リコー 999

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工業デザイナー「レイモンド・ローウィ」のデザイン。リコー999のOEM機。両機は、デザインだけでなくカメラの性能も当時の水準を超え50mm標準レンズの他に35mm広角、100mm中焦点レンズもラインナップ。ハイアマチュア層のため国内価格33.800円(標準レンズ付)とレンズシャッターカメラとしては高額の価格帯に設定されている。
銀河鉄道999とは関係無いようです。こちらのカメラの方が古い。

リコー全機種リストより抜粋
このカメラの開発でもっとも困難だったのは米国の有力デザイナー”レイモンド・ローウィ”によるスタイリングを満足させることだった。在来のカメラの外装レイアウトではデザインスケッチのようにはならないため、カメラボディの前面全部をカメラではほぼ使われないアルミのスタンピングを採用することになった。 結果としてそれまでの日本製カメラからは想像できない新しい顔のカメラになった。
 ビハインドシャッターシステムでレンズ交換。この機能で追針式露出計連動は日本で最初など、高度なカメラとしての機能を揃えた。 シャッターはセイコーシャがその頃完成したSLVタイプの#"0"を採用した。フィルム枚数カウンターは裏蓋に設置するなどメカの基本レイアウトについてもデザインの影響を受けている 。

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