53回目の日記 令和参年正月

初版 2021/01/02 18:46

改訂 2021/01/04 12:17

謹賀新年


 この日記を観て下さっている方々を始めとしたMuuseoに参加の皆様、今年もよろしくお願いします。

 さて、お正月ということで、昨年に引き続き、過去のお正月映画に思いを巡らせてみたいのですが、前回は39年前を対象としましたので、今回もそれに倣い、1982年のお正月映画をピンポイントで振り返ってみることにしましょう。

まず、ビッグネームでは何と言っても『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』があり、事前の予想でもこの作品が正月興行をリードするだろう、とのことでしたが、配給会社であるCIC日本支社の宣伝活動の失敗もあり、思ったほどにヒットとはいきませんでした。では、何がヒットしたのかというと、スター俳優だけはぞろぞろ出演しているものの中身は全くといっていいほど空っぽの『キャノンボール』が、東宝東和の宣伝の巧みさもあり、正月興行をリードしました。私も、『キャノンボール』を上映している日比谷映画劇場の人の多さに比べ、『レイダース…』を上映している有楽座がやや寂しい感じをしたのを覚えています。

そんな思い出もありますが、この時期の最大のトピックは、何と言っても「シネマスクエアとうきゅう」の開館でした。いわゆるミニシアター・ブームの火付け役となった出来事で、これで一気に日本の映画文化の間口が広がった感じを受けました。学業的にも金銭的にもきつかったのですが、開館の数日後に新宿の新劇場にはせ参じました。その辺の詳細はいずれ機会があれば述べることとして、最もインパクトがあったのは、劇場専門のパンフレットが販売されていたことですね。ミニシアターの先輩である岩波ホールもこの形式でしたので、今後はこの形式がスタンダード化されるのでは、とのことを予感させるもので、やがてそのことは現実化しました。

ということで、ここではそのオープニング上映作品である『ジェラシー』のパンフレットの表紙画像を提示します。作品そのものはおバカな高校生の身には難しく、周囲の観客層と自身とを比較してもかなり敷居の高いものでしたが、豪華な椅子に身を沈めることができただけでも貴重な体験でした。



#思い出 #映画パンフレット #シネマスクエアとうきゅう #ジェラシー

 映画音楽とクラシック音楽をこよなく愛するwoodstein(ウッドスタイン)という者です。それ故、必然的にCD、レコードコレクターであり、他人にその保有数を告げると、殆どの場合、引かれてしまうという困り者です。自分でもコレクションを把握できていないという体たらくでして、この場を通じて、実情を解き明かしていこうと目論んでいます。

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    ace

    2021/01/02

    🎌明けましておめでとうございます🎍
    やっぱり昔話って面白いなぁ✨( ゚д゚)
    大切な思い出ありがとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします❗️

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      woodstein

      2021/01/03

       aceさん、新年おめでとうございます。そして、コメント有難うございます。私のコレクションは、現在、というよりも、過去の要素の方が強いので、アイテムの展示に付随して、それにまつわる思い出話をある程度披露することも必要だろうと思い、機会を見つけては励行しようと思っています。自分にとっては備忘という側面もあるのですが、もしかしたらその思い出の一部でも他者と共有出来たら、という淡い期待もあるわけで、これからもボチボチとやっていきますので、よろしければ、たまにでもお付き合いください。

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    HAL1026

    2021/01/02

    明けましておめでとうございます。
    いつも沢山のいいね!ありがとうございます。
    今年も宜しくお願いします❗️

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      woodstein

      2021/01/03

       HAL1026さん、新年おめでとうございます。そして、コメント有難うございます。HAL1026さんのモノ日記はよく見させて戴いていますが、いつも感心させられるのがフットワークの良さで、コレクションの充実には欠かせない要素ではあるものの、私もこの歳になるとかつてのようにはいかず、羨ましく思うこともあります。ということで、今年もよろしくお願いします。たまには我がミュージアムにお越しください。

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  • Lion

    toy ambulance

    2021/01/02 - 編集済み

    明けましておめでとうございます🎍この映画、見た記憶は無いんですが、パンフレットのビジュアルは印象に残っています。

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      woodstein

      2021/01/03

       toy ambulanceさん、新年おめでとうございます。そして、コメント有難うございます。パンフレットのビジュアルというとテレサ・ラッセルですね。彼女は撮影当時はまだ20代前半だったのですが、この写真からも窺えるように、その色香がスクリーンから漂ってくるように感じられたのを覚えています。さて、toy ambulanceさんの展示アイテムにコメントできるほど私には知識がありませんが、可能な限り見させては戴いていますので、今年もめげずに我がミュージアムにお越しください。

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    オマハルゲ

    2021/01/03

    明けましておめでとうございます。
    今年は映画に関するアイテムも増やしていきたいと思います。
    そのためには倉庫へ出向いて発掘せねば!

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      woodstein

      2021/01/03

       omaharuge102さん、新年おめでとうございます。そして、コメント有難うございます。倉庫から発掘ですか。omaharuge102さんのコレクションは奥が深そうですので、今後も期待しています。ですが、とりあえずは本日(1月3日)の例の放送を楽しみますか。ということで、今年もよろしくお願いします。

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    kinggidoko

    2021/01/03

    明けましておめでとうございます。レイダースとキャノンボールは観ましたがジェラシーはいまだみていないです・。面白そうなので観てみます。

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      woodstein

      2021/01/04

       kinggidokoさん、新年おめでとうございます。そして、コメント有難うございます。『ジェラシー』ですか。この時よりかなり後年になって再見する機会があり、さすがにそれなりには理解できたのですが、面白いかというと、これは最終的には個々人の好みの問題となりそうです。ニコラス・ローグ監督の他の作品をそれほど多く観たわけではないので何とも言えませんが、これ以降のローグの作品にテレサ・ラッセルは毎度起用されることになり、その原点が本作という視点で臨めば、それなりに興味深いのかもしれません。

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  • 明けましておめでとうございます!
    今年もどうぞよろしくお願いいたします😌

    失われたアークって公開当時はそのような扱いだったのですね。
    ヒットシリーズなだけに何だか意外でした。

    貴重なお話をありがとうございます!

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      woodstein

      2021/01/04

       テッツァライトさん、新年おめでとうございます。そして、コメント有難うございます。本文の方では言及しませんでしたが、実はこの時のお正月興行最大のヒット作は薬師丸ひろ子主演の『セーラー服と機関銃』で、この公開が一種の社会現象にまで発展した、というのは当時を知る人ならば、よく記憶していると思います。というか、この映画がほぼこの年の正月興行の一本かぶり状態で、その後、気が付いたら『ミラクル・ワールド ブッシュマン』がいつの間にか『レイダース…』の後に公開されていた、という感じでした。

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