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- 文部省圖書發行許可證 十種のうち八種
文部省圖書發行許可證 十種のうち八種
文部省が発行する教科書の検定証紙であり、売価は二厘だった。初め、修身掛図（オレンジ）、修身書（灰）、尋常読本（赤）、高等読本（紫）、尋常手本（青）、高等手本（緑）、歴史書（セピア）、地理書（茶）の八種の発行が告示されたが、後に濃緑の算術書、濃紫の図画用の二種が遅れて告示された。
画像上段目左より修身掛図、修身書、尋常読本、高等読本、写真下段左より尋常手本、歴史書、地理書、算術書。高等手本（緑）、図画用（濃紫）も所持しているが教科書に貼り付けられた状態なので別に紹介する。
修身掛図用はかなり珍しいようで8000円の評価がつけられている。
尋常読本（赤）は1910年5月14日に共通用として転用されたため残存枚数が多い。
https://www.npb.go.jp/ja/museum/publication/pdf/news48.pdf
リンク先の五ページ目で紹介されている。
tomonakaazu
2023/11/05 - 編集済みこの頃から、地球儀の上にかかげられた国旗が愛国的になってゆくのは、日露戦争へとつながる当時の雰囲気でしょうか。
それ以前の、明治初期の切手のほうが精巧に出来ていたのも興味ぶかいです。
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印紙類蒐集館
2023/11/06この証紙は売価が1枚あたり2厘というごく低額なものであったのであまり丁寧につくられなかったのかも知れませんね。
これが大正、昭和期になると教科書に黒色で直接刷り込まれるかたちとなり、さらに簡素化されていきます。https://muuseo.com/carow151852/items/488
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