The Electric 12 / The Bandits

0

バンディツなんて聴いた事もないバンドでしょうが、アルバムのタイトルにあるように、エレキ12絃(リッケンバッカー)を使ったインスト・バンドです。そのリードは誰あろう、(もったいぶるな>俺) #グレン・キャンベル であります。リードはすべてグレンですが、その他のメンバーには2パターンあって、1,3,6,10,12の5曲は、 #デビッド・ゲイツ (ギター)、レイ・ジョンソン(エレピ)、 #ジェリー・コルブラック (ベース)トマス・ギリアム(ドラム)というメンバー。残る7曲は #ジェリー・コルブラック (ギター)、ラッセル・ブリッジズ(エレピ)、 #ラリー・ネクテル (ベース)、 #ハル・ブレイン (ドラム)となっています。ラッセル・ブリッジズというのは #リオン・ラッセル の本名です。
 リッケン・バッカーの12絃と言えば、ビートルズが初期に使ってましたよね。高音のペラペラ感(わかります?)に特徴のあるギターです。アコースティック12絃と比べると5・6絃(3絃)がユニゾンの絃を張っているので、音に広がりがないのが弱点ですが、私は「A Hard Day's Night」などで慣れ親しんだ音なのであまり違和感はありません。とにかくアルバム1枚分、グレンのギターが炸裂しているので、それだけで満足している私です。私のお気に入りは先ほどの「A Hard Day's Night」にあった、「And I Love Her」。レオンのエレピが豊かな音です。もう一つはバーズの「You Won't Have To Cry」。低音部を使ったギターの音に迫力があります。また、3曲目のグレンのオリジナル「Bandito」も、彼らしいアグレッシブなプレイが楽しめます。

A Side
01 I Feel Fine
02 Downtown
03 Bandito
04 And I Love Her
05 Baby What You Want Me To Do
06 The Girl From Ipanema

Side B
01 Memphis
02 Where Did Our Love Go
03 Only The Young
04 You Won't Have To Cry
05 Cathy's Clown
06 White Silver Sand

Default