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- 2F 昭和のレコード 洋楽編
- Bon Jovi 「7800° Fahrenheit」
Bon Jovi 「7800° Fahrenheit」
ジョン・ボン・ジョヴィ率いる「ボン・ジョヴィ」
2枚目のスタジオアルバム
欧米でもそこそこ売れていたとはいえ
まだまだ日本での人気のほうが勢いがあった頃ですね
チャート最高位を見ても明らかで
このアルバムの米ビルボードでの最高位は37位
英アルバムチャートでは28位
対して日本オリコンチャートでは「5位」ですよ!
国内の洋楽の中で5位ではなくて
邦楽含んだ全体で5位です!すごいですよねぇ
前年に初来日を果たしていますが
B-1の「Tokyo ロード」(Tokyo Road)は
その時に熱烈な歓迎をくれた日本のファンへ向けて
制作された曲です。
イントロには「さくらさくら」のメロディが使用されています。
それがこの次の3枚目のアルバムでは
まさに「世界のボン・ジョヴィ」になってしまうわけです。
それでもメンバーは全員、日本びいきでその後のいてくれています。
世界に先駆けてボンジョヴィに注目していたのは
他でもない日本のファンでした。
で、このアルバムの内容ですが
基本的には1stアルバムの雰囲気をそのまま引き継いだ
少しマイナー目のHR路線です。
これが日本人好みと言えば確かにそうなんですよねぇ
A-3の「Only Lonely」あたりは私も大好きな曲ですが
これは間違いなくアメリカよりも日本でウケる曲ですよね。
他にも切ないバラードのA-5やB-2あたりも
明らかに日本でウケそうな曲です。
全体的にちょっとウェットで暗いのですよね
そのどこなく陰りがあるというか哀愁の漂うところが
初期のボンジョビの良いところですよね
まぁ3作目の以降の「いきなり生まれ変わったような」
メジャーな雰囲気のボンジョビももちろん良いのですが…
当時もやたらと聴きこんだアルバムです。
やはり「TOKYOロード」には感慨深いものがありますねぇ
ちなみにタイトルの「華氏7800度」は
岩(ロック)をも溶かす温度であることから名づけられているそうです。
1985年4月15日リリース