Yngwie Malmsteen イングヴェイ・マルムスティーン 「ライジング・フォース」

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グラハム・ボネット率いるアルカトラスへの加入で
新しい世代のギターヒーロ-として一気に名を馳せた
イングウェイがアルカトラス脱退後に
発表したソロアルバム

アルカトラス時代にはグラハムボネットの意向もあり
彼がアマチュア時代に徹底的にコピーした
リッチーブラックモアの影響が濃く感じられた
プレイスタイルでしたが
このソロアルバムでは非常にその後のイングヴェイらしい
クラシックとハードロックの融合した
彼らしい楽曲やサウンドに溢れています

アルカトラス時代以上に
冴えたギターテクニックや速弾きはもちろん
哀愁溢れるインスト曲のメロディーラインに
私も当時は夢中になりました。
いや、もちろんとてもコピーはできませんでしたが(苦笑)
そうそう、独特の楽曲は「ネオクラシカル・メタル」なんて
言われていました。

ボーカル曲はA-3、B-2のみで後はインスト曲です
この頃のイングヴェイのボーカル曲は
あくまで楽曲の一部にヴォーカルパートがあるいった感じで
やはりギターのメロディがメインなのですね
まぁ、ソロアルバムだから当たり前と言えば当たり前ですが
ヴォーカルメインの本格的なバンド楽曲となると
実はオデッセイ(4thアルバム)以降じゃないかなぁと個人的には思います

まぁ、このイングヴェイ初のソロアルバムは
まだアルカトラス在籍時から作成が始まっていたものですし
元々はテクニカルなギターアルバムの需要が高い
日本限定で企画されたものです。
それがアメリカでは輸入盤となるにも関わらず
チャートを上がり始めついにアメリカでも発売されるアルバムとなったわけです。

宝石のようなインスト曲にやはり耳を奪われますが
やはり今でもイングヴェイの代表曲と言ってよいA-2と
8分半にも及ぶ壮大なクラシックとロックの融合曲であるB-1が
頭一つ抜けた存在だと思います。
後のイングヴェイの楽曲と比べても
特にこの2曲はやはり別格と言ってよいと思います。
私も未だにこの2曲が聴きたくてこのアルバムを引っ張り出します

最後になりましたがアルバム名になっている
「ライジングフォース」はイングヴェイが
アマチュア時代に組んでいたバンド名で
これ以降もライジングフォース名義で
ソロアルバムを発表することとなります。

1984年11月10日リリース

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