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Boston「Third Stage」
トム・ショルツ率いるボストンの3rdアルバム
高校2年生だったかな。。。
あの「ボストン」のニューアルバムが
8年ぶりに出る!なんて当時騒がれてて
いやいや8年前なんて
わしゃ小学3年生じゃし
全く知らんよのお~って当時思ってたな(笑
おまけに「どっちかといえばポップスに近い
普通のアメリカンロックでしょ?」なんて
ロクに聴きもせずに決めつけてました、すみません
で、アルバムが実際に出ると
社会人バンドの先輩とがが当然買うので
貸してもらうわけですね。
で、実際に聴いてみて。。。
いや。。。本当に痺れました。。。というか泣かされました
なんだ?この分厚いギターサウンド???
どうやって出してるの?
基本的にポップなんだけど
よく聴いたらキーボードなんて全くないじゃん?
ギターとベースとドラムだけ???
ギター何本重ねてるの???2本や3本じゃないよねぇ
もうトム・ショルツの術中に見事にはまってしまいました。
1stアルバムが全世界で2000万枚
2ndアルバムが全世界で800万枚
この「Third Stage」も400万枚売れたそうです。
え?落ち目じゃん?って
いやいや1st&2ndの数字がちょっと明らかに異常だから。。。
バンドというよりは工学博士トム・ショルツが
全てを創作するプロジェクトといったほうが良いかもしれません
彼の音楽造りの作業がこだわりすぎて遅々として
進まないためレコード会社から契約不履行だと訴えられたこともあり
2ndアルバムから8年も間があいてしまったそうです。
ちなみに4thアルバムはまた8年後です(笑
当時、ボストンのサウンドにすっかりはまった私は
トム・ショルツが考案・制作して販売されていた
「ロックマン」というギター用ヘッドフォンアンプにも相当憧れて
「ロックマン買えばトム・ショルツの音が出せるかも???」と
あともう少しバイト頑張って節約してれば買っていたと思います
当時もいろんな機材を欲しがって
いくらバイトしてもお金なかったんだよなぁ(笑
アルバムの内容ですが
オープニングからシングルカットされた「アマンダ」で
いきなりノックアウトされます。
で、2曲目の「We're Ready」で
正に「さぁ今から宇宙へ旅経つよ?用意はいいかい?」みたいな感じで
さらにぶっ飛ばされます
そして3曲目「The Launch」で壮大な宇宙に放り込まれます。
4曲目はロックンロールを聴きながら楽しい宇宙旅行です
5曲目の美しいバラードで心を落ち着かせて
「気が付けばこんなに遠くまで来てしまった」と思いつつ
A面が終わります
B面はまた新たな宇宙旅行のスタートです。
1曲目で再びテンションを上げておきながら
2曲目で少し自分という人間を見つめなおします。
そうして3曲目でまた楽しい旅行に戻り
4曲目で宇宙の真理に近づきます。
5曲目で心穏やかに充実した気持ちで
この旅行の成果を伝えるために急いで地球への帰途に就きます。
こうしてアルバム1枚で
まさに宇宙旅行が楽しめるのがこのアルバムです
(あくまで個人的な所感です)
いやこれ書くためにひさびさにしっかり聴いたけど
やっぱボストンすっごくいいわ(笑
1986年9月23日リリース