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- 2F 昭和のレコード 洋楽編
- Van Halen「Van Halen II(伝説の爆撃機)」
Van Halen「Van Halen II(伝説の爆撃機)」
ヴァンヘイレン、2枚目のスタジオアルバム
衝撃のデビューアルバムに比べると
少しギターサウンドがマイルドになった印象です。
でも一般的には耳あたりもよくて
こっちのほうが好まれるかなぁ
個人的には1stの音がアグレッシブで好きですが…
でも楽曲は1st以上にバリエーションも豊かで
退屈させない1枚であることは間違いありません。
1曲目の"You're No Good"はカバー曲ですが
エディのギターでデイヴが歌うと
間違いなくヴァンヘイレンサウンドです
サビのデイヴがシャウトが好きで
当時高校生の私はよく真似して叫んでました(笑
2曲目の "Dance The Night Away"は
シングルカットされ全米15位を記録しました
非常に耳あたりの良いポップな曲です。
こういう曲はデイヴの独壇場ですね
3曲目の"Somebody Get Me a Doctor"は
打って変わってエディのギターが前面に出た
少しハード目の曲です。
エディのキレッキレのギターリフに
デイヴのヴォーカルが絶妙に絡みつき
聴きごたえ十分な1曲です
またエディのソロがむっちゃカッコ良いです
4曲目はヴァンヘイレンお得意の
アップテンポのシャッフルです。
もうひとりでに体が動きそうなタテノリの
ご機嫌の1曲です。
ここでもデイヴならではのヴォーカルと
エディのご機嫌なギターは一瞬たりとも
聴き逃せません
5曲目は"Outta Love Again"
何て言葉にすればいいのかわかりませんが
こういうノリでこの曲調って
この時代のヴァンヘイレンならではではないかと思います。
後期のサミー時代にはまず出てこない曲だと思います。
ちょい渋めなハードさでこれまたゴキゲンです
6曲目は"Light Up the Sky"
これは比較的正統派?なハードロックかな
でもデイヴが歌うとその辺のありきたりな
正統派ハードロックとはいい意味で異なるのですよねぇ
しかしエディの奏でるリフも
その辺のハードロックバンドとは全然違いますよねぇ
いい意味でアバウトで自由な感じですよね!
7曲目はガットギターでエディが奏でる
インストの小曲"Spanish Fly"
もう文句ナシにカッコいい!としか言えません
当時「もし弾けたらめっちゃカッコいいし自慢できる!」と思って
無謀にもコピーに挑戦しましたが
速攻で挫折しました(笑
8曲目は一転してミディアムハードな"D.O.A."
この曲もエディのソロがまたまた超カッコ良いです
9曲目はイントロのハーモニクスのアルペジオが美しい
"Women in Love....."
こういうちょっと気だるい雰囲気の曲でも
聴きごたえある感じに仕上げてくるのはさすがですよねぇ
この曲、妙に後に引く曲で
最初の印象はそれほどよくないのですが
何度でも繰り返して聴きたくなるのですよねぇ
エディのギターアレンジも素晴らしいのですが
やっぱりデイヴの聴かせる力なのだと思います。
ラストの10曲目は"Beautiful Girls"
これはかなりデイヴの趣味も反映されてるかな
ヴァンヘイレンらしい明るく楽しい
ある意味ノーテンキな「楽しくやろうぜ!」っていう曲です。
ある意味これでアルバムを締めるのが
このころのヴァンヘイレンらしいですね!
1979年3月23日リリース