Helloween「Keeper Of The Seven Keys Part 2(守護神伝 -第二章-)」

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衝撃的だった前作「守護神伝 -第一章-」の翌年に
発表されたハロウィンとしては3枚目のアルバム

本来、前作「第一章」とほぼ同時期に作られた楽曲で
この「第二章」と合わせて1作のアルバムだとも言われています。

相変わらずのマイケル・キスクのハイトーンに
カイ・ハンセンとマイケル・ヴァイカートの超絶ツインギターです!
文句ナシに超カッコいい「元祖メロスピバンド」です。

このアルバムの発表後に
中心人物であるカイ・ハンセンが抜けることとなり
バンドの方向性も大きく変わります。
そのため私にとっての「ハロウィン」というバンドは
カイ・ハンセンがいてマイケル・キスクが歌う
2nd・3rdのみだと思っています。

いや、4thも5thも実はCDで持っていますが
カッコいいのですよ。
5th「カメレオン」の「First Time」なんて
めっちゃくちゃカッコいいし…
でもメロスピなハロウィンはこのアルバムまでなのですよねぇ
キスク加入前の1stはまた何か違う気もするので
やはり「守護神伝 第一章・第二章」がハロウィンなんですよねぇ…

荘厳な「Invitation」で厳かに始まり
続く「Eagle Fly Free」で前作からのテンションそのままに全開です!!!
激しいツーバスにテクニカルなベースラインに
スピーディーなツインギター!そうそうやっぱりこれこれ!最高ですね!
まさにハロウィンらしいメロディアス&ハードな1曲です!

続くA-3はイントロで少しスピードダウン…とみせかけて
しっかりハード&ヘヴィな「You Always Walk Alone」です。
やっぱりマイケルキスクのハイトーンはいいですねぇ
キスクだからこういう楽曲が引き立つのですよねぇ
サビのフレーズなんてメタルとは思えないほどのメロディアスさですよ

A-4は遊び心満載の「Rise and Fall」
キャッチーといえばキヤッチーですが
サウンドが十分にヘヴィだからポップではないですよねぇ
でもこれはインパクトあると思います。
メタル聴かない人だってシンプルにカッコ良いと思えるはず!
サビのコーラスパートもいいですよねぇ~
思い切ってシングルカットすればよかったのに…
プロモーション次第ではかなり売れたのでは????
曲の長さも程よく短いし!

A-5はおどろどろしい効果音から始まりますが
意外とこれもキャッチーな「Dr. Stein」
こちらがシングルカットですね!
あぁ…確かにこれもキャッチーでいいなぁ…
もちろんこちらもサウンドはハロウィンらしくハードだけど
サビ前のブリッジ部のメロがいいですよねぇ~
しっかりマイナー調のメロディで
これは琴線に触れるなぁ…
確かにこれがシングルでも文句ないけど…
「Rise and Fall」も捨てがたいなぁ(笑

A-6はハロウィンらしいヘヴィな様式美のバラード
「We Got the Right」で締めくくります。
いかにもメタルバンドのバラードですね!

さてB面は再びスピーディー&メロディアスな
「March of Time」で押しまくります!
まさにハロウィンの良さがギュッと詰め込まれているような名曲です!
サビのメロディアスな展開なんて鳥肌もんですねぇ

B-2はこのアルバムから2枚目のシングルカットとなった
「I Want Out」です。
これもメロディアスでシングルカットは納得の1曲です。
こうして聴いていると「第一章」よりはキャッチーな曲多いなぁ
それでも十分にハロウィンらしいサウンドなのは素晴らしい!!!
サビのコーラス部がまたぶちカッコええなぁ…
しかしこの曲もベースラインが妙にテクニカルでカッコいいし…
ツインギターソロはシンプルだけどこれがまたいいねぇ

で、B-3はタイトル曲ですね「Keeper of the Seven Keys」
おごそかに始まって荘厳に盛り上げていきます。
まさにハロウィンらしい大曲です。
メロディアスな部分からヘヴィな部分
各パートもたっぷりテクニカルな部分もあり
「第一章」の「Helloween」に匹敵する曲ですが
よりしっかり創り込まれた劇的な展開の大曲です。
これだけ長くて全く退屈しないのはすごいなぁ
1曲の中にあらゆるテイストがそれも濃く詰め込まれている感じです!

ラストは再びスピーディー&メロディアスな
「March of Time」で押しまくります!
やっぱりこの類の曲が最高ですねぇ~
しかし、各パート全員ですが
体力あるよなぁ…
特にこれだけツーバス叩きっぱなしのドラムは大変だろうなぁ
いや、やたらロングトーンの多いキスクも大変か…
それ言ったらベースもギターも…
やっぱりみんなすごいですよねぇ
でもこの音の洪水に溺れるのは快感です!

…というわけで「第一章」と甲乙つけがたい
正に名盤と言える1枚です!

1988年9月21日リリース

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