香坂みゆき「BACKSTAGE」

0

香坂みゆきさんの6枚目のオリジナルアルバム
デビューは1977年でサンデーズのメンバーだったり
「欽ドン」の初期(20時スタートの頃)のマスコットガールとしての
印象がかすかに残っているのですが
私がこのアルバム聴いた頃はもうかわいらしいアイドルというより
「大人のお姉さん」という印象でした。
でもこのアルバムの頃。まだ19歳なのですよねぇ…
デビューした年齢が早かったせいか
随分大人びて見えていたような気がします。

私が持っている香坂みゆきさんのアルバムはこれ1枚だけなのですが
なぜこのアルバム聴いていたかというと
まずたまたまFMエアチェックでテープに録音して聴いていた
「乾いた花」(宇崎竜童さん作曲)を
めちゃくちゃ気に入っていたのと
私の大好きな山崎ハコさんの「気分をかえて」のカバーが
収録されていたからなのです。
「乾いた花」の何ともハードボイルドな曲調が
当時かなりのお気に入りで一時期毎日何度も聴いていたのです…
「気分をかえて」はハコさんの1stに入っている自身歌唱ヴァージョンも
もちろんいいのですが
11thシングルでもありこのアルバムのA-5収録の
みゆきさんヴァージョンもまた最高にいいのです!!!
香坂みゆきのヴォーカルってその辺のアイドルのレベルではなくて
立派なヴォーカリストだと思いますし
聴きごたえ十分です。

もちろん、シングルのその2曲は文句ナシの出来栄えですが
その2曲とはアプローチの全く異なる
ヨーロピアンなA-1「クリスティーヌ」は透明感抜群ですし
「乾いた花」のカップリングでもある
A-2「さりげなく何気なく」は私の中のみゆきさんイメージ通りの
ちょっとハードなイメージの良曲です。
A-3「Merry-Andrew」は当時の私には(中1)
すっごく都会的で大人っぽい雰囲気で
聴いているだけで少し大人になったような気がしていました(笑
B-1「Tokyo Magic Town」もそうですね!
田舎もんの中学生にはなかなか新鮮でした!!
そしてB-3の「アバンチュール」は山崎ハコさんの作詞作曲ですが
みゆきさんの歌うこの曲を何の予備知識もなく聴いたら
ハコさんの曲だとは気づかないかもしれません。。。
それほどみゆきさんカラーにしっかり染まって歌いあげられています
B-5「Right away(今すぐに)」では壮大なバラードを
情感たっぷりに歌いこなします。

このアルバム聴いて再確認できたのですが
それまで私の持っていたイメージ以上に
香坂みゆきさんの歌声は魅力たっぷりで
また歌唱力も非常に高いということでした。。。
なかなかタイミングが合わなくて
これ以外のアルバムは今のところ聴く機会がないのですが…
うーん、改めて聴いているといいなぁ…
他のアルバムも聴いてみようかな…と今更ながらに感じます。

1982年3月1日リリース

Default