- tatsutoy Museum
- 1F Cambrian period
- Emigrantia sp.
Emigrantia sp.
部分化石です。カメラが接写不向きのため、不明瞭ですみません。オレネルス類ですが、頬棘が独特でホッチキス針のように突然真下に向かって折れ曲がっています。また、専門的な話しですが、分類はBiceratopsinae亜科でブリストリア、ロクマノオレネルスが所属するBristoriinae亜科から外されています。産地はラスベガスとデスバレーの境目、ネバダ、カリフォルニア州境になり、恐らくここは現在も採取可能。しかも道路わきという好条件です。この標本もアマチュアが採掘したものだと思います。
trilobite.person (orm)
2021/07/02これはとても珍しい種ですね。私はオレネルス類が好きなので、大変興味深い種です。1年ほど前に、ほぼ完全体をオークションサイトebayで見かけ、興味がありちょっと入札してみましたが、物凄い価格まで上がりとても太刀打ちできずでした。本種は第3胸節からの棘が、本種の小ささの割には長く太くて目立つので、おっしゃるホッチキス針のように曲がる妙な頬棘とあいまって、全体的に異様な形態を持つ種だという印象です。面白い標本を見せていただきました。
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tatsutoy
2021/07/02オレネルスの完全体自体が珍しいので、この種類の完全体とは貴重ですね。
また、マイナー種標本へのコメント有難うございます。
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