M1号 ヒッポリト星人 未塗装 スタンダードサイズ 平成物

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自らを「宇宙で一番強い生き物」と豪語する宇宙人と超獣の中間生物、ヒッポリト星人。
レギュラーの敵、異次元人ヤプール退場後の第26・27話の前後編を大いに盛り上げた強豪キャラクターですね。第13・14話の「ゴルゴダ星編」でウルトラ4兄弟(ゾフィー・マン・セブン・新マン)を十字架に磔にしたヤプールの悪辣さもかなりのものでしたが、更にその上を行く、ウルトラ5兄弟全員をブロンズ像に変えてしまったヒッポリト星人のインパクトはまさにトラウマ級でした。後編で、救援に駆け付けたウルトラの父が自らの命と引き換えにA(エース)を復活させ、結果的には兄弟たちは救われますが...、ブロンズ像にされたウルトラ5兄弟が夕陽に照らされたところで終わってしまう前編は、当時、リアルタイムで視聴していた子供たちには絶望しかありませんでした...
世代人には忘れられない、ウルトラシリーズ敵キャラクターの一体です。

そんなヒッポリト星人を、平成17年(2005年)にブルマァクタイプでソフビ化したのがM1号です。
M1号としてはこれが初となる『ウルトラマンA(エース)』モノですが、しっかりと作り込んだ造形、“彩色マイスター”M1号の真価が発揮された超絶彩色で、ソフビファン、コレクターの評判もかなり良かった一体です。ただ、補完ソフビというものにある種のノスタルジアを求めてしまう私としては、懲り過ぎた仕上がりに逆にちょっと違和感を覚えました。ブルマァク超獣と並べた時にどうしても“浮いて”しまうんですね。もう少し力の抜けた造形で、彩色ももう少しあっさりした感じでも良かったかな、と思います。
画像は数年前に安く入手した、2期赤成型の未塗装タイプのもの。こうしてみると、造形的にはやはりレトロタイプとしては作り込み過ぎの感はあるものの、着ぐるみよりもややシャープに仕上げたフォルムはちょっと「ブルマァクの名匠」の作風を彷彿させるところがありますね。いつかこれにブルマァク当時風の彩色を施してやろうと企んでいます。

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