ベアモデル ノーバ スタンダードサイズ 平成物

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地球侵略を企むブラック指令が、“悪魔の惑星”ブラックスターから呼び寄せた10体目の円盤生物、ノーバ。
おゝとりゲン(ウルトラマンレオ)を兄のように慕う少年・梅田トオルに取り憑いたこの円盤生物は、肉親がいないトオルの心の隙間に入り込み、彼の精神を支配して、赤い猛毒ガス(これを浴びると人間は凶暴になってしまう)を撒き散らす為のサポートをさせます。姿かたちは愛らしいてるてる坊主そのままなれど、人間の心の弱さにつけこむやり口のえげつなさは異次元人ヤプールにも匹敵する悪辣さで、トラウマに近いインパクトがありましたね。“赤い雨”の中でレオと戦っているバトルシチュエーションの、悪夢のような映像美も忘れられません。

画像は平成19年(2007年)に発売された、ベアモデル製スタンダードサイズソフビのノーバです。
パーツ数は全部で四つで、見た目がシンプルなノーバの持ち味を壊さない構成となっています。その代わりムチと鎌状の両腕を広げた、動きのある造形は何ともいえない迫力があり、ユーモラスなビジュアルの中に秘められたノーバの“狂気”を見事に表現しています。
成型色はもちろん赤。ただ、設定通りの赤一色だと味気無いものになるので、ライトグレーとイエローのスプレー色でレトロソフビっぽさを演出。コスチュームの皺に沿って入ったこの色彩が、まるでムンクの『叫び』に描かれている赤い空のような不穏な雰囲気を醸し出していて、キャラクターに上手くハマった彩色となっています。(そういえば、このベアモデル版ノーバの顔もどことなく『叫び』っぽい)

#ウルトラマンレオ #ベアモデル #円谷プロ #円盤生物 #怪獣 #ソフビ

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