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- 2F 昭和のレコード 洋楽編
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ALCATRAZZ 「ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール」
元レインボーのグラハム・ボネット率いる「アルカトラス」の1stアルバムですが
それよりもイングヴェイ・マルムスティーンが
世に出たアルバムといったほうが良いかもしれません
私がイングヴェイのギターを初めて聞いた頃は
もう既にアルカトラスにはスティーブ・ヴァイがいて
イングヴェイは自分のバンド、ライジングフォースを率いてレコードを出していました。
でも私が最初に聴いたのはこのアルカトラス時代の
「ヒロシマ・モナムール」のライヴ映像でした。
1984年の来日ライヴ映像で後から考えれば
アクションやパフォーマンスはグラハムが在籍したレインボーの
リッチーブラックモアそっくりでしたね(苦笑)
でもそのプレイは正に「元祖・速弾き王」で
「ええええええ~!どうやって弾いているの???くっそカッコいい!!!」と
一瞬で夢中になりました。
で、それからライジングフォースになTってからのイングヴェイのレコードも
聴きまくって身の程知らずにコピーしようとするのですが
「全く」弾けませんでした(笑)
いや、才能なくてよかったのです。
なまじっかこんなに自由に弾くことができたら
人生踏み外します(笑)上手いだけじゃ食っていけない世界ですし…
まぁそんなことはともかく
比較的ポップなA-1から、まんまレインボーなA-3
広島人としてはこれを題材とされると少し複雑なのですが
それはさておいても名曲であるには間違いない
A-4・ヒロシマモナムール
ところでこのアルバム、基本的にライナーのみで
歌詞カードはないのですが
ヒロシマモナムールの歌詞だけがライナーの裏表紙に載せられています
和訳も読んだことありますが
グラハムなりのモナムールなのだと思います。
そして個人的に非常に好きなB-2やメロディアスなB-4。。。
最後まで退屈しない1枚ですが
改めて聴くとグラハムのバンドというより
イングヴェイ色がかなり前面に出ているような印象です。
残念ながらこの1作でイングヴェイはアルカトラスを去ってしまいますが
グラハムとのイングヴェイのコンビは
個人的にはとてもよかったと思います。
1983年10月リリース