復刻 ブルマァク ミニ怪獣シリーズ アリブンタ

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今日はアリブンタの「色」について話そうと思う。
ご覧の通り、アリブンタはカラフルな超獣だ。
成型色のパープル、頭部の鮮やかな赤、複眼のエメラルドグリーン、腹部を彩る山吹色、突起部分の白など多彩なカラーリングだ。
私のポリシーである「怪獣は色が多くてトゲトゲしてる方がかっこい」であるが、アリブンタがまさしくそれだ。
毒を持っていたり危険な動植物は決まって体色が派手になる警告色というものがあるが、普通の怪獣と一味違うということが超獣のカラフルさの理由なのかもしれない。
だが、派手な色のイメージが強い他の超獣と比べてもアリブンタには色が多いのがわかる。「色」の超獣といっても過言ではない。

色の超獣アリブンタ。
その特徴である色を取ってしまった場合、果たしてアリブンタはアリブンタとしていられるのか??
その疑問を解決するのが今回の復刻版ブルマァクのミニアリブンタだ。

結論から言うと、色が単色でもアリブンタはアリブンタなのである。
今回のアリブンタは基本的にピンクの成型色で、その上から腹部に赤を吹いただけの暖色系被せ、ほぼ単色ブンタだ。
だが、見ての通りこれは正真正銘のアリブンタに違いない。
そう。突起の多い、バランスのとれたシルエットこそアリブンタ最大の特徴なのだ。
カラーリングはアリブンタの魅力を彩る一要素だっただけで、カラーリングを省いても独自の存在感を出せるのである。

さて、今回のアリブンタを観ると本当に目立つ。目立ちすぎる色合いだ。
なんかもういやらしいぐらいのピンク!
造形も複雑なディテールも細かく造形されている。背中のイボイボや頭部のハートがとてもリアルに作られている。
目は黒での筆入れだけだが、これもまた味があってかわいい。
口から生えたシルバーの二本の牙も魅力的だ。

複雑なデザイン故に型抜きの観点から商品化を敬遠されただろうが、発売せざるを得なかったことから、やはりアリブンタは昔から大人気だったに違いない。

色が多くてトゲトゲで子供達に大人気、さらに目を変えればかわいい表情も見せるアリブンタこそ地方公共団体がゆるキャラ製作において注目するべきモデルの一つに違いないのだ!

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