- torocraft Museum
- 9F 艦船の部屋【1/700 編】
- 1/700 СССР Экраноплан KM "Каспийский монстр”
1/700 СССР Экраноплан KM "Каспийский монстр”
ソビエト連邦が1940年台より《水中翼船中央設計局》にて基礎研究が進められてきた“夢の超高速船・地面効果翼機 (WIG)”。
1960年台に入りより一気に本格化、実証試験機SMシリーズを経て1966年に全長92mを誇るフルスケール試験機“KM”が完成します(ちなみにKMとは“見本艦”という意味の“корабль-макет”の略だそうで~)
なお本機(本艦)は製造段階からNATO側に捉えられており、その巨体から“Caspian Sea Monster/カスピ海の怪物”と呼ばれ注目されました。
Youtube上でも湖面を高速で疾走する雄姿が見ることができますね
残念ながら本艦は操縦ミスにより破損・沈没し失われますが、その貴重なデータを活かし強襲揚陸艦A-90“orlyonok/オリョーノク”3隻、さらに1986年には3M80モスキート対艦ミサイル6発を搭載する高速ミサイル艦проект901“Лунь/ルン”1隻を完成させますが、その後のソビエト連邦崩壊により計画はうやむやになってしまいました。
余談ですが2020年の7月にカスピ海に放置されていた“ルン”が、博物館への保存のためにロシア・ダゲスタン共和国デルベントのパトリオットパークへ移送されたとの事です♪
展示モデルはにタカラトミーさんより発売された世界の鑑定3の中のモノで、垂直尾翼にもエンジンを2基装備した前期型と、コクピット上に櫓を立て尾翼のエンジン2基を移設し機首にエンジン10基を集中装備した後期型の2種がラインナップされていました。
本艦もそうですが、このシリーズは非常にマニアックなラインナップでとても楽しい内容でしたね♪
【模型資料】
・模型メーカー :タカラトミー
・製造国 :中国
・製品番号 :1/700_世界の艦船_第3弾_⑨
・製品タイトル :カスピモンスター・KM(1966)
・発売時期 :2005年
【実艦資料】
・運用組織 :ソビエト連邦_海軍
・コンストラクター:Красное Сормово中央水中翼設計局
・形式・級名 :KM
・デザイン :R. E. Alekseev・V. P. Efimov
・エンジン :Kuznetsov NK-87x10p
・就航年次 :1966年
・退役(損失)年次 :1980年(事故)
・カテゴリー :実証試験艦
とーちゃん
2023/02/20> 操縦ミスにより …
サンダーバードの エピソードに
そのまま 登場しても、
違和感が なさそうです。
ところで、
この乗り物の キャプテンは、
船長さん? それとも 機長さん?
どちらでしょう … 。
^o^
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ちゃぽん
2023/02/20 - 編集済みとーちゃん様
こんばんは!コメントありがとうございます(^^)/
向こうの説明を読んでると、本体は“艦艇”扱いなので船みたいですが、操縦している人は“パイロット”と表現されているので、LCACとかと同じように”機長さん”なのかもしれませんね♪
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とーちゃん
2023/02/20なるほど!
ありがとうございます。