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Conchoraptor オヴィラプトル科の弟分
コンコラプトル オヴィラプトルと同じく口の中に堅い突起があり、堅いものを噛み砕く力を持っていた。そのため、オヴィラプトルは発見された場所が巣の上だったため、卵を盗んでいたのだと考えられ、卵泥棒という短絡的な名前を付けられた。
しかし、実際は自分の巣の上で卵を守っていたのだという説が現在では説得力があり、『卵泥棒』という不名誉な名前は撤回されるべきと思うが、学者って頑固だから後先考えないで名前付けといて、以後の展開には知らん顔してしまう。
で、この先生は頭骨を見ればインゲニアとオヴィラプトルの中間のようなフォルムであり、オヴィラプトル科に組み入れられている。
鶏冠の痕跡はなく、オヴィラプトルより小型(1.5m程度)であるため、幼体ではないかとの主張もされたが、その後骨格構成、新たな分析等により、現在では固有種であるとされる。
この恐竜は鼻腔(鼻の穴)が嘴の上部にあることから『水の中に嘴を突っ込んで貝を漁って食べていたんだろう』って言うことになり、ンじゃ、オヴィラプトルが『卵泥棒』だから、こっちは『貝泥棒』にしようってことになったとしか考えられない。
でもさ、もともとConchoって言う属名はギリシャ語のkonkhèからきていて、こっちは『ムール貝』を意味している。
ムール貝って嘴を水中や砂地に差し込んで漁るものではない。干潟の岩場に集団でくっついているのが正しい生態だ。今は船底とか岸壁とかの人工物にもつくけど、昔から潮が引いた岩場を捜して食べるものだ。強そうな下顎の形もびっしりと岩に付いた貝を削って食べるのに適しているように思う。鼻腔の位置からだけで『あっちが卵だからこいつは貝でいい』って言うのはあんまり乱暴だよね。
ましてウィキなんかを見ると巻貝泥棒って訳になってる。巻貝なんてやっぱり砂の中にはいないよね。てか、ムール貝を巻貝だと思っておるのかしらん。
2018年10月にリメイク その際ファイルをtifからpngに軽量化した。
4000×2000pix 3.73MB 350dpi
ライセンス販売 Adobestock pixta 図録を想定した描き方をしたもの。