Olympus F.Zuiko 3.2cm F1.9 Nexカスタム化

コレクションのオリンパスペンを何台か紹介させて頂いた序でに、動かなくなった

オリンパス・ペンＤ から取り出した、 F.Zuiko 3.2cm F1.9 の NEXマウント化、奮闘記です。

オリンパスペンのレンを、オリンパスのデジカメで使いたいと思って、分解したのはいいのですが、M4/3のフランジバックが19.3mm、片や、ペンDのフランジバックは14mm、マウントの中に入込んでも無限大は出ませんでした。

先日、片付けしていたら、このレンズが出てきたので、Nexのカメラに当てがってみたら、無限大が出るではありませんか、当初の目的ではないですが、デジカメでかつての「プロ仕様のペン」ペンシリーズの高級レンズが使えるならと、カスタム化を決行しました。

ハーフサイズのカメラのレンズ、外径が小さいので、マウントアダプターの中にレンズが沈胴しています。撮像素子まで0.8mm、接着剤をどんなに薄く塗っても、0.1mmたった0.1mmで無限大が出なくなりました。

オリンパス・ペンD、1.5mmのヘリコイドの移動で、80cm〜∞までピントを合わせるのですから凄い技術力です。つまり、マウントを切削するのに、1/100ミリ単位で切削しないと、無限大は愚か平面が出ないで片ボケになってしまうと言うことです。

最終的には、アルミ溶接（正確には、銀ロウ付け）して再研磨しました。

ヘリコイドも加工序でに、2mm移動できるようにしたら40cm〜∞まで、ピント範囲が広がりました。オリジナルの爪付きヘリコイド、操作感はPen Dそのものです。

制作には困難を極めましたが、結構、自己満足をしています。

趣味とかコレクションは、自己満足の極みかな…

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