縄文人のフィギュア

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【年代】
現代
【産地など】
日本

【解説】
国立科学博物館限定のガシャポンフィギュア。海洋堂制作。
同館に展示されている縄文人男性の復元像を、若干チープながらも再現している。

縄文人は日本史において独特な人々で、現代の平均的な本州日本人とかなり異なる特徴を持つ。
最新のゲノム分析から、縄文人はアンダマン諸島に分布する狩猟民や、タイ奥地に住むマニ族という先住民に遺伝系統が近く、またホアビニアン文化と呼ばれる東南アジアの古代人とゲノムの特徴がほぼ完全に一致することが判明している。

身体的な特徴としては、
・身長が低く、体脂肪値や血糖値を高めやすい。
・感染症に弱い一方で、アレルギー傾向は少ない。
・上顎前歯の裏側が平型。
・顔高・眼窩高が低く、前頭骨・鼻骨が矢状方向に発達する。
などがある。

沖縄人や北海道アイヌは遺伝的にはかなり縄文人に近く、特に北海道アイヌに関しては、骨格を比較した解剖学者から縄文人そのものと考えられていた。
現代では「そのもの」では無いにしろ、遺伝的にも非常に近い存在の事は変わりないという結論が出ている。

本州日本人においてもゲノム中の縄文人由来遺伝子の割合に地域差が存在し、東北各県・北関東・島根県・南九州では縄文人度が高く、逆に近畿・四国では縄文人度が低い事も最近判明している。

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