B-CLUB ブルマァク復刻版 アストロモンス スタンダードサイズ 平成物

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東光太郎が東京湾の埋立地に植えたチグリスフラワーの球根が成長し、怪獣化したアストロモンス。
番組プロデューサーにして、怪獣デザインも手掛けていた熊谷健氏がデザインした怪獣ですが、それまでのウルトラシリーズに登場した人気怪獣の意匠(アーストロンやブラックキングを髣髴させる湾曲した一本角、グドンを髣髴させる右手のムチ)と、かつて自身がデザインしたベムスターのアイデアを“花弁”という形で焼き直しして盛り込んだ怪獣ですね。
個人的に興味深いのは、アストロモンスの耳の辺りにやはり熊谷氏がデザインを手掛けたムルチを思わせるヒレのようなものあるんですが、これはアストロモンスの役割が「怪獣の復権」だったことを考えますと、前作『ウルトラマンA』で超獣ドラゴリーにムルチが惨殺されたことへの“意趣返し”の意味が込められているようにも感じるのですが、それは考え過ぎでしょうか?

そんなアストロモンスの、B-CLUB製ブルマァク復刻版のソフビ。
こちらもいわゆる幻11体シリーズ(ブルマァク時代に金型まで作られながらお蔵入りになっていた未発売のソフビ群)の一体で、2002年11月に発売されました。
良い造形ですね。この怪獣はキングザウルスシリーズやバンダイウルトラ怪獣シリーズでもソフビ化されていますが、それらにも引けを取らないというか、むしろこちらのほうが大きい分、怪獣ソフビとしての存在感では上という気がします。精緻な造形とおもちゃとしてのデフォルメが上手く共存している絶妙なバランス・・・、ブルマァクの名匠ならではの手堅い仕事です。

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