Warsaw Rising(ワルシャワ蜂起)

0

「ワルシャワ蜂起」は、第二次世界大戦末期、ドイツ占領下にあったポーランド首都ワルシャワで、国内軍および市民軍が一斉蜂起して占領ドイツ軍と戦った市街戦をシミュレートしたゲームです。大戦末期、バグラチオン作戦によりドイツ軍を追い込んだソ連軍は、ポーランド近辺まで進軍していました。そこで、ソ連軍は、ドイツ軍占領下だが市内に残るポーランド国内軍、市民軍に蜂起を呼びかけました。共に戦い、自分らの都市を憎きドイツより取り戻そう、と。ソ連軍としては、少しでも楽にポーランドを開放したいと考えたのです。が、もともとソ連は対戦初期にドイツと談合してポーランドを分割占領した過去がありますので信頼に足るものではありませんでしたが、捕虜同然の扱いを受けていたワルシャワ市民はそれを信じ、一斉蜂起しました。しかし、武器らしい武器も持たない市民軍が完全武装のドイツ軍にかなうはずもありません。一縷の望みは市外に待機しているソ連軍ですが、何故かソ連軍は静観のまま、動こうとしません。劣勢の市民軍は、なぜ、どうしてと悔し涙を流しながら倒れていったのでしょう。ヒトラーは反乱を起こしたワルシャワを見せしめのために徹底的に叩き、市街を破壊しました。こうして、反乱は失敗に終わり、ワルシャワは沈黙したのでした。そして、争いが沈静化したのち、ソ連軍はゆうゆうと市内に進軍し、誰もいない都市を占領したのでした。
そうです、ソ連はいつもそうです。北方領土でも終戦後のゴタゴタの隙にかすめ取っていったのですから。いつまでたっても信用できません。その後、生き残った市民は近郊の森に逃げ込みパルチザンとなり、終戦後1950年代まで”呪われた兵士”と呼ばれ、ソ連に対してゲリラ戦を仕掛けたのです。
裏切りはいけません。人は信用するものです。
#ワルシャワ蜂起
#パルチザン
#ポーランド

Default