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テナガパイプヨウラク
パイプヨウラクやエントツヨウラクの仲間(単系統性はあやしい)は、名前の通り殻に謎の"筒"が形成されます。特に本種の筒は「テナガ」と言っている通りかなり立派なもので、肩から斜めに生えた筒は殻頂を越すほどの長さになりえます(手なのかパイプなのかブレブレな和名ですね…)。ただしこの筒は下側に向かって反っている場合が多く、そうするとケースに入れる時に横向きにしなければならない格好になります。
見た目的には面白いですが、サイズは2cm程度しかありません。色はこの個体はかなり褐色部分が多いですが、もっと白っぽかったり、逆にパイプ部分だけ黒かったりなど、変異は意外と多いです。
ちなみにパイプは縦張肋毎に形成されます。1本しかないことが殆どですがこれは古いものが欠損しただけで、2本以上残っているものも勿論あります。欠けても平気なら、尚更なんのための構造なのか…