ゴジラはまじめに探すとこうなる。

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ゴジラサウルス・クエイイ(Gjirasaurus/quayi)

 命名者であるケネス・カーペンター博士は映画の発音が『ガッヅィーラ』に近い『Godzilla』を採用せず、日本語の発音を尊重し、これに合わせて学名とした。
これは彼が幼少期を日本で暮らし、母に連れられて観に行ったゴジラの影響が強いのでしょういね。
彼が恐竜学を目指したのはその頃からの怪獣好きが昂じてのものだと本人が語っている。
この恐竜はコエロフィシス科に属する中型の肉食恐竜で、中生代三畳紀の北アメリカで発見された多くの骨格の一部から1997年にケネス博士により新種として命名された。
獣脚類としては小型の部類だが、コエロフィシスとしては中型といえるだろう。現在はこの一種のみ。
発見された個体は腰椎の融合が完全ではなく、まだ亜成体であるが、推定全長5.5メートルとされる。
ゴジラサウルスは当方のゴジラ・シリーズのVSものとして作成された1991年の『ゴジラVSキングギドラ』の中で放射能の影響を受けてゴジラ化する架空の恐竜として登場する。
フォルムはコエロフィシスの骨格を参照に肉付けし、原始的小型獣脚類として描いた。(5.5メートルはこの種としてはむしろ中型)
最終的に体長が100メートルを軽く超えたゴジラからすれば実にスマートだけれど、先生、新種の可能性のある肉食恐竜の化石の発見に『チャンス!』と思ったんだろうね、きっと。

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    kerberos-MG34

    2023/08/12

    お久しぶりです。

    アメリカ版の最初のゴジラは線が細過ぎと
    いう印象が強かったですが、
    こちらを見るとあの解釈も有りだったんだな
    と今なら思えますね。

    日本人の中だと既にマッシブなイメージが
    確立されていた故の違和感だったんでしょうね。

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