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BaBe「Fight!」
1988年にリリースされた「BaBe」渾身のセカンドアルバム!!! え???2nd??? 確かにフルアルバムとしては2ndなんだけど 間にミニアルバムやベストアルバムが出たりしたから どうも2ndってイメージがないのですよねぇ でも当時、「ちゃんとしたフルアルバムはよ!!!」って思ってたのは よーく覚えてる(笑 アルバムのキャッチコピーは 「100%純粋・無添加・無着色のFight!です。」 1988年なので世の中はとっくにメディアはCDの時代で 私も発売日と同時に予約して手に入れたのはCDでした で、このアナログ盤は随分後になって手に入れたもの… さすがに通常盤はなかなか出てこなくって (探しまくったのですが…) 私の持ってるのは残念ながら見本盤です。 (それでもなかなか見つけられなかった…) で、これを書いていて。。。 ふっと何か予感がして。。。ヤフオク見たら。。。 通常盤、1枚出てるじゃん!!!少々お高いけど!!! いやいや。。。もうさすがにいいですよ(笑) 中身的には変わんないし。。。 いけんいけん、ちょっと冷静になって こっちに集中します。。。 シングルセールス的には少しずつ苦しい状況になってきた頃に リリースされたこのアルバムですが 相変わらずの元気いっぱいのBaBe印で ゴキゲンなアルバムに仕上がってます! 個人的な見解ですがこの後に出る 3rdや4thアルバムは少しアーティストっぽい方向に 進路変更しているのでデビュー時のイメージのままの 元気いっぱいに歌いまくって踊りまくるBaBeといういイメージは このアルバムまでなのかなぁ…と思います。 もちろん3rdや4thはそれぞれ良くって CDですがもちろん買っていて聴きまくっていますが… 1曲目はまさにBaBeのアルバムのオープニングにふさわしい タイトル曲の「Fight!」で始まります! いいですよねぇ~この今でいうわちゃわちゃ感というか…(笑 ダンサンブルでキャッチーでシングル曲でも 十分いける曲だと思います! で、続くA-2は5thシングルの「TONIGHT!」 これもBaBeらしい思わず体が動き出すような 元気いっぱいの1曲です! やっぱり私が個人的にBaBeに求めるのはこの路線ですねぇ~ そうそう、この曲にもキャッチコピー付いてる 「...Kimi wa Genki ...Kimi wa Mujaki ...Kimi wa Suteki ...and ...Kimi wa Lucky!」 うーん。。。もっとシンプルで良いのでは??? まぁキャッチコピーはともかく 曲はわかりやすくキャッチーでポップな名曲です!!! A-3はガラッと雰囲気を変えて大人っぽい 少しダークなダンスポップ「Full Moon Night」 こういうのがアクセント的に入っているのが アルバムならではでいいのですよねぇ 3rd、4thになるとこういうのがメインになっていくのですよねぇ マイナーKeyの好きな私としてはこれはこれで好きですし アルバムの中でたまにならいいのですが やはりBabeは明るくって元気いっぱいなのがいいかなぁ… A-4は洋楽カバーの「Love in the first degree」です まぁこれは楽曲がいいのはそりゃそうですよねぇ もうちょっとBaBeっぽくアレンジしてもいいような気も… ちなみにCD盤だとこの位置に 「TONIGHT!」のカップリングの「It's a Magic!!」が収録されます アナログ盤には未収録です これもいいですよねぇ~ インパクトあるのは「TONGHT!」ですが このポップな上に軽快なノリは聴いてて気持ちいいです 天気のいい日のドライブにはもってこいな1曲です! で、アナログ盤の話に戻ってA面のラストは ちょいとダークな「Midnight Juliet」で締めくくります。 曲調とタイトルのイメージが妙に一致する1曲です。 二階堂さんは近藤さんよりこういう曲が合うような気がしますねぇ… B面のオープニングも少々しっとり目で始まります。 B-1「Two Fish」、B-2「Fishes」 魚ネタがなぜか続きます(笑 で、どちらも少し寂し気な曲なのです。 いや、「Fishes」は曲調は決してマイナーではないのですが 歌詞の内容が少し切なげなので… この2曲、個人的には少し曲順離せばよかったのでは???と思います~ でも「Fishes」は妙にメロディが耳に残る不思議な曲です。 B-3も少し哀しげなムードをキープしたまま 「Best Friend」に続きます あ、でもこれもいい曲だ… …というか私の好きなパターンの曲だ(笑 少し疾走感もあってテンションの張った感じのメロディがいいですねぇ そしてB-4「Silent Dancer」は少しテンポを落とした ダンサンブルなナンバーで ラストは6thシングル「Get a Chance! (English Version)」で 締めくくります! これは文句なくカッコ良い1曲!!! …といった感じで 個人的にはもっと元気いっぱいなBaBeらしい曲が もっと欲しかった気もしますが 楽曲のレベルは高くってなんだかんだで満足度合は高いわけです 当時もなんだかんだ言ってもヘビロテで聴きまくりました この頃は洋楽HR/HMばかりで邦楽ポップなんて あまり聴いていなかったのですが BaBeは完全に別腹で存分に味わってました!(笑 1988年6月21日リリース
昭和アイドル 1988/06/21さこだ@趣味&日常
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柏原芳恵「し・の・び・愛」
柏原芳恵さんの12枚目のオリジナルアルバム タイトルはこのアルバムの少し前に発売された 23thシングルと同じです この曲の内容がいわゆる不倫がテーマな上に 曲の内容も大人っぽく アルバムジャケットの写真ももはや演歌か ムード歌謡の大御所っぽく(苦笑)写されていますが このアルバムの発売は1985年10月5日で その4日前の10月1日によしよしは二十歳になったばかりです!!! 「し・の・び・愛」のシングル発売時点では まだ19歳ですよー デビューが当時としては早かったこともあり(14歳) ベテランの雰囲気を醸し出していますが まだまだ若くてかわいらしい部分も多いのに何でこんなに…(苦笑) でもアルバムタイトル曲でもある「し・の・び・愛」は 文句ナシの名曲です。 アルフィー高見沢さんの作曲でクオリティも高い楽曲な上に よしよしが実年齢なりのかわいらしい部分は封印して 陰のある女性を切なさたっぷりに歌い上げます。 私、さすがにこの頃になると 聴いている音楽も洋楽中心になって いわゆるアイドル系や昭和歌謡系は さすがに聴くことも少なくなっていたのですが デビュー間もなくから大好きだったよしよしのアルバムは なんだかんだ買っていて そしてこの曲にめちゃくちゃハマったのです… まぁ当時の私も16歳ですからお子ちゃまですが…(笑 しかし、よしよしは独特のあまったるい歌声は相変わらずで かわいらしい部分ではありますが 明らかに年々歌唱力は上がっていると思います。 この曲でもたびたび聴かされる美しい鼻濁音に痺れてしまいますねぇ… よしよしは関西の出身なのに なんでこんなに鼻濁音が美しいのでしょうねぇ で、タイトル曲がばつぐんに良いのはシングルですし 当然ですがこのアルバムの他収録曲も 粒ぞろいの良曲揃いです。 全体的にアルバムイメージらしい大人っぽい曲が多いのですが よしよしの歌いっぷりを聴いていると ところどころ二十歳の女の子らしいかわいらしい部分も 少し見え隠れして何とも癒されるのです… 昭和歌謡っぽい造りのA-1「恋のD-day」 よしよしらしい微妙な陰りが絶妙なA-3「夕月檸檬」 A-4はオフコース・松尾さん作曲の 22thシングル「太陽は知っている」はもちろん名曲ですし A-5「人生GAME」はよしよし自身が作詞も行っています。 B面は「し・の・び・愛」カップリングでこれも たかみー作曲の「ハリウッド・ロマンス」で始まりますが これもまた絶妙な大人っぽさがたまならない良い曲なのです!!! で、B-2は「し・の・び・愛」のアルバムヴァージョンで一気に盛り上がり B-3「センチメンタル・ホテル」、B-4「元気でね・・・」と 持ち前の歌唱力の高さでねっとり切なく歌い上げ ラストは小坂明子さん作曲の「一人七色」で締めくくります! この曲がまたキャッチーさもあってめちゃくちゃいいのです!!! これもシングルカットすればよかったのにーーーーー いや、わかってはいましたが ヒサビサに聴いたらこのアルバム、文句ナシにいいわーーーー よしよしはこの頃がまさに成熟期で歌いっぷりが最高です! ちょっとこれアップしたら酒用意して もう1回じっくり聴きなおします!!! 1985年10月5日リリース
昭和アイドル 1985/10/05さこだ@趣味&日常
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岩崎良美「唇に夢の跡」
岩崎良美さんの6枚目のオリジナルアルバム もともとデビュー時からヨーロッパっぽい雰囲気を 意識した楽曲が多いヨシリンのアルバムですが このアルバムはそういう雰囲気をキープしつつも 少しシティポップぽい路線に方向変換しているような気がします。 アルバム中唯一のシングル曲であり オープニングナンバーでもある 「恋ほど素敵なショーはない」は 相変わらずのオシャレさに加え これでもかと言わんばかりの 透明度の高いヨシリンの歌声が何とも心地よすぎる1曲です。 洒落てて心地よすぎるがために 気持ちよく聴き流してしまい インパクトに足りような気もしてしまいますが… でも間違いなく噛みしめれ噛みしめるほど 味の出てくる曲だとは思います。 他のアルバム曲もとにかく透明度が高くて 艶やかなヨシリンの歌声を最大限に引き出すような 楽曲ばかりなので聴き心地は抜群です。 でもこれまでであれば わかりやすいおフランステイストだったり 地中海っぽい雰囲気を前面に出した楽曲で 押しまくってくるものが多かったのですが 今回は楽曲に関して言えば これまでのアルバムとは少し異なるような気がします。 A-2「気まぐれな時間」とか A-5「唇に夢の跡」、B-1「クリスマスまで待てない」 B-3「朝陽のプリズム、B-4「まぶしい恋」 B-5「時さえ色あせるほどに」 このあたりはこれまでのアルバムでも いかにもありそうな感じの曲ですが それ以外の A-3「who!」、A-4「優しい関係」 B-2「冷たい妖精」とかは もっと都会っぽいシティポップですよねぇ これはこれでいいですね! というわけでこれまで以上に いろんなヨシリンの魅力をまだ引き出したアルバムだと思います! 個人的な好みだとアルバム唯一の尾崎亜美作品の A-3「who!」はちょっとダークでシリアスで 文句ナシにカッコいいと思っています! 1983年3月21日リリース
昭和アイドル 1983/03/21さこだ@趣味&日常
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石川ひとみ「ひとみ…」
1980に発売された石川ひとみさんの 3枚目のオリジナルアルバム この頃のひっちゃんは私たちの世代ではお馴染みの 「プリンセス物語」にも声優として出演し 知名度はあったもののレコードセールス的には なかなかヒット曲に恵まれなかった頃ですね… かくいう私もひっちゃんのアルバムを 手に入れて聴き始めるのはやはり「まちぶせ」のヒット以降なのですが こうして初期の作品を聴いていると 透明度髙い上に艶のある歌声と安定した歌唱力 楽曲もレトロ路線とはいえ聴きごたえあるものばかりで どうしてヒットに恵まれなかったのかと 不思議に思うばかりです… このアルバムのオープニングは7thシングルの ミス・ファインから始まります。 明るくって軽快なこの時代らしいポップさを 存分に味わえる曲です。 続く2曲目も6thシングルの「ハート通信」です・ これはもう誰が聴いても名曲ですねぇ 実はひっちゃんがシングルで歌う8ヶ月前に アグネス・チャンさんもシングルで歌っていて 曲自体は結構有名だと思います。 。。。にしても個人的には やはりひっちゃんのヴァージョンがいいですねぇ 伸びやかな透明感のある歌声が むちゃくちゃ曲にも合っていると思います。 作曲が吉田拓郎さんなのですよねぇ この頃の拓郎さんはいわゆるアイドルへの 楽曲提供が多かった時期ですが この曲はずば抜けていい曲だと思います! A面の最初にインパクトのあるシングル曲を持って来て まずはリスナーを引き込む形だとは思いますが ここからは全体的に少々地味目ではあるものの とにかくひっちゃんの透明感の高い歌声を 堪能するにはもってこいの楽曲が目白押しです。 A-3「さり気なくおし気なく」 A-4「サンシャイン・モーニング」なんて その歌声でイメージされる世界観がとにかく心地いいのです 勝手なイメージですが ほのかな乳白色のどこまでも優しい時間がゆっくり流れる世界です これをアナログ盤で聴きながら ミルクティーなんて飲もうものならもう現実世界には帰ってこれません(笑 B面の「ひとみの朝」から「おやすみ前に」の5曲は デート当日の少女の1日の物語とした企画です。 曲間等にセリフが組み込まれていて この時代のアイドルならではの企画です。 歌詞やセリフをしっかり聴きこんでいくと この時代ならではの背景がよくわかって ちょっとレトロな情景が思い浮かびます。 またそれが何とも言えず心地よいのです。 単純に音楽を聴くというよりは B面の企画的おもしろさも合わせて 「石川ひとみ」の歌声の魅力やキュートさを 存分に味わい尽くす1枚だと思います。 特に予定のない晴れた休日に 部屋の掃除でもしながら聴くと 1日とっても良い気分でいられると思います! (あくまで個人的見解です(笑)) 1980年2月21日リリース
昭和アイドル 1980/02/21さこだ@趣味&日常
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石野真子「MAKOⅡ」
私が一番最初に好きになったアイドル 石野真子さんの2枚目のアルバム 1978年冬のリリースだから 私が小学校3年生の頃ですねぇ さすがに自分で実際にカセットでラジオ録音したり レコード買ったりするようになるのは もう2年程後の話なので このレコードもリアルタイムで買ったわけではなくて 真子さんがアイドル引退した後に 買い集めいたものの中の1枚です。 このアルバムに収録されているシングル曲は 3rdシングルの「失恋記念日」ですが この曲は当時本等に好きで テレビで何度も見ていつのまにか覚えて よく何度も口ずさんでたのを今でも鮮明に覚えています。 何だったかなぁ…たぶん雑誌「てれびくん」か何かで この曲の歌詞が載っててそれでさらに覚え込んだ記憶が… 「失恋記念日」を口ずさむ小学3年生… うわ…くっそ生意気でなんか腹立つかも(笑 アルバムは全体的に70年代アイドルらしい 牧歌的なセピアな雰囲気の曲で構成されています。 オープニングはこの頃のアイドルらしく BGMにセリフだけを載せた「いま、わたしは…」で始まります。 こおういうのもこの時代らしくてなんともほのぼのしますねぇ A-4の「何度サヨナラ」あたりの軽快さは 何だか当時のノイジーなAMラジオから いかにも流れてきそうな感じで 聴いていると当時の空気感とか匂いとかを 妙にリアルに思い浮かべます。 で。A-5には「失恋記念日」のカップリングでもある 「決定的瞬間」が収録されているのですが この曲が昔から妙に好きで好きでたまりません! 当時18歳の真子さんにしては 少しばかり大人っぽい曲ですが このちょっとダークでドロッとした感じが 何ともいいのです。。。 で、この時代らしいシンセの電子音がサビに 効果的に入っているのもいいですねぇ~ 真子さんに限った話ではないのですが シングルのカップリング曲(B面曲)って 隠れた名曲が多いのですよねぇ 「決定的瞬間」はこうやってアルバムにも収録されていますから まだ良いのですがアルバムに収録されずに 埋もれてしまっている名曲も多いのですよねぇ それがあるから昔買ったシングル盤も手放せないのですよねぇ… それにしてもこのアルバム全体を包む この春の日差しのような柔らかでセピアな雰囲気は なんともいえませんねぇ たまに聴くと妙に気分が落ち着くのはなんででしょうねぇ B-2「恋絵本」やB-3「七色くれよん」の並びあたりなんて 特にそんな感じがします。 まぁでもこれはこの時代をリアルで体感していて 思い入れがあるからなのでしょうねぇ いずれにせよ私にとっては 一生手放せない1枚であることに変わりはないでしょうね 1978年12月5日リリース
昭和アイドル 1978/12/05さこだ@趣味&日常
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香坂みゆき「BACKSTAGE」
香坂みゆきさんの6枚目のオリジナルアルバム デビューは1977年でサンデーズのメンバーだったり 「欽ドン」の初期(20時スタートの頃)のマスコットガールとしての 印象がかすかに残っているのですが 私がこのアルバム聴いた頃はもうかわいらしいアイドルというより 「大人のお姉さん」という印象でした。 でもこのアルバムの頃。まだ19歳なのですよねぇ… デビューした年齢が早かったせいか 随分大人びて見えていたような気がします。 私が持っている香坂みゆきさんのアルバムはこれ1枚だけなのですが なぜこのアルバム聴いていたかというと まずたまたまFMエアチェックでテープに録音して聴いていた 「乾いた花」(宇崎竜童さん作曲)を めちゃくちゃ気に入っていたのと 私の大好きな山崎ハコさんの「気分をかえて」のカバーが 収録されていたからなのです。 「乾いた花」の何ともハードボイルドな曲調が 当時かなりのお気に入りで一時期毎日何度も聴いていたのです… 「気分をかえて」はハコさんの1stに入っている自身歌唱ヴァージョンも もちろんいいのですが 11thシングルでもありこのアルバムのA-5収録の みゆきさんヴァージョンもまた最高にいいのです!!! 香坂みゆきのヴォーカルってその辺のアイドルのレベルではなくて 立派なヴォーカリストだと思いますし 聴きごたえ十分です。 もちろん、シングルのその2曲は文句ナシの出来栄えですが その2曲とはアプローチの全く異なる ヨーロピアンなA-1「クリスティーヌ」は透明感抜群ですし 「乾いた花」のカップリングでもある A-2「さりげなく何気なく」は私の中のみゆきさんイメージ通りの ちょっとハードなイメージの良曲です。 A-3「Merry-Andrew」は当時の私には(中1) すっごく都会的で大人っぽい雰囲気で 聴いているだけで少し大人になったような気がしていました(笑 B-1「Tokyo Magic Town」もそうですね! 田舎もんの中学生にはなかなか新鮮でした!! そしてB-3の「アバンチュール」は山崎ハコさんの作詞作曲ですが みゆきさんの歌うこの曲を何の予備知識もなく聴いたら ハコさんの曲だとは気づかないかもしれません。。。 それほどみゆきさんカラーにしっかり染まって歌いあげられています B-5「Right away(今すぐに)」では壮大なバラードを 情感たっぷりに歌いこなします。 このアルバム聴いて再確認できたのですが それまで私の持っていたイメージ以上に 香坂みゆきさんの歌声は魅力たっぷりで また歌唱力も非常に高いということでした。。。 なかなかタイミングが合わなくて これ以外のアルバムは今のところ聴く機会がないのですが… うーん、改めて聴いているといいなぁ… 他のアルバムも聴いてみようかな…と今更ながらに感じます。 1982年3月1日リリース
昭和アイドルさこだ@趣味&日常
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ピンク・レディー「PINK LADY(通称 銀箱)」
私の世代の子供時代を語るには避けて通れない 正に社会現象といえる「ピンクレディー」のムーブメント 全盛期の頃、私は小学生低学年でしたが それでも当時のことはよく覚えています。 小学校低学年だからさすがに自分でレコード買ったりするには まだ早かったですが 当時はテレビでもラジオでも 常にどこかでピンクレディーのヒット曲が流れていました そして「小学2年生」とか「小学3年生」とかの 初学館の学年誌や「てれびくん」とかにも ピンクレディーの曲の歌詞や振り付けなんかが掲載されていて みんな振り付けを覚えて テレビの前でピンクレディーと一緒に踊っていた…なんて時代でした。 数多くのヒット曲を次から次へと立て続けに生み出しましたが 実際の全盛期はデビューの1976年夏から1978年末までの 2年半です。 デビュー曲「S・O・S」から「カメレオン・アーミー」までは 9作連続オリコン1位を記録しています。 で、私が持っている唯一の「ピンク・レディー」のレコードは 通称「銀箱」と呼ばれる3枚組のベストアルバムです。 解散コンサートの10日前に発売された 42曲入りのアルバムです。 さすがにリアルタイムで買ったわけではなくて 少し大人に近づいてきた頃に 懐かしさを感じて手に入れたものです。 収録曲は下記になります。 《Disc: 1》 ○ペッパー警部 ○乾杯お嬢さん ○ S・O・S ○ピンクの林檎 ○カルメン ’77 ○渚のシンドバッド ○ウォンテッド ○ U F O ○逃げろお嬢さん ○サウスポー ○モンスター ○透明人間 ○スーパーモンキー孫悟空 ○カメレオン・アーミー 《Disc: 2》 ○星から来た二人 ○ジパング ○ピンク・タイフーン ○ミラノ・ローズ ○ Body & Soul ○シュガー・トーク ○波乗りパイレーツ ○ KISS IN THE DARK ○ファンタジア ○アラビアのロマンス ○ヤング・ラブ ○波乗りパイレーツ ○マンデー・モナリザ・クラブ ○ BY MYSELF 《Disc: 3》 ○ Do YOUR BEST ○愛・GIRI GIRI ○希望への旋律 ○世界英雄史 ○うたかた ○バージン ○恋はかけひき ○シャーロック・ホームズの素敵な恋 ○カリフォルニア・ブルー ○ AMENIC(逆回転のシネマ) ○リメンバー(フェーム) ○ラスト・プリテンダー ○夢中がいちばん美しい ○ OH! 私の世代が誰もが知っている全盛期の楽曲は ほぼ「Disc1」でカバーされていますね(苦笑) まぁでも私は個人的にもピンクレディー好きだったので どの楽曲も思い出深いものばかりです。 ブームが下り坂になった頃にアメリカ進出やらいいろ 戦略的に微妙な時期もあり 解散コンサートもあの大ブームを考えると 少し寂しい形になってしまいましたが 私にとって非常に偉大な存在には間違いありません。 特に「カルメン'77」を最初に聴いたときには 8歳ながらに衝撃を受けたことをいまだに鮮明に覚えています。 それもあってピンク・レディーの楽曲の中で 一番好きなのはいまだに「カルメン'77」です 1981年3月21日リリース
昭和アイドル 1981/03/21さこだ@趣味&日常
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北原佐和子「SAWAKO/TOKIMEKI」
現在もyoutube等も含めて女優として活躍中の 北原佐和子さんのアイドル時代のデビューアルバム 同じ事務所の所属だった真鍋ちえみさん、三井比佐子さんとともに 1981年にアイドルユニット「パンジー」を結成。 自身の18歳の誕生日である1982年3月19日に 1stシングル「マイ・ボーイフレンド」で歌手としてソロデビューし 4月にはこのアルバムを発売しました。 パンジーとして3人で何かするのは 映画やグラビアなどだけで レコードはそれぞれソロでしか出してないのですね 要はこの時代に大ブレイクしていた「たのきんトリオ」と 同じような手法です でも佐和子さんのデビューは 当時めちゃくちゃ注目されていて 「マイ・ボーイフレンド」が出る時も レコード屋さんにいくとあちこちに パネルやポスターが貼られていて大プッシュでした… 当時のキャッチフレーズは「さわやか恋人一年生」 これあちこちで見たからよく覚えてます! ただ…花の82年組なんですよね この年はライバルも多い上に そのレベルもすごく高い年でした… 残念ながら事務所の思惑ほどのブレイクとはなりませんでした。 それでもパンジーの中では一番息長く活躍されていますね。 いまだに現役ですし… 私は当時ものの見事にオスカープロモーションの戦略にハマりまして(笑 「マイ・ボーイフレンド」も (さすがにもう持っていないけどイエローのカラーレコード) この1stアルバムも予約して買いました… いや、でもめちゃくちゃ美人でかわいかったのです ただパンジーの3人は3人とも歌唱力が…(苦笑) 佐和子さんの場合は18歳のデビューの割には デビュー曲が子供っぽかったことと 2ndシングルに歌いこなすのが明らかに難しい 「スウィート・チェリーパイ」だったことも不運だったかも… 3rdシングルの「土曜日のシンデレラ」はめちゃくちゃ良くって これがデビュー曲な違ったかも…と当時も思いました… で、肝心のデビューアルバムですが 全体的には良くも悪くも いかにも当時の80年代アイドルのアルバムと言った感じです。 私はめちゃくちゃ思い入れがある1枚なので どうしても贔屓目で見てしまいますし A-1の「パッとパンジー」やA-2「何にも知らないくせに」あたりを聴くと 「おおおお~やっぱりかわいらしいし、 いいじゃんいいじゃん!!!」となってしまいます(笑 B-2の「ちょっとアドベンチャー」とか B-3「お茶目はダ・メ・ヨ」あたりもいいですし ラストの「恋は2オンス」もいいですよねぇ でも確かに後から考えると 全体的にやけに子供っぽいイメージが付いてまわります。 15歳くらいでデビューするアイドルっぽい楽曲が多いのですよねぇ もう少し大人っぽさを加えてほしいような気も… でもそれは今考えるからでしょうね 当時はこのアルバムも何も疑問もなく 夢中になって聴きましたし テレビに出ている佐和子さんの姿を見ては 「ぶちくそステキじゃわぁ…」って思ってたし(笑 私にとってはいい時代でした… 1982年4月25日リリース
昭和アイドル 1982/04/25さこだ@趣味&日常
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BaBe「Nice!」
1987年発売のBaBeのミニアルバム 春先の「Give Me Up」や「I Don't Know!」の大ヒットに続き 初夏に発売された1stフルアルバム「Bravo!」もセールス好調 同年の12月に代ブレイクした年の締めくくりのように このミニアルバムが発売されました。 ミニアルバムとはいいますが 収録曲こそ7曲で確かにミニアルバムですが 中身はなかなか充実していて 個人的にもかなりお気に入りの1枚です。 オープニングから4thシングル 「Hold Me!」の「EXTENDED DANCE VERSION」です! 私、この曲、当時からめっちゃくちゃ好きで いまだにBaBeの曲!というとこの曲が一番に脳内再生されます 確かに「Give Me Up」や「I Don't Know!」がメジャーですし セールスも全然上ですが この曲のちょっとダークな雰囲気が好きなのですよ~ これが収録されているからこそ このミニアルバムの評価が妙に高いのです。 で、「EXTENDED DANCE VERSION」でそんな「Hold Me!」が 1曲目からたっぷり堪能できる!!!もう最高です!!! A-2はBaBeらしい元気いっぱいの「You!You!You!」です! この曲は「Hold Me!」のカップリングですが まぁこの類の曲歌わせて良くないわけがないですよねぇ シングル曲でもおかしくないキャッチーで軽快な良曲です! A-3は少し大人の雰囲気で「No No Darling!」へと続きます。 凝ったアレンジに軽快なメロディで聴いていると いつのまにか引き込まれてしまうような曲です。 ミニアルバムとはいえ、良い楽曲そろえてますよねぇ B-1は3rdシングルでもある 「Somebody Loves You 〜明日の恋人〜」です。 これも名曲ですよねぇ~ 「I Don't Know!」の後のシングルだから なかなか難しいものがあったと思いますが いい曲を持ってきたと思います! あまりにもHappyでpositive過ぎて個人的には ちょっと気恥ずかしい曲ではありますが…(笑 続くB-2は玉置浩二さん作曲の「Sunset Music」 これもいいですねぇ~アルバム曲ならではだとは思いますが キャッチーではないですが 何度も聴き返したくなるような味わい深い1曲です B-3は「Hold Me!」のシングルヴァージョンです。 オープニングに「EXTENDED DANCE VERSION」で ここでノーマルヴァージョン 大好きな曲ですから全く問題ありません!!! そしてラストは山口美央子さん作曲の 「Daddy's Song Mammy's Tune」で締めくくります 良くないわけがないですよね! シングル曲では見せない1面で しっとりと歌い上げます! BaBeの二人はこういう曲も上手く歌うのですよねぇ その辺もあったから後年は アイドルダンスユニットではなくて アーティストに変化していくわけですね… でもこのアルバムも元気いっぱいなBaBeから しっとりしたBaBeまで 短いけれど そんな魅力をギュッと凝縮したような1枚です! 1987年12月5日リリース
昭和アイドル 1987/12/05さこだ@趣味&日常
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新井薫子「待ちきれなくって…」
新井薫子さんの1stアルバム タイトルの「待ちきれなくって…」は デビューシングル「虹いろの瞳」の歌いだし 「夏を待ちきれなくて~♪」から取ったと思われます。 デビュー曲の「虹いろの瞳」のインパクトが 当時、かなりあったため 薫子さんのイメージって「初夏の爽やかな風」なのですよねぇ そのデビュー曲はもちろんA-5に収録されていますが これ本当にいい曲ですねぇ 歌いだしがいきなりサビのパターンで 「夏を待ちきれなくて~♪ 恋を待ちきれなくて~♪ Fu-Fu-♪」の「Fu-Fu-♪」がやたらと耳に残って 妙にドキドキしていたことを思い出します(笑 デビュー曲のイメージそのままに 初夏の風のイメージ満載のアルバムです。 典型的な80年代アイドルのアルバムとも言えますが なかなか楽曲のレベルは高くって 薫子さんもそれをうまく歌いこないしていて 聴きごたえ十分な1枚です。 A-1の「ジューシィ気分」は まさに薫子さんのイメージ通りのフレッシュさで オープニングにふさわしい良曲です! A-2の「そよ風のオルゴール」は かわいらしさが何ともたまりません! A-3「春はシルキー」はほのかに暖かな まさに春の風の香りが漂います A-4「ペパーミント・シャワー」は 再びかわらしさ全開で攻めてきます。 で、とどめに「虹いろの瞳」です! A面で気持ちよくノックアウトされました…(笑 A面は春のイメージが強めでしたが B面は季節が進んで初夏のイメージです まさに薫子さんの本領発揮です! B-1「渚のプレリュード」は波音のSEから始まります。 まさに夏の青のイメージです! 暑苦しい真夏ではなくて爽やかな初夏です! 聴いているだけで季節を感じます! B-2「風のジェラシー」は「虹いろの瞳」の カップリング曲です。 これもいいですねぇ~さわやかさとかわいらしさの絶妙なブレンドです! B-3「サマー・エンジェル」で さらにさわやかさとかわいらしさを 「これでもか!」と言わんばかりに上乗せしていきます! もう無理です!心が耐えられません(笑 でもこの曲、サビがキャッチーでシングル曲でも 十分イケる良曲だと思います! B-4「ラブリーシーズン」は 少しカジュアルな感じの軽快さが心地よい1曲です。 あぁこういうのが80年代アイドル曲だよねぇ 懐かしい香りに包まれます!!! 曲のエンディングで波音に包まれたら ラストは軽快な「バイ・バイ・イエスタデイ」で締めくくります またすぐに会えるよ!またね!!!ってイメージです。 いやぁ~ヒサビサに聴きましたがいいですねぇ~このアルバム!!! シングルもいい曲ばかりで 歌唱力もそこそこあって 瞳も大きくってパッチリなのに… もうちょっと派手にブレイクすると思ったんだけどなぁ… 体調を崩したこともあって 実質1年の活動で終わってしまいましたが かなり大好きでした… 1982年6月21日リリース
昭和アイドル 1982/06/21さこだ@趣味&日常
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中森明菜「ファンタジー〈幻想曲〉」
明菜さんの3rdアルバム プロローグ〈序章〉、バリエーション〈変奏曲〉と続き 今回はファンタジー〈幻想曲〉と続きました。 デビュー三部作ともいえますね アルバムオープニングは「明菜から」 「お元気ですか?」から始まり「~ますか?」と 2分17秒に25個の明菜さんからの語りかけが聴けるという ファンなら何とも嬉しい演出です! また明菜さんのあの少しハスキーな声だから 妙にリアルなんですよねぇ… 私、当時中学生ですが結構ドキドキしながら 何度も聴いていました… そこからアルバムタイトル通り 幻想的な「瑠璃色の夜へ」が始まります。 アルバム1曲目がズバ抜けていいのは 前2作と共通項ですが この曲がまためっちゃくちゃいいのです!!!! 決して2ndの「キャンセル」のような派手な曲ではないのですが サビまでは囁くように歌いかける明菜さんの声がもう最高です!!! シングルにするには少々地味でしょうけど 数あるシングルカットされた名曲達に決して負けないと思います。 A-3は軽快なサンバのリズムの「アバンチュール」 こういう曲をさらりと歌いこなすところが 明らかに非凡なんですよねぇ… 82年デビュー組はそうそうなるメンバーですが やはり歌唱力ではデビュー時点からぶっちぎりだと思います。 A-4はシリアスなバラード「にぎわいの季節へ」 いいですよねぇ…先行シングルの「セカンドラブ」と 同様の路線ですがこちらも負けずにいいですよ~ キャラクター的にもこういう陰りのある曲が似合うのですよねぇ A面ラストはこちらも明菜さんおキャラクターならではの 「気の強いお姉さん系」の1曲(笑 「傷だらけのラブ」 気が強そうにふるまってても実は傷つきやすいのよ…っていう 歌詞の展開もすっかりおなじみのパターンになってきたような気が… でもまたこういうのに弱いのですよねぇ… まぁ私は見事に転がされてましたねぇ(笑 B面1曲目はこちらもすっばらしい名曲 「目をとじて小旅行(イクスカーション)」 これはなんでシングルにしなかったのかなぁ… まぁしっとり系ですけどセカンドラブみたいな「重い」系ではなくて 「スローモーション」に近い系統で もう何て言っても伝わらないですが とにかくめちゃくちゃいいんです!!!!(笑 決してハッピーエンドな曲ではなくて なかなかの切ない歌詞なのですが 曲調が軽やかなために「重さ」や「湿気」がないのですね これはマジでおススメです! 私、ひとからでたまにこれ無理して歌いますもの(苦笑) で、続くは先行シングルの「セカンド・ラブ」 まぁ言うことのない名曲ですね 来生姉弟の安定の完成度です。 この時代、来生姉弟の楽曲をいろんな方が歌いましたが やはり明菜さんが一番合うし 一番歌いこなしていると思います。 デビュー曲の「スローモーション」に比べると よりダークで切ない曲ですが「少女A」の後ですから このくらいコントラスト効いたほうが良かったのでしょうねぇ シングル曲ですから散々聴きましたし 正直、少々飽きている部分もありますが やはり名曲なのは間違いないです! ここから以降は「思春期」、「More もっと恋して」 「アイツはジョーク」と ちょっとダークで大人っぽく振る舞う 明菜さんのもうひとつのキャラクターで 最後まで押しまくります。 でももうB面はB-1,B-2の2曲がぶっちぎりで良すぎて その後が少々もの足りなく感じてしまいます。 それほどB面最初の2曲の出来が良すぎるのです。 でももちろん全体的に見ると 前2作に負けず劣らずの完成度です。 セカンドラブ系の曲と B面後半の気の強い系の曲がほどよくブレンドされて やはり通して聴くと満足度は結局高いのです! でも、私が明菜さんのアルバム買うのは これが最後になっちゃったのですよねぇ うーん、もうあまりにビッグネームになり過ぎちゃって 「はぁワシがレコード買わんでもいっか…」って感じに なっちゃったのですよねぇ 周り中がみんな聴いているものを自分が聴くのも なんか癪なお年頃だったし… でも明菜さんのデビュー3部作は 今聴きなおしても本当にどれも最高です。 1983年3月23日リリース
昭和アイドル 1983/03/23さこだ@趣味&日常
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伊藤つかさ「さよなら こんにちは」
伊藤つかささんの2ndアルバム このアルバムを買ったのはとにかく B-1の「夕暮れ物語」の音源が欲しかったから(笑 当時からこの曲が大好きで つかささんのハスキーでちょっと幼い歌声も合っているし この歌いだしを聴いただけで 全てがオレンジ色の世界の中で 小さな豆柴がちょこちょこ歩いているのがイメージできるし それが自分が当時通ってた 小学校の帰り道の坂道とか歩道橋と重なって もう何とも言えずノスタルジーな気分になってしまうのです で、曲が進んでいくうちに頭の中の景色も 薄明るいマジックアワーになっていってたまりません!!! これは曲がいいとか歌っている人がいいとかもあるけど もうそういう時期に気に入ってた曲だから しかたないですよねぇ(笑 誰にもわかってもらえなくてもいいんです! で、ちょっと「夕暮れ物語」は別格としても 他にも楽しい曲も面白い曲も切ない曲もいろいろあって なかなか聴きごたえのある1枚です。 1stのときにも書きましたが そりゃ別段、歌が上手いわけではないですが この当時のつかささんはこれが良かったんです! A-2の3rdシングル「夢見るseason」は あの原由子さんの作曲ですから悪いわけがありません! これも間違いなく名曲です! 軽快なリズムに弾むようなメロディーがいいですよねぇ~ しかし、当時のつかささん…1stから3rdシングルまで めちゃくちゃ名曲続きでしたねぇ~ シングル曲以外にもいい曲ばかりなんですよねぇ 作曲陣見たら納得で A-3「私 I Love You」B-5「ともだちへ」は 矢野顕子さん作曲だし A-4「パジャマ・パーティー」は竹内まりやさん B-3「春風にのせて」は大貫妙子さん B-4「風になって」は高橋幸宏さん …すごくないですか???? いやこれで悪いわけがないですよね 当然最初から最後まで聴きごたえ満点です。 でもそんな強力な作曲陣の曲の中で いかにもこの時代のアイドル曲ともいえる A-5の「恋はルンルン」がめちゃお気に入りだったりします! これ聴くと当分「ルンルン♪」のフレーズが耳から離れません ちょっと恥ずかしくなるようなセリフ部分もたまりません!(笑 いやいやいや…これいいなぁ…ついつい何度も聴いてしまいます! で、さらにB-2「彼」はつかささん自身の作詞作曲で これがまた予想以上にいいのです! リズミカルで何ともかわいらしくって これ聴いてるとこの時代に戻りたくなります! …というわけで強力な作曲陣にも支えられて なかなかの強力な1枚です! 手に入れてから何十年も経ってますが いまだにたまに無性に聴きたくなる1枚です。 でもやはり1番は「夕暮れ物語」なのですが…(笑 1982年3月1日リリース
昭和アイドル 1982/03/01さこだ@趣味&日常
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伊藤麻衣子「夢の入口」
現在でも芸能界のみならず 幅広く活躍するいとうまい子さんの アイドル時代のデビューアルバム 私、当時14歳で、麻衣子さんかなり好きだったのですよ めちゃくちゃ美少女さんですよ おまけに今でも信じられないくらい当時に近いのですよね だからたまにテレビでも見かけると未だにドキドキします(笑 デビューは1983年… 同期には岩井小百合さん、森尾由美さん、松本明子さん 武田久美子さんらがいましたが あまりずば抜けた存在はなく 不作の83年組なんて言われることもありましたが いやいや私的には岩井小百合さんと 伊藤麻衣子さんでもう十分めちゃくちゃ盛り上がりましたから!!!(笑 麻衣子さんは正直言って歌い手さんとしては 微妙だったかもしれません… ご自分でも「なんでみんな私の下手な歌、聴きに来るのかしら…」なんて 発言があったようです。 でもレコードで聴いている分には全く問題ないレベルですし 歌声も含めて可愛らしいからいいのです!!! で、デビューシングルが来生たかおさん作曲の「微熱かナ」です これが超名曲です!!!! 麻衣子さんがめちゃくちゃ美少女だったのもありますが この曲に一発で当時やられたのです! まぁこの頃の来生たかおさんと言えば 飛ぶ鳥を落とす勢いでしたものねぇ この曲、いわゆる「卒業ソング」ですが 売野雅勇さんの歌詞がまたいいのです まさに当時の私の学校生活にマッチする感じで 歌詞を聴いていとも簡単に絵が浮かぶのです… 今でもめちゃくちゃ好きな曲です 話が少し逸れますが 個人的に卒業ソングと言えば これまた私の大好きなよしよし(柏原芳恵さん)の「春なのに」に 沢田聖子さんの「卒業」そして麻衣子さんの「微熱かナ」が 三大卒業ソングで決まりです! このアルバム、他にも楽曲には相当力が入っていて セカンドシングルになるA-1「夢の入口」は間違いなく名曲ですし A-2「私はkレのシャボン玉」も爽やかさと透明感でシビれます! A-4のポップでリズミカルな「日曜日だけ恋人」も良曲ですし A-5にはユーミンの名曲「最後の春休み」のカバーです。 B面は大貫妙子さん作曲のこれまた秀逸な「心呼吸」から始まり A-3の「曲がってる」あたりも聴きごたえ十分です 最後はこれまた何とも麻衣子さんらしいかわいらしさ溢れる 「キミたちにグッドラック」で締めくくります アルバム全体としては この時代のアイドルの王道ともいえる路線ですが 楽曲のレベルは非常に高く 最初から最後まで楽しめる1枚です。 まぁ私としては多感な時期に聴いた1枚ですから そりゃお気に入りの1枚です… それにしてもジャケット写真や特典のピンナップ見てても 麻衣子さんはやっぱりいいなぁ…(笑 1983年6月21日リリース
昭和アイドル 1983/06/21さこだ@趣味&日常
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岩崎良美「心のアトリエ」
岩崎良美さんの4枚目のオリジナルアルバム デビューから2年近く経ち ますます艶やかな歌声と高い歌唱力 そしてヨシリンらしいかわいらしさが 非常に高いレベルでバランスした1枚です。 全体的に非常に軽快でリズミカルな印象で 流して聴いてもしっかり聴きこんでも非常に心地よいアルバムです。 A-1は尾崎亜美さん作曲の「Hurry Up」 帯のキャッチコピーにある 「ふれて風のように」のフレーズのイメージ通りの 爽やかな風のような気持ちよい1曲です。 A-2は少しテンポアップして 元気いっぱいの「朝の手紙」 これ、いいですねぇ~ このアルバム最初の1・2番コンビというか ツートップは決定力抜群で 一気にヨシリンの歌の世界に引き込まれていきます。 楽曲の良さもさることながら さらに安定度を増したと思わせる その歌声が何とも最高です! A-3「愛は風の中に」も非常に耳に心地よい メロディーとアレンジが印象的な1曲です。 全体的に常に爽やかなそよ風が吹いている感じなのですよねぇ これも文句ナシに癒される曲です A-4は再び尾崎亜美さんの曲で 「ふれて風のように」 ここでもキーワードは「風」ですよ 亜美さんの曲はさすが計算され尽くした美しさです Aメロでしっとりと聴かせておいて サビでリズミカルに盛り上げる! すごいなぁ…うまく創るよなぁ…感動してしまいます またその完成度の高い楽曲に ヨシリンのしっかりとしたそして繊細な歌声が 憎いほどにマッチします! これシングルでもいけますよねぇ…いい曲だ… A-5の「あの時…」は作曲が「竹中尚人」となっていますが これあのcharさんの本名だそうです。 A面の中でこの曲だけが妙に大人っぽくて アレンジも都会的な感じです。 さすがギタリストの曲だけあって ギターアレンジがバッキングもソロもなかなかかっこいいですよ~ この曲に関してはそのあたりがどうしても気になって バックの演奏ばかりに耳を奪われてしまいます。 あ、でもサビのコーラスパートもカッコ良いです! このコーラスパート、charさん本人だそうです B面のトップバッターは 再び爽やか路線で「唇にメモワール」 サビのヨシリンの 伸びやかな歌いっぷりが印象に残る1曲です! B-2は少し空気を変えてリズミカルな 「ラジオのように」 ちょっと不思議な雰囲気のメロディを これもヨシリンが見事に歌い上げます。 この曲がアルバムの中でもいいアクセントになっていると思います。 疾走感と浮遊感があってとっても面白い曲です 個人的にはかなり好きな1曲です! B-3はこのアルバムに先立ってシングルで発売された 「ごめんねDarling」です シングル曲ですし亜美さんの曲ですし 悪いわけがないですね! ゴージャスな印象のアレンジと お洒落なメロディーが見事に融合した良曲です! やたら印象に残る曲で 当時、最初にラジオで聴いてから 当分の間、よく口ずさんでいました。 B-4はこのアルバムで初めて少しダークな雰囲気で 「あの日のあなたに」 いやいやいや…こういうちょい切なげで リズミカルで疾走感のある曲、 私がハマらないわけがないでしょう!!! あああ~いいですねぇ… またヨシリンの歌声がバッチリ合いますねぇ もう文句の付けようがありません!!! B-5はテンポダウンして しっとり聴かせる「銀色の星灯り」 こういう曲は歌い手さんの実力で印象はガラッと変わりますが ヨシリンはさすがですよねぇ… 少しボリューム上げて部屋も暗くして しっかり集中して聴きこんでも めちゃくちゃ耳に心地よい1曲です タイトル通り満天の星空の下で聴きたいですねぇ ラストはヨシリン作詞の「あなたへの想いを胸に」です ファンへのプレゼント的な小曲ですが 呼びかけやセリフもありでなかなか嬉しい演出です! さてアルバム本編は以上で終了ですが このアルバムには さらに透明なクリスタルドーナツ盤が付いてきます!!! 発売タイミングが12月なので クリスマスをテーマにしたプレゼント的2曲です A面の「SINGIN' RINGIN'」はアップテンポで始まる まさに楽しいクリスマスをイメージできる1曲です B面の「ガラスの聖夜」は しっとりとした静かなイヴにぴったりな1曲です! しかし改めて聴いてもこのアルバム… ヨシリンの歌が良いのは当然ですが 楽曲がどれも本当に最高です! アルバム曲で終わらせるにはもったいない良曲揃いです そんなアルバムですから最初から最後まで引き込まれっぱなしです おまけにこのレコード「ハーフ・スピード・カッティング」を採用していて 音質も非常に良いのです!!! だからこそデジタル化した音源をipodとかで聴くのではなく 定期的にレコードを引っ張り出して 真剣に集中して今でも聴いている1枚です。 1981年12月5日リリース
昭和アイドル 1981/12/05さこだ@趣味&日常
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石川ひとみ「まちぶせ」
シングル「まちぶせ」の大ヒットを受けて 制作された石川ひとみさんの5枚目のオリジナルアルバム 当然のごとく、ひっちゃんのアルバムの中では 最大のセールスを記録しています。 デビューアルバムから80年代のアルバムは 全てその時代に手に入れて聴いていますが やっぱりこのアルバムとこの次の「夢模様」が ぶっちぎりでいいですよねぇ。。。 (あくまで個人的主観です) 艶やかな歌声にとてつもなく安定感が桑渡ったような気がします。 そしてこのアルバムが「まちぶせ」はもちろんですが 楽曲が全ていいのです!まさに私にとっての「ザ・昭和歌謡!」 このアルバムが出た頃の80年代初頭って ヒットチャートは結構バリエーションに富んでて 典型的なアイドルソングもあれば フォークもあればロックもあるし、 その中間的なニューミュージックなんてのもあるし もちろん演歌も結構売れてる曲もあったし… なかなか混とんとしてました。 で、いわゆる「アイドル」もその流れで ひとくくりにできないほど色んなタイプな方がいたわけですね 私もその時代の中でいろんな方のレコードを聴きましたが やはり70年代の流れを汲むこの頃のひっちゃんの曲は 当時の私からしてもちょっと古臭くて でも何だか癒される存在でした。 で、今聴いても全く色褪せないのが素晴らしいですね! A-1の「セシル」はオープニングとしてはしっとりと始まって 「え?これを1曲目?」とも少し思いましたが でもひっちゃんの艶やかで透明感溢れる歌声を 思い切り堪能できる楽曲なのすね! また妙に憂いがあるのも魅力のひとつなので そう考えるとひっちゃんの世界に引き込むには やはりオープニングには最適な曲かも。。。 A-2はもはやここで語ることはありませんが 名曲で大ヒット曲の「まちぶせ」です。 でも本当これが大ヒットしてよかったなぁ… 確かに楽曲も素晴らしいけど 本当にこの曲ってひっちゃんの歌声が合うのですよね… まさに運命のめぐり合わせだったのだろうなぁ 未だにいつ何度聴いてもやはり聞き惚れてしまいます! A-3の「ためらい」、A-4「他人どうし」と 少し大人っぽいというか憂いのある曲が続きます こういうのがこの時代らしくてまたいいですよねぇ~ ちょっと当時の昼メロっぽいのが何ともいい感じです。 これ他の人が歌ったらこんな感じは絶対出ないだろうと思います。 だから今でも聴き入っちゃうのです! A-5「なきまね」も70年代テイスト溢れた1曲で 当時のカーラジオからまさに流れてきそうな曲です 何だかちょっとセピアな海岸線を走っている 当時の「ブタ目」のマークⅡか何かをイメージしちゃいます。 まぁそれは私の勝手なイメージですが。。。 B-1はこれまた名曲の「夢番地一丁目」です! 「まちぶせ」の1枚前のシングル曲です 勝手な想像ですがこの曲で下地ができていたから 「まちぶせ」の大ヒットに繋がったのじゃないかと 勝手に思い込んでいます! いや…それほど本当にこの曲いいのですよ もっともっと売れても全然おかしくなかったと本気で思ってますし 当時も「なんでもっとヒットしないんだろう???」って思っていました 続くB-2は「まちぶせ」のカップリング曲の 「懐かしきリフレイン」です。 B-1、B-2の流れがA面後半の憂いのある楽曲に比べると 妙に明るくってこれもコントラストあっていいですね! B-3はちょっとテンポアップして「Kiss me please」へと続きます。 こういうのも合いますよねぇ このアルバムどうしても「まちぶせ」の楽曲のイメージが強いですが なかなか楽曲のバリエーションに富んでて楽しいですね! でもちゃんとトータルでは「少しレトロな歌謡曲」ってことで 統一されているのでバラバラな感じはしないのです!さすがですよね! B-4は「夢番地一丁目」のカップリングの「人形が見てる」です。 この頃のひっちゃんの楽曲にはやたら「人形」が出てきますよねぇ またこの曲の中ではちょっとミステリアスな感じのお人形です これもこの時代ならでは…ですよねぇ でもこういう歌詞や曲にちょっと懐かしさを感じるのは やっぱりこの時代をリアルに過ごしてきたからなのでしょうねぇ で、ラストは少し華やかな感じで「ひとりごと」で締めくくります。 最後まで艶やかで伸びやか歌声に本当に聞き惚れます いいですよねぇ…もうそうとしか言えない貧しい語彙力がもどかしい!(苦笑) そんな感じでこれを書くためにひさしぶりに じっくり集中してこのアルバム聴いたのですが 本当に最初から最後まで聞き惚れてしまう1枚です。 正直いうとこのミューゼオのコレクションで同じように アルバムの感想書いてても目当ての楽曲以外は あまり気合入れて聴かない(聴けない)ことも多いのですよ(汗) でもこのアルバムは本当に意識しなくたって 最後まで集中して聴いてしまいます。 もちろん思い入れがあるのもありますが それほど完成度が高い1枚だと思います。 1981年7月21日リリース
昭和アイドル 1981/07/21さこだ@趣味&日常