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- 2F 昭和のレコード 洋楽編
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Ozzy Osbourne 「Bark at the Moon」
オジーの3作目のオリジナルアルバム
私がオジーを聴き始めた頃は既にこのアルバムは出ていたのだけど
その前に1st、2ndを聴いてランディのギターに
惚れこんでいたため実際にこのアルバムを聴いたのは少し後になりました。
…とはいってもタイトル曲の「Bark at the Moon」は
MTVでもガンガンかかっていたし
あの派手なイントロと覚えやすく
オジーらしいボーカルラインは
文句ナシにカッコよく
レコードで聴いてなくても
イントロの触りだけはすぐに自分でもコピーしましたし
サビでは「バカだもーん」って面白がって叫んでいました(笑
で、ランディ中毒が少し落ち着いた頃に
さて、じゃぁジェイクはどーよ?って
改めてこのアルバムを手に入れて聴いたのですが
やはり期待通りオジーらしいカッコよさに溢れたアルバムでした。
ジェイクのプレイも文句ナシです
で、2ndアルバム発売後にいったん解雇された
ボブ・デイスリーが再び復帰して参加しています。
1stから思っていましたがボブのベースラインは
これがまたカッコいい!!!
後から知った話だとランディの突然の死後
ブラック・サバス時代以上に酒や薬に溺れ
それでも何とかその年の初冬にはライブを行い始め
ブラッド・ギルス(ナイトレンジャー)が一時的に参加したりして
代役をこなしていたのだが
いよいよこのアルバムを作る段階になって
またバタバタしながらジェイクに白羽の矢が立ったそうです。
そのため時間的にも予算的にもかなり制約があったらしく
このアルバムでのジェイクのプレイは本人曰く
「全てやり直したかった」と後に語っています。
「Bark at the Moon」のソロ辺りは
「とりあえず」弾いた手癖的なフレーズがそのままOKテイクになってしまい
本人としてはかなり不本意だったそうです。
そうはいってもカッコいいし
かなり難易度も高いのですが。。。
で、ジェイクって個人的には
ライブで見ると本当にカッコ良いギタリストだと思います。
プレイ中の動きのひとつひとつがいちいちカッコ良いし
やたら線の細いだけのギタリストが多い中で
ジェイクって意外と筋肉質で
その佇まいがまたカッコ良いのです。
さらにいうと母親が日本人のハーフだということも
ちょっと親近感が湧くじゃないですか(笑
でもサウンドにジェイクのカラーが出るのは
やはり次作「THE ULTIMATE SIN」でしょうね
このアルバムはまだまだオジーもランディ色を引きずっている気がします。
ジェイクもとりあえずは
オジーの希望通りにプレイするしかなかったでしょうし。。。
過渡期な部分が見え隠れするアルバムではありますが
それでも全編を通してカッコよく
レベルの高いアルバムであることに間違いありません。
タイトル曲がやはりインパクトがありますが
個人的に好きなのはB-1「Centre of Eternity」とか
B-3「Slow Down」あたりも相当いいですよ
1983年12月10日