石野真子「MAKOⅡ」

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私が一番最初に好きになったアイドル
石野真子さんの2枚目のアルバム
1978年冬のリリースだから
私が小学校3年生の頃ですねぇ
さすがに自分で実際にカセットでラジオ録音したり
レコード買ったりするようになるのは
もう2年程後の話なので
このレコードもリアルタイムで買ったわけではなくて
真子さんがアイドル引退した後に
買い集めいたものの中の1枚です。

このアルバムに収録されているシングル曲は
3rdシングルの「失恋記念日」ですが
この曲は当時本等に好きで
テレビで何度も見ていつのまにか覚えて
よく何度も口ずさんでたのを今でも鮮明に覚えています。
何だったかなぁ…たぶん雑誌「てれびくん」か何かで
この曲の歌詞が載っててそれでさらに覚え込んだ記憶が…
「失恋記念日」を口ずさむ小学3年生…
うわ…くっそ生意気でなんか腹立つかも(笑

アルバムは全体的に70年代アイドルらしい
牧歌的なセピアな雰囲気の曲で構成されています。
オープニングはこの頃のアイドルらしく
BGMにセリフだけを載せた「いま、わたしは…」で始まります。
こおういうのもこの時代らしくてなんともほのぼのしますねぇ
A-4の「何度サヨナラ」あたりの軽快さは
何だか当時のノイジーなAMラジオから
いかにも流れてきそうな感じで
聴いていると当時の空気感とか匂いとかを
妙にリアルに思い浮かべます。

で。A-5には「失恋記念日」のカップリングでもある
「決定的瞬間」が収録されているのですが
この曲が昔から妙に好きで好きでたまりません!
当時18歳の真子さんにしては
少しばかり大人っぽい曲ですが
このちょっとダークでドロッとした感じが
何ともいいのです。。。
で、この時代らしいシンセの電子音がサビに
効果的に入っているのもいいですねぇ~
真子さんに限った話ではないのですが
シングルのカップリング曲(B面曲)って
隠れた名曲が多いのですよねぇ
「決定的瞬間」はこうやってアルバムにも収録されていますから
まだ良いのですがアルバムに収録されずに
埋もれてしまっている名曲も多いのですよねぇ
それがあるから昔買ったシングル盤も手放せないのですよねぇ…

それにしてもこのアルバム全体を包む
この春の日差しのような柔らかでセピアな雰囲気は
なんともいえませんねぇ
たまに聴くと妙に気分が落ち着くのはなんででしょうねぇ
B-2「恋絵本」やB-3「七色くれよん」の並びあたりなんて
特にそんな感じがします。
まぁでもこれはこの時代をリアルで体感していて
思い入れがあるからなのでしょうねぇ
いずれにせよ私にとっては
一生手放せない1枚であることに変わりはないでしょうね

1978年12月5日リリース

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