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アバラツブリボラ(仮称)
入手時のラベルではエレナツブリボラ(V. elenensis)とされていましたが、多分こちらの種ですね。 ruthaeのほうは記載されたのが比較的最近で、やや混同されているようです。
アクキガイ超科 2021/4 62mmWiwaximaminashi
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スミレアンボイナ
単にアンボイナの若いものかと思っていたのですが、海外の図鑑を見たところ別種みたいです。 アンボイナの幼貝はもっと肩がはり、ほぼ直角になる印象。本種は肩部は丸みを帯び、地色が紅色です。小型ですが成貝のようです。 流通量的には少ないと思われます。中央太平洋に分布。 twitterで教えていただきましたが、和名はスミレアンボイナと言うそうです。
アンボイナ 2020春 35mmWiwaximaminashi
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ツヤスジボラ
ニューカレドニアのスジボラ類 マイナーなこともあり、流通は少ないです。
スジボラ 2019 デリシオーサボラWiwaximaminashi
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ボカシマクラ
ニクイロビナ系に近いと思われる種ですが、非常に特徴的な模様を持ちます。 この手の種はやや流通が少ない気がします。
マクラガイ 1000円程 2020初頭Wiwaximaminashi
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ポッペビナ(ポッペマクラ)(仮称)
2008年に記載されたばかりの種です。O.aliguayensisという異名が2005年に付いているのですが、何故かこちらの名前が使われています。 この見た目のマクラガイにしては意外なことに、深場の種なようです。 この個体では少ないですが、縫合や、個体によっては体層全面に稲妻模様が出ます。
2018 39mm Oliva (Recourtoliva) poppeiWiwaximaminashi
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*ワタゾコハスジマイグチ
かなりの深度に生息するようで、この個体は400〜500m深からです。この属に分類される種は深海性ながら大型の種が多いようで、このような白っぽい殻は共通ですが、殻の概形はかなり種による差が大きいです。
2021/2 58mm Leucosyrinx pyramidalisWiwaximaminashi
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アメリカツブリボラ
名前の通り、アメリカ大陸付近の"ツブリボラ"類です。大西洋側の種ですが、縦張肋が120度おきだったりと、太平洋の種に近い印象です。 あまり大きくはならない種のようですが、老成すると太めの色帯のような模様が出たりします。
2020/12 30mm Murex (Vokesimurex) rubidusWiwaximaminashi
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テナガパイプヨウラク
パイプヨウラクやエントツヨウラクの仲間(単系統性はあやしい)は、名前の通り殻に謎の"筒"が形成されます。特に本種の筒は「テナガ」と言っている通りかなり立派なもので、肩から斜めに生えた筒は殻頂を越すほどの長さになりえます(手なのかパイプなのかブレブレな和名ですね…)。ただしこの筒は下側に向かって反っている場合が多く、そうするとケースに入れる時に横向きにしなければならない格好になります。 見た目的には面白いですが、サイズは2cm程度しかありません。色はこの個体はかなり褐色部分が多いですが、もっと白っぽかったり、逆にパイプ部分だけ黒かったりなど、変異は意外と多いです。 ちなみにパイプは縦張肋毎に形成されます。1本しかないことが殆どですがこれは古いものが欠損しただけで、2本以上残っているものも勿論あります。欠けても平気なら、尚更なんのための構造なのか…
2019 22mm Typhinellus occlususWiwaximaminashi
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ニヨリモロッコボラ
正直、モロッコボラにはあまり似ていませんね。 どちらかと言うと、ガネサボラの横幅を広げたような見た目をしています。 色は通常濃いめで、老成したものでは殻口上部が高くなって正面からは螺塔が見えないようなものも多いです。
ハッカイボラ属 2019 Cymbium pachyusWiwaximaminashi
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オキナハッカイボラ
ハッカイボラに似ますが、稜線が窄まるために縫合部分は広いながら溝状になります。色が茶色っぽいことが多いです。また、状態の良いものはこのように殻全体が滑層に覆われます。 若いうちはソーセージ型なのですが、老成するに従って殻口の下側が広がる傾向にあるのか、大型のものではこのようにコットンボラ的な殻口の形状の個体が出てきます。 ちなみに学名のcucumisは英語で言うとcucumber。
ハッカイボラ属 Cymbium cucumisWiwaximaminashi
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ヒロハッカイボラ
ニヨリモロッコボラとハッカイボラの中間のような種。というか、小型のものしかはっきりした個体がなく、10cm程度の本種とされている個体は殆どが見た目的にほぼハッカイボラかニヨリモロッコボラなので、実体がよくわからない種です。
ハッカイボラ属 25€ 2019/10Wiwaximaminashi
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カリオカイモ
分布が全く違いますが、ミズヒキイモに異国情緒をもたせたような印象です。整った形、美しい赤色、しっかりした色帯など、イモガイの魅力がよく出ている種だと思います。 C.sandari cariacaとされることも多く、実際C.sandariとの違いは良くわかりません。海外の詳しいサイトによると、「ブラジル産の大型で特徴的なオレンジ色の模様を持つフォーム」だそうです。
1000円程 2019秋 45mmWiwaximaminashi
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カンゼミズイモ(仮称)
学名からして紛らわしいのですが、和名で「クレンチイモ」という種は記載者の名前から付けられています。しかし、仕方ありませんが本種がクレンチイモの名でよばれていることもよくあります。 国内流通は少なく、海外では約5000円〜で流通しています。模様が綺麗なので西洋でも人気なようで、なかなか国内に入ってこないのでしょう。 C.lemniscatus (f.)clenchiとすることが多いようです。
2000円程 2019秋 46mmWiwaximaminashi
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ホウオウイモ[05](白)
珍しい完白色個体。
2018冬 オルビニイモ Conus orbignyiWiwaximaminashi
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モルッカイモ
老成すると外唇が発達するのが特徴的。 やや珍しい貝ですが、変異が多くて面白いです。 国内にもいることはいて、沖縄などでごくごく稀に拾えることもあるとか。
1500〜2500円 2019春〜2020初 Conus moluccensisWiwaximaminashi