EF58 60

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【実車について】
1953年東芝製の旅客用電気機関車。日立製61号機と共にお召列車牽引用として発注されたもので、一般機と装備が多少異なる。浜松機関区に配属され、主に上りのお召列車を担当した。コンディション維持の目的で一般列車にも充当されたが、1967年に追突事故を起こした後にお召指定を解除された。廃車は1983年5月。

【この模型について】
KATOの初期形大窓 茶 No.3020-4の動力と、No.3050 EF58 60 お召予備機用ボディーの中古品がベース。製品化はされているが、1979年のお召予備機指定時(整備完了後)の設定であり、最晩年の形態&お召装備でそのままではあまり使い道がない為(別途新品は購入したが)、1960年代半ばから1977年の大窓+ビニロックフィルタ時代の仕様を作成した。もうこの時代はお召列車を牽引することはほどんどなかった為、過度な艶出しや装飾は極力排除し、日常使い込んでいる状態を再現した。
手摺り類一部とワイパーは別パーツ化。ワイパーは角度可変。前面窓は、小窓Hゴムから大窓化。水切りは位置が異なる(強化ワイパー変更の都合)ので、1mm程度下げた位置に作り直し。避雷器も初期タイプに変更。
塗装は透明のプライマーを塗装後にぶどう色2号⇒帯部(メッキ)も含めて艶消しクリア(半艶+フラットベースを調合)をエアブラシ塗装した。
以上により、急行「高千穂・桜島」「雲仙・西海」などの編成再現時にマッチする仕様となった。

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