石野真子 MAKO PACK

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やっと貯めたお小遣いやお年玉で
欲しいレコードが少しばかり買えるようになった
小学6年生の私ですが
やっと手に入れた真子さんのレコードは
ラストコンサートのライブ盤のみ
で、近所のレコード屋さんに
3枚組のベストアルバムが知った私は当然それが欲しくなったわけです
…とはいえ当時の私に6000円はなかなかの大金です。
自分の判断だけでさすがに買える金額ではなく
じいさんに「じいさんだって大好きな島倉千代子のベスト盤あったら
きっと欲しいと思うよねぇ…」といやらしい頼み方をして(笑
6000円をゲット!急いで握りしめて
近所のレコードさん屋さんに行きました。
すると…「ごめんね、僕。もうそれ売り切れちゃったんだよ」
私「がぁぁぁあぁぁんんん~」
そうとうがっかりしているように見えたのか店員のお兄さん
「うーん、この見本盤でよかったら5000円で売ってあげるよ」
その頃の私に見本盤だろうが何だろうがおかまいありません
「はい!それでいいです!お兄さんありがとう!!!」ということで
見本盤を定価の1000円オフで買って帰ったのです。
・・・というわけで私の「MAKO PACK」は見本盤なのです。
見本盤が売却時に通常版よりずいぶん価値が下がる…なんて知ったのは大人になってからです
まぁ手放すつもりなんかないですし
今となってはそれも思い出深いエピソードなのでこれでよかったと思います。

後日談ですがレコードは買ったらなるべくテープに落として
居間にあるレコードプレーヤーはなかなか使うタイミングも難しいので
普段はテープで聴くことが多かったのですね。
3枚組だから大変だ、せっかくだからじいさんの持ってる
うちで一番立派なソニーのラジカセで録りたいなぁ。。なんて思いながら
小学校に行っているうちにじいさんがしっかりテープに録っておいてくれたのは
嬉しかったなぁ…インデックスまでしっかり書いてくれて…(笑

内容の話ですが基本的にside1~side5まではシングル曲とそのカップリング曲です。
side6は主にカバー曲となっています。
で、改めて聞くと初期のシングル曲のカップリング曲(B面)って名曲揃いですねぇ
「ひとり娘」、「いたずら」、「決定的瞬間」、「悲しきエンゼルス」なんて
本当に名曲揃いです。
まぁシングル曲は聴きなれているのでカップリング曲が新鮮というのもありますが…(笑

1981年8月21日リリース

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