UFO「Phenomenon(現象)」

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1974年にリリースされたUFOとしては4枚目のアルバム
このアルバムからギターがマイケルシェンカーになり
バンドとして全盛期を迎えます。
私はマイケルシェンカー加入以前の最初期の
UFOは残念ながら聴いたことがないので
UFO及びマイケルシェンカーといえば
このアルバムからとなります。

…とは言いますがそれはあくまで発売時期の話で
さすがにこれが出た時には私まだ5歳ですから
洋楽ハードロックなんてまだ縁もゆかりもありません(笑
その頃っていうと「黒ネコのタンゴ」とか
レコードで聴いてたんじゃないのかな…

最初にマイケルシェンカーのギターを聴いたのは
UFO脱退後のマイケルシェンカーグループになってからで
それで気に入って遡って聴いていくわけですね
で、まずはメジャーデビューした最初の…っていうと
正確にはスコーピオンズなんだろうけど
もうスコーピオンズは兄貴のルドルフのイメージが
強すぎるのでUFOから…ってなったのですねぇ

で、この「Phenomenon」です。
1974年ですからねぇ…音も楽曲も時代なりの雰囲気です
MSG時代になると骨太なハードロックの王道なサウンドですが
この時代はいろいろと緩い感じです。
でもその緩さが今聴くといいですよねぇ
80年代に差し掛かるとハードロックは
張り詰めたようなテンションが命!みたいなところがあって
(特に欧州勢は)それはそれは非常に好きなのですが
サウンドも楽曲も適度に緩いこの時代の音も非常に良いです!
でもミヒャエル(ドイツ読みだとミヒャエル)のギターは
当時から中域に腰のある独特のトーンで
この頃からある程度完成の域に達しているとこがわかります。

アルバムはその独特のトーンのギターサウンドで
「Too Young to Know」からご機嫌に始まります
いいねぇ~リフもオブリガードもソロも
MSG時代とはまた異なる良さに溢れています!

A-2この時代ならではのけだるさを感じさせるナンバ-
「Crystal Light」
ちょっとイーグルスっぽい感じもするのですが…
でもこういう曲が間に入っていると
いいアクセントになるのですよねぇ
そうそう、コーラスパートもこの時代ならではの良さがあります
短いソロですがミヒャエルの泣きのギターは必聴です!

A-3は後にシングルヒットもした「Doctor Doctor」
はい!文句ナシにカッコいいですね!
哀愁漂う昭和枯れすすき的なイントロから
跳ねるリズムでテンポアップされたら
それだけでくっそカッコいいです!もうたまりません!
そしてまたヴォーカルラインがばちくそ良いのです!!
はい!優勝!!!

A-4はまた少しけだるい感じで味わい深い
「Space Child」です。
実はこの類の曲って若い頃はあまり好きではなかったのですが
今聴くと渋いですよねぇ
噛めば噛むほどじわっと味が出る…
ためまくって泣きまくるミヒャエルのソロは最高です!

A-5はライヴで絶対に盛り上がること間違いなしの
「Rock Bottom」です!
youtubeとかに当時のライヴ映像もアップされていますが
文句なしにカッコ良いです!
これは当時から王道的なハードロック路線ですね!

B-1は軽快なノリの「Oh My」で始まります
UFOの良いところってこういう楽曲なんだと思います。
軽快なリズムをしっかりとしたリズム隊が支えて
その上でミヒャエルのギターとフィルのヴォーカルが
自由自在に絡む感じがいいのですよねぇ

B-2は少し大陸的なおおらかな雰囲気の「Time on My Hands」
ここはフィルのヴォーカルの見せどころですよね
でもミヒャエルのアコギのバッキングがまた渋い!!!

B-3はちょっとブルージーな「Built for Comfort」
これもまた渋いですよねぇ
こういうのも昔は良さがわからなかったなぁ
今聴くと何でも聴き返してしまいますものねぇ
リズムのタメ感というかそういうのがたまりません!
いい音環境で聴くとライブ感がさらにたまりません!!!

B-4は口直し的なインスト小曲の「Lipstick Traces」
ミヒャエルのギターはこの後のMSG時代より
逆に渋いのですが!!!若いはずなのに!!!

そしてアルバムラストは「Queen of the Deep」で締めくくります
70年代らしい趣のある味わい深い楽曲です
こういうのを聴いていると
一気に煌びやかなサウンドになる80年代もいいですが
70年代ならではのシンプルで渋みの強い
バンドサウンドもなかなか捨てがたい…

というわけでそこまでハードなものを聴くテンションではないけど
ポップスとかじゃないよなぁ…という気分の時に
こういうアルバムをじっくりと聴くとハマりまくります!!!
最近、再びこのアルバムの再生数がめちゃ上がってきています!

1974年5月リリース

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