Love Songs From South of the Border / The 50 Guitars of Tommy Garett

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 前作での私の願いが通じて(^^ゞラテンに戻ってまいりました。えっ?後出しだから何とでもいえる?いえいえ、「Return To Paradise」を手に入れて聞き終わった後、本当にそう思ったんですよ。で、結構買い進めてから、順番に並べ替えてみると、うまい具合にはまったという次第です。
 50ギターズを聞き続けてみると、いくつかの好もしい変化球はありますが、やはり「国境の南」路線が一番しっくり来るのです。今までにお届けした中で言うと、マリア・エレナやエスパーニャのような作品ですね。安心して豊かな弦の音に浸れるのです。このアルバムも同じで、音が流れている間、何も考えずにその世界にプカプカと浮いていられます。例によってトミーさんの速弾きが聴けたりもしますが、やはりトータルな弦の響きとパーカッションが50ギターズの最大の売りでありましょう。
 彼らを集めるようになってだんだんわかってきたのですが、50ギターズはアメリカ本国でやはり結構人気があったようです。いや、これはWEBで調べたとか、ブログに書いてあったとか言うことではなく、集めていった過程での実感です。それでなければ10年以上にわたって20枚を超すアルバムが出されるはずはないのですが、それ以外に彼らにはベスト盤が沢山あるのです。で、それをオリジナルだと思って買ってしまったバカがいるわけですがね。「あたしだよ」と、人のギャグを使ってしまいました(^^ゞ話を戻して、ベストと行ってもリバティから出たのもあるのですが、会員制で家庭向きの音楽を編集して届けていたいわゆる「レコード・クラブ」から、の依頼でリバティが出していた盤が結構あります。これが新しいタイトルつけて、ジャケットも新しくして出てるのでインターネットで見つけたらオリジナルと見分けが付かないのです。一応、自分で調べた「アルバム・リスト」を持っていて、それで探していたのですが、50ギターズは70年代後半から80年代にはレコード会社も変わって出され続けているので、そこがリストに仕切れず、買ってみるしかないと言う状態でした。
そう、50ギターズは80年代になっても出続けているのです。20年間です。これも「人気があった」の理由の一つにはなるでしょう。
 ということで、今回で10枚目ではあるのですが、旅はまだ続くのであります。

Side A
01 Spanish Eyes
02 Always In My Heart
03 Piel Canela
04 La Comparsa
05 Yours(Quiereme Mucho)
06 Sabor A Mi(Be True To Me)

Side B
01 La Golondrina
02 Siboney
03 La Malaguena(Son Huasteco)
04 Time Was(Duerme)
05 Tender Moments(Tiernos Momentos)
06 Perhaps,Perhaps,Perhaps(Quizas,Quizas,Quizas)

1966 / Liberty Records (LSS-14035)

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