日本航空母艦 赤城 三段甲板

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航空母艦赤城は、呉海軍工廠で昭和2年3月25日に竣工しました。当初、巡洋戦艦として建造予定でしたが、大正10年のワシントン軍縮会議で大型主力艦の建造制限が決められたため、建造の余地がある空母への改装が決まりました。飛行甲板は三段式という日本海軍独特の形態で、下段が発艦甲板、上段が発着艦甲板となっていました。中段は艦橋の拡張と2基の20㎝連装砲塔設置のため、飛行甲板としては使用されませんでした。右舷側下方に傾斜した大型煙突と小型の直立煙突を設けたため、最上段の飛行甲板は左舷側に中心線をずらして設けてありました。しかし、艦載機の大型化など運用上の問題から三段甲板を廃止し、上段甲板一段に改装されることになり、昭和13年佐世保工廠で完成しました。

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