カルロス・クライバー/ グスタフ・マーラー”大地の歌

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正式名称はハンス・ベトゲの「中国の笛」によるテノール、アルト独唱、及びオーケストラのための交響曲

このCDはモノラルです。1967年のウィーン芸術週間のマーラーチクルス(全曲特集)で『大地の歌』を担当した若き日のカルロス・クライバーがウィーン交響楽団を振ったライヴ録音です。1967年のモノラルですから音的にはいいですが、やはりレンジが狭い。でも僕が気に入っているのはこの曲の着想とモノクロームの墨絵の世界重なるからです。NOVA ERAという会社が出しているものですが、生前のクライバー本人の了承を得ているとは思えませんけど…
残念なのは、なぜ、これがウイーンフィルでなくウィーンSOとの共演であったのか、若手であったクライバーとの折り合いなのかな。ご承知のようにウィーンフィルハーモニー管弦楽団という楽団自体はベルリンフィルのように常駐している楽団ではありません。ウィーン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペッレ)の有志が集い、自分たちの楽団をその都度編成するのが設立時のモチベーションですよね。楽劇やオペラの基礎を支える奏法に長けています。ウィーンフィルで聴きたかったなぁ、
1967年ならそこそこのステレオ録音になったはずですね。

LOGでこの作品の全楽章の自分なりの無責任だ感想を書いています。

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