風はそよ吹き、はっかの香がただよっていた

温度計は、お昼の時点で35℃に届こうとしている。

家の中が暑くなってきたので、窓を全開にして外の空気を取り入れれば少しは気温が下がるだろう ………我が家には、クーラーがないのだ！

単純に、お金がないから買えないだけなのではあるが、無いにもかかわらずレンズは未だに増殖している。

先日、クラフトしたレンズが出来上がったので ………

縁側に腰掛けて、庭のスペアミントを撮影してみる。

思ってた以上のレンズ描写で、一人満足しているのである。

目指すは、香りの写るレンズ、ミントの香りが写るであろうか ………

空気、空間、雰囲気を、レンズに託したい ………

スペアミント、今が丁度花の見頃の時期を迎えている。

地味な花ではあるが、結構可愛らしい花である。白い小さな花で、めしべおしべがツンと突き出ているのも可愛い！！

昨年、花も終わり秋になって枯れてしまうまで、放置したおかげで種が拡散して、庭中スペアミントの群生になった。春先は、歩くだけでミントの香りを楽しめたが、今は、更に成長して80cm位だから、少しの風でも葉っぱ同士が擦れて、甘いミントの香りを運んでくれる。

何気に ………

「赤毛のアン」の「風はそよ吹き、はっかの香がただよっていた」

この一節を思い出した。

グリーンゲイブルズの戸口ならぬ、縁側の上がり口より ………

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