長野県茅野市金沢 金鶏鉱山 含クロム白雲母・セリウムフローレンス石付き日本式双晶クラスター

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これだけ長い名前になると読みにくいでしょうか?(笑)

武田信玄の資金源=隠し金山の一つ、金鶏鉱山。戦国〜第二次世界大戦後まで開発されていた鉱山です。近年では、クロムの影響で緑色になった雲母付きの母岩に、細かく細い水晶が生えたものが沢山採られました。

こちらはヤフオクで500円で入手したもので、安価ながら日本式双晶が確認できます。これだけであればサンプル程度の標本なのですが、入手から3年後の2023年12月、その端にピンク色の鉱物がついているのを発見しました。

このピンク色の正体は、セリウムフローレンス石(CeAl₃(PO₄)₂)(OH)₆です。
アルミニウム燐酸塩鉱物で稀産鉱物らしく、単品で数千円以上する場合も。ルーペサイズではありますが、まさかの共生標本でした。

思わぬ収穫だったことに気がついて良かったです。

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