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475系電車(非冷房)
【実車について】 1965年に登場した交直両用急行型電車。交流での周波数は60Hz用であるため、北陸、九州地区で活躍。付随車は455系と共通のため、電動車のクモハ475、モハ474のみ。登場時の裾にクリームの帯が入るが1975年頃から省力化により帯は廃止される。付随車のクハ、サハ、サロ、サハシは1967年頃から裾に帯が入り、電動車と同様に1975年頃に廃止。冷房はサロ、サハシ食堂部分は新製時から、その他は1970年頃から改造開始。 【この模型について】 2023年夏に発売された最新モデルと旧モデルの混合です。時代設定は1965~1970年頃の九州地区の車両を再現しています。ただし車番と所属標記の変更は加工が追いつかす、未施工です。 2等車(普通車)はすべて非冷房化させるべく、屋根板の改造、旧製品はベンチレーターも除去して最新モデルと同様に別体化しました。イエロートレインさんから冷房装置の穴埋めパーツが発売されましたが、こちらはGM157系屋根板を切り出して詰めています。 ・1枚目:最新モデルのクモハ/モハ。帯を追加しています。 ・2枚目:最新モデルのクハ、サハシ455。新製時の設定なので帯無し。 ・3枚目:旧モデルのクモハ/モハ。 ・4~5枚目:旧モデルのクハ、サハシ、サロ。こちらは帯入り。サロの屋根は色挿しのみ、クハ、サハシは冷房とベンチレーターは除去して新モデル用部品を装着。旧モデルは屋根の処理をするだけで最新モデルと見分けがつきにくくなります。それだけ当時(元は1981年頃)の製品レベルが高かったと言えるでしょう。 ・6枚目:最新モデルのサロ。車番、所属(門ミフ)、等級(グリーン⇒1)標記の変更のみ。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース 2023年8月他ngt001675
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カニ22/カニ25
20系両用電源車で異彩を放つカニ22。実車については重量が重すぎて電動発電機(MG)を撤去したなどの話は有名です。所有する模型はカニ25も含めて5両。 【カニ22-2】 KATO 「10-367 さくら」セットにあるパンタ付きの登場時の姿。赤い後部標識円板を付けた1960~65年頃を再現しています。 【カニ22-51】 KATO 「10-367 さくら」セットからの加工品。実車は1960年に「はやぶさ」用として製造されたが、そのままでは「はやぶさ」に使えない(重量過大で熊本以南で速度制限)事が判明、「さくら」用に転用するも51番のみ「はやぶさ」(その他予備)用に使うため落成直後にMGを降ろします。ただし、これは仮撤去で元に戻す計画があったため、パンタはそのままでした。飾りと化したパンタですが、畳みっぱなしなので恐らく上がらなくなるなどの不具合があったのでしょう。土台を残してアームは撤去します。模型はこの状態だった1962~64年頃を再現したものです。実車ではこの時代の「はやぶさ」「みずほ」「あさかぜ」「はくつる」などの予備車として運用に入ったようです。なおパンタ土台も外すのは仮撤去⇒本撤去に方針が変更後の1965年です。 【カニ22-52】 KATO「10-1141 20系 さくら 長崎編成」セットのもの。屋根色の塗り分けや若干のウェザリングを実施。実車の側面のルーバーは0番台(日車製)が青色、50番台(日立製)が銀色なので、52番の本車両は銀色にしました。 設定年代は1965年以降とし、「さくら」「あかつき」「彗星」「あけぼの」「ゆうづる」に入れられるようにしています。 【カニ25】 唯一のTOMIX。なぜか20系⇒24系に寝返った車両ですがここに載せます。TOMIXのHGモデルというのもあって、勿体なくて目立った加工はしていません。製品は側面ルーバーがもともと銀色だったので、ちゃんとやるならカニ25-1(種車カニ22-53)の車番を貼ることになります。 【カニ22 旧製品】 KATOの20系でリニューアル品が出るかなり前の1984年頃にカニ21から改造したもの。はじめはパンタを載せていましたが、外してしまいました。車番はカニ22-1なのに側面ルーバーを銀にしてしまったのは間違い(笑) テール点灯加工もしましたが、ちょっと不調。中坊時代の作品として、このまま保存しています。
鉄道模型 Nゲージ KATO/TOMIXngt001675
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マロネ29 102
【実車について】 マロネ29 100番台は旧マロネ37400として1933年~1936年に製造された2等寝台車(現在のA寝台車に相当)。寝台はツーリストタイプで、下段が座席車のロングシート風のベットになっていた。1941年の称号改定でマロネ37、戦時中は座席車化されてマハ47、GHQの接収後の称号改定(1953年)でマロネ29となる。 戦後は本州、九州の各長距離急行列車の優等寝台車に使用され、1960年代半ばまで活躍した。 【この模型について】 日記にもご紹介したように、レボリューションファクトリーのブラスキットを組んだもの。妻面、デッキ部分はKATOオハ31、屋根、床下はGMオハ35、台車はKATOのTR73。 室内は仕切り板のみで寝台は設置していないが、自作のLED室内灯を装着した。 1960年頃3等制末期の九州急行に合うように塗色、標記(レタリング貼付)としている。
鉄道模型 Nゲージ レボリューションファクトリー 2020年8月ngt001675
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EF61(茶色)
2021年12月にKATOから2022年4~5月に発売予定との発表がされました。すでに改造機(KATO)、マイクロエースの製品を所有しており、KATO製を購入してしまうと出番が無くなると思われるので、アップしました。 ①KATO製改造 EF61-12 1986年にニコイチ改造で作成しました。ボディー&台車をEF65、動力ユニットをEF66、ともに1980年頃の旧製品を使用。ボディーはストレッチして更にシバサキ模型の改造用キットを使って側板張替え、前照灯のケースも同社のキットを使っていますが、点灯改造をしています。 旧製品のEF65はテールランプに半月状の標識板が表現されており、実車のEF65には年代的に殆ど縁がなく無用だったものの、茶色のEF61を作成するにはかえって好都合。 台車の軸距がEF65だと少し長く、車体全長もEF66並みで数ミリ長過ぎですが、EF65より確実に長くする必要があり雰囲気は十分です。 あまり知られていないようですが、1960年代前半の旧客の急行雲仙・西海や20系特急あさかぜ用(1961~63年)を仕立てるときに最適。 一時放置状態だったものの10年ほど前からメンテを再開し、O/Hしつつ一部最近のパーツに交換、ヘッドライトのLED化等整備を実施、現在も低速が利き好調です。 ②マイクロエース製(A3603 EF61-8) 2019年に中古で購入。何も弄っていませんが、改良品だけあって、そのままでもまぁまぁの佇まいです。テールランプも点灯するので、セノハチ補機に使えますが、もっぱら急行列車か20系上りあさかぜ用に使います。 (2022.1)
鉄道模型 Nゲージ KATOベース 不明ngt001675
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ナロ10
【実車について】 ナロ10形は1957年(昭和32年)から33両製造された、10系軽量客車の特別2等車(いわゆる特ロ⇒現グリーン車)。 特急「つばめ」「はと」用として青大将色で登場し(1~28番)、29~33番はブルトレになる前の初期「あさかぜ」用としてぶどう色で使用された。 その後は特急「はつかり」、九州方面の特急「かもめ」や急行「高千穂」「霧島」「雲仙」などに使用された。1966年から全車冷房化が開始され同時に形式が「オロ11」となった。 【この模型について】 個人的にも好きな形式でもあるので19両所有しています。実車の塗色バリエーションは用途別/年代別に6種類あり、そのうち「はつかり色」以外はすべてあります。完成品を色差しした程度からガッツリ塗り替えたもの、キット作成品とバラエティに富んでいます。 ① GMキット 青大将:時代設定は1957~1960年、特急「つばめ」「はと」用。中学生時代の作品ですが近年再塗装し、床下、台車ははKATO製現行品に交換しています。2両作成(1984年)。 ② KATO(完成品) 青大将:ほぼそのままですが、若干色差し等はしています。8両所有(2012~2020年)。 ③ KATO(塗り替え)ぶどう色+青帯(旧標記):時代設定は1957~1959年。特急「あさかぜ」用で1両作成(2018年)。 ④ GMキット ぶどう色2号+青帯:時代設定は1959~1961年。上物はGMですが①同様、下回りはKATO現行品。3両作成(2015年)。 ⑤ KATO(塗り替え)ぶどう色2号+淡緑帯:時代設定は1961~1964年。1両作成(2013年)。 ⑥ KATO(完成品) ぶどう色2号+淡緑帯:⑤と同色だが完成品でKATO特急「かもめ」後期編成より。2両所有( 2015年)。 ⑦ GMキット 青15号+淡緑帯:時代設定は1964~1967年。工法は①④と同じ。1両作成(2014年)。 ⑧ KATO(塗り替え)青15号+淡緑帯:「モノ日記」2021/1/3掲載品。⑦と同色だがKATO製品からの塗り替えで1両作成(2021年)。
鉄道模型 Nゲージ KATO/GMngt001675
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EF58 49
【実車について】 1953年日立製の旅客用電気機関車。当初は浜松機関区に配属されたが、1957年8月に東京機関区に転属、特急塗装(青大将塗装)となり、「つばめ」「はと」などの牽引にあたる。晩年は長岡運転所などに配属され、つらら切りなどが装着される。廃車は1981年2月。 【この模型について】 KATOの初期形大窓 茶3020-4の中古品がベース。青大将塗装の製品は製品化されているが、正面窓がオーソドックスな大窓+水切り付きが一切ない(大窓はヒサシ付か水切り無ししかない)為、制作した。時代設定は1958年頃、列車無線アンテナ撤去後をイメージ。一部手摺り、ワイパーなどを別パーツにしている。ワイパーは角度可変。正面ナンバーは埋めてレタリングに変更したのでスッキリして効果大。乗務員手摺りは49号機はメッキ磨き出しだったようなので、銀色(カラス口で縁取り)塗装で表現。ヘッドライトレンズはKATO 165系クモハ/クハ用。塗装はFARBEの淡緑5号、下部はMr.カラーの原色黄色でともにエアブラシ塗装。 2020年5月に青大将「つばめ」が再販、増結セット新規発売されたが、ナロ10が入った編成(1957年後半~)にEF58が水切り無しの仕様(1957年以前に多い)では時代設定が微妙に合わないので、こちらのほうがバランス的にはベターだと思われる。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース 2019年4月ngt001675
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153系非冷房車
【実車について】 1958年に登場した急行型電車。当初は91系の標記だったが、車両称号規定改正があり153系となった。新性能第一世代の101系、151系などと走行装置は共通である。準急「東海」に使用されたことから「東海型」とも呼ばれる。 東京~大阪間や伊豆方面、房総方面、山陽本線での準急、急行の他、京阪神地区では新快速に抜擢された事もある。1982年に引退。 【この模型について】 時代設定は1960~1970年代前半として、非冷房仕様とした。今ではマイクロエースから製品化しているが、1980年代はKATO製品のみで冷房付き仕様の為、当時は台座を含む冷房装置とベンチレーターの撤去、穴埋め、平滑仕上げを地道に行った後にGMのベンチレーターを千鳥状に接着していた。 KATO製で1985~87年頃に上記手法で仕上げたもの(クハの高運転台⇒GMの低運転台の顔面入れ替えを含む)、Nゲージ再開後の2013年頃に仕上げたKATO製(平滑屋根のアフターパーツからの仕上げ、サロ110⇒サロ153緑帯改造、新快速色からの色替え等を含む)、マイクロエース製(サロ110スカ色⇒サロ153青帯改造を含む)、GM製(サロ111⇒サロ153改造)と、さまざまな形態となってしまい、総勢25両を超える大所帯となっている。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース/マイクロエース/GM 不明ngt001675
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EF58 31 ①
【実車について】 1948年(昭和23年)東芝製の旅客用電気機関車。落成時はデッキ付き車体であったが、1954年(昭和29年)に同社にて改造され新車体となる。改装時はぶどう色ではなく、試験塗装で出場したことは有名。晩年は下関運転所に配属され、関西ブルトレ、団臨などを牽引している。1979年(昭和54年)10月廃車。 【この模型について】 KATOのEF58 後期形 大窓 ブルー(No.3020-1)の初期ロットモデルを中古品で購入して作成した。時代設定は1975年(昭和50年)頃をイメージして14系14形の寝台特急「あかつき」などに合うようにしている。 手摺り、フック類別パーツ化、ヘッドライトケース、ヨロイ戸、誘導員握り棒等、銀河モデル、レボなどの小物パーツと交換取付、先台車は旧車体時代の名残のあるEF58 小窓 茶(No.3055-1)用。ヘッドライト用LEDは高輝度電球色に交換。 塗装はFARBE青15号のみ、クリーム部分はマスキング。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース 2018年1月ngt001675
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EF58 35
【実車について】 1946年(昭和21年)から製造された旅客用電気機関車。31号機までは初期型として戦時仕様のデッキタイプの旧車体から新車体に換装した経緯があるが、35、36号機は初期車体で製造途中にドッジライン等の影響で発注停止となりデッドストック状態だったものを1952年(昭和27年)、新車体に変更して完成した。新EF58として登場した最初のグループとなる。車体は旧車体で出来上がっていたものを切り継いだ為、側面窓の位置、寸法、数がそれ以降のタイプと全く異なる。また、側面扉は旧車体用前面扉2両分を転用しており、窓寸法などが明らかに違うのがわかる。 35号機は終始上越線で活躍。1972年の新潟県植樹祭の際に、お召予備機として指定されたことがある。1975年頃にP型改造を受け、特急北陸などを牽引した。1981年廃車。 【この模型について】 同型2両のご紹介。 ①1987年にKATOのEF58ひさし付 一般色(No.3006-6、恐らく1985年ロット))をベースに改造した作品。時代設定は1972年のお召予備機指定時に整備された時を限定した。EF58型36号機と同様(作成時期はこちら35号機が先)に側面機械室窓の位置、個数変更、屋根機器の寸法変更を実施。お召整備で各所を銀塗装、磨き上げを再現した。ヒサシは当時のプラ整形の場合、角度がおかしかった(恐らく金型から抜く角度の都合)ので銀河モデルの真鍮パーツと付け替えている。側面扉の変更はしなかった。少々残念なのは、お召仕様しかも予備機の再現なので牽かせる客車が無い事(苦笑) お召1号編成の回送のようなものには使えるかもしれない。 ②2018年に中古で購入。No.3056「EF58 35 長岡運転所」(2009年ロット)でほぼ無加工でそのままの状態。①とは時代設定が異なり、EG化(客車への暖房供給方式をスチームから電気式に変更)された後なので、1975年頃以降の最晩年だと思われる。 ①は旧製品の改造(自分が高校生時代の作品)、②は最近製品化された新旧比較もしてみたが、製品の年代が全く違うので当然②のほうが仕上がりが良い。①と②は設定年代が異なるが、マイクロエースから①と同仕様のものが発売された。 #EF58 #お召 #変形機
鉄道模型 Nゲージ KATOngt001675
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EF58 60
【実車について】 1953年東芝製の旅客用電気機関車。日立製61号機と共にお召列車牽引用として発注されたもので、一般機と装備が多少異なる。浜松機関区に配属され、主に上りのお召列車を担当した。コンディション維持の目的で一般列車にも充当されたが、1967年に追突事故を起こした後にお召指定を解除された。廃車は1983年5月。 【この模型について】 KATOの初期形大窓 茶 No.3020-4の動力と、No.3050 EF58 60 お召予備機用ボディーの中古品がベース。製品化はされているが、1979年のお召予備機指定時(整備完了後)の設定であり、最晩年の形態&お召装備でそのままではあまり使い道がない為(別途新品は購入したが)、1960年代半ばから1977年の大窓+ビニロックフィルタ時代の仕様を作成した。もうこの時代はお召列車を牽引することはほどんどなかった為、過度な艶出しや装飾は極力排除し、日常使い込んでいる状態を再現した。 手摺り類一部とワイパーは別パーツ化。ワイパーは角度可変。前面窓は、小窓Hゴムから大窓化。水切りは位置が異なる(強化ワイパー変更の都合)ので、1mm程度下げた位置に作り直し。避雷器も初期タイプに変更。 塗装は透明のプライマーを塗装後にぶどう色2号⇒帯部(メッキ)も含めて艶消しクリア(半艶+フラットベースを調合)をエアブラシ塗装した。 以上により、急行「高千穂・桜島」「雲仙・西海」などの編成再現時にマッチする仕様となった。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース 2019年2月ngt001675
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オシ17 2(青大将色)
【実車について】 オシ17は1956年(昭和31年)から1961年(昭和36年)までに製造された食堂車。新製費用を削減するために、遊休状態となっていた、GHQ返還車両などの台枠を再利用しているが、車体は当時の最新技術といえる軽量構造で新製している。食堂は蛍光灯や固定窓など最先端の設備を誇るが、調理室は技術的な問題で電化されずに石炭レンジを採用している。 ブルトレになる前の寝台特急「あさかぜ」や特急「つばめ」「はと」にまずは投入され、オシ17-1~4は青大将塗装で落成している。その後、各長距離急行用として、戦前製食堂車に代わって増備された。1972年に急行「きたぐに」で使用中に火災を起こし、全車使用中止、廃車となった。 【この模型について】 KATO 青大将「はと」のセットにある1両。セットの車番はオシ17-4であったが、2両入手していたため、車番変更と屋根のウェザリングを実施。インレタでオシ17 2とし、GM半艶クリヤーでインレタを押さえた。屋根はプライマー塗装の後に、Mr.カラー「C137タイヤブラック」を砂吹き。塗装の厚みは、調理室煙突から進行方向後方数センチ>食堂上部>車体雨どい付近&煙突前方 のグラデーションになるようにしている。 食堂テーブルと椅子も塗装し、自作LED室内灯を取り付け。実車の青大将編成は屋根が銀色であるが、クリアで押さえていないので2~3ヶ月でグレーになってしまうことに加え、オシ17は石炭レンジによる煤が屋根に付着するので、1両だけ極端に屋根が汚れて見える事がある。今回はこれを再現した。
鉄道模型 KATO 不明 (中古購入)ngt001675
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EF65 541
【実車について】 1965(昭和40年)から製造された直流用電気機関車。 基本的には貨物用として設計されたが、500番台、1000番台は特急旅客/貨物用として専用機器の装備、塗装で登場した。 500番台のうち、寝台特急(ブルートレイン)用として製造されたものはP型とも呼ばれる。1965年から1978年まで、主に東京発着のブルートレインに使用されたのちは、貨物用として使用、全機JRへ継承されたが、現在は501号機が稼働するのみ。 【この模型について】 2020年に発売されたKATOのNo.3060-3 EF65 500番台 P形特急色(JR仕様)がベース。JR仕様を国鉄仕様にして、1975年前後の東京機関区所属時代の姿を再現した。基本的には小加工で、「JR」マークの削除、無線アンテナ撤去・穴埋め、避雷器変更、クイックヘッドマーク用磁石取付、屋根板塗装変更、誘導員ステップの色差しなど。ナンバーは541号機とした。P型はKATOではNo.3060-1ですでに製品化されているが、1次型(501~512)であり、本モデルの2次型とはテールランプ形状、誘導員手摺り長さなどが異なり顔つきの印象が違う。1970年代後半、ブルトレブームの時にこれに興味を持ったこともあり、KATOの現行バージョンで再現したい一両だった。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース IMON横浜店ngt001675
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マシ29 2
【実車について】 マシ29(0番台)は旧スシ37746~で1929~31年に製造された食堂車。このシリーズは型式改番や冷房有無等で複雑な構成となっているが、マシ29型となるのは1953年以降。0番台と100、200番台が存在するが、0番台は二重屋根が特徴。戦後は「つばめ」「はと」などにも連結された他、マシ29-2は長崎などの九州地区に配置され、急行「雲仙」などに使用、晩年は急行「玄海」用として京都向日町に配属、1968年まで使用された。特徴的な3軸台車を履いた戦前製食堂車としては最後まで生き残った一両である。 【この模型について】 レボリューションファクトリーのブラスキットを組んだもの。妻面はKATOオハ31、二重屋根と床板、内装の食堂テーブルはアルモデル(旧キングスホビー)、台車はKATO TR73にレボの部品を追加してTR74風にした。 自作室内灯を設置。 年代設定は1965年前後で「ぶどう2号」とし、向日町運転所在籍時(急行玄海用)の仕様とした(車体標記は「大ミハ」で代用)。
鉄道模型 不明 2020年5月ngt001675
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オロ61
【実車について】 1959年から1962年にかけて、オハ61形客車から改造されて誕生した特別二等(のちの一等、現グリーン)客車。 当時リクライニング機能を持つ特別二等車が好評で、ほぼすべての急行に連結されるよう準備がなされていたが、特に電気暖房付き車両が不足していた。しかし、既に国鉄は座席列車の電車化方針に舵を切っていたことから新製は出来ず、余剰気味のオハ61形普通客車を改造して誕生させた。1966年から屋根交換を伴う冷房化が実施されスロ62へと再改造、1968年に全車冷房化されこの形式は消滅した。 【この模型について】 ぶどう色と青の2両をご紹介。 ■ぶどう色 GMスロ62ベースの非冷房化した車体と、KATOスロ62用床下、台車を組み合わせて作成。塗装はぶどう色2号+グリーン帯で時代設定は1961年~1965年頃。作成時の様子は「モノ日記」: https://muuseo.com/ngt001675/diaries/5 https://muuseo.com/ngt001675/diaries/6 でも紹介済み。 ■青色 KATO No.10-1546 特別企画品 43系 急行「みちのく」の中の1両。青15号は1964年~1968年頃に見られた仕様。内装の色差し、室内灯(自作品)取付。
鉄道模型 Nゲージ 2020年8月 2019年ngt001675
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191系
【実車について】 191系電車は1973年に181系電車からの改造によって誕生した直流電気検測用試験車。種車は東海道・山陽用本線用車で余剰休車となっていたサハ180-5、モハシ180-11で、サハはM車として電装化され、2両一組で使用するため両車とも運転台は当時の標準である特急型風の高運転台となった。窓割り、出入扉などは一部が埋められた程度でオリジナルの箇所が多く残された。 塗装は当初青15号+クリーム1号であったが、後に事業用車の標準である青15号+黄色5号となった。廃車は1983年。 【この模型について】 自分が高校生時代の1988年頃に改造して作成しました。出来は良くありませんが、30年以上保管していたものを引っ張り出して、多少の整備を施し撮影したものです。 M車のクモヤ191はKATOモハ484の下回りとモハ181のボディから改造、クモヤ190は実車に近いモハシ150からの改造です。当時(今も)はモハシの完成品がある訳でも無いので、モハかサハのボディとモロかサロのボディを「2個1(ニコイチ)」にして改造し、「こだま」編成を再現していました(1985年頃)。その後シバサキ模型(のちのキングスホビー)からコンバージョンキットが発売され、入手、作成したので、玉突きで余剰となっていたものを191系に再改造しています。 架線試験用機器の詳細がよくわからず作成は困難だったので、雰囲気重視、微妙に未完成部分もありますが、扁平な前面や高運転台もかなり強引ながらカタチにはなりました。 作成後30年以上経過し、切り継いだ屋根が反ってきていています。また、当初はレールクリーニングカーとして使えないかと目論んでいましたが、結局やれずじまいでした。 出来栄え的にも車両の知名度的にもなかなか日の目を見ない作品ですが、この機会にアップしました。 レストアしつつ、未完成部分に手を付けようかとも思っています。
鉄道模型 Nゲージ KATOベース 1988年頃ngt001675