登録商標の関係で、日本名は599)をベースに開発されたサーキット専用車である。

FXXプログラムの後継で、コルセ・クリエンティ部門による全面サポートを受けられるのだが、公式レースには参加できない。

公式戦用ではないために逆に自由度が上がり(ホモロゲーションなどに縛られない)、様々なチャレンジが可能な車体である。

またFXXプログラム同様、走行中にバーチャルレースエンジニア(リアルタイムの車両データ)を表示・抽出することができ、フェラーリの開発にフィードバックされる。オーナーが開発の一翼を担うという、心くすぐる究極の道楽道具なのだ。

様々な技術が盛り込まれているが、モデルカーでも判るのは、空力に関する技術だ。まず目に付くのは、Cピラーにカナードが装備されている。
車体下部には、ディフューザーが装着されている。フロントからリヤへ整流された空気は、ファンによってテールレンズの位置にある排出口から後ろに流されていく。

エンジンは、Tipo F140C型 5,998cc V型12気筒DOHCが搭載されている。
スペックは、最高出力 :537kW(730PS)/9,000rpm
最大トルク
:686Nm(70kgfm)/6,500rpm

フィオラノでのタイムは、FXXより1秒早い。また、ニュルブルクリンクでのタイムは、6分58秒96でフェラーリとしては最速タイム(当時)だった。

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