- Shimomotoyama3 Museum
- 5F 自然史(鉱物・化石標本)
- オオルリオサムシ(Carabus(Acoptolabrus) gehini)の標本
オオルリオサムシ(Carabus(Acoptolabrus) gehini)の標本
【年代】
1989
【産地など】
北海道千歳市支笏湖
【解析】
北海道の固有オサムシであるオオルリオサムシ(Carabus(Acoptolabrus) gehini)支笏湖亜種の標本。
オサムシは漫画家の手塚治虫がペンネームの由来にしたくらいには愛好家の多い虫で、特に本種及び長崎県対馬に生息するツシマカブリモドキ(Carabus fruhstorferi Roeschke)は国産オサムシ科では最も美しいと言われる。
肉食性の地表徘徊昆虫で、幼虫も成虫もミミズやイモムシなどを好んで摂食する。
なお、幼虫の造形は三葉虫に似ている。
この標本は36年前に採集されたものだが、前翅(エリトラ)の緑の光沢は全く色褪せていない。