Heart 「Bad Animals」

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アンとナンシーのウィルソン姉妹を中心とする
アメリカンロックバンド

比較的、ハードなロックバンドで
女性ボーカル、
そして女性ギタリストが在籍するバンドは当時非常に少なく
アンのパワフルかつ繊細な歌声と
ナンシーの可憐なギタープレイがサウンドの中核となっています。

実は私、ハートって最初は食わず嫌いで
どっちかといえばポップスに近い軽めのロックバンドでしょ?って
思っていてろくろくまともに聴いていなかったのです。

そんなときにこの「Bad Animals」が新作で出て
すっごく仲良くしてくれてた
社会人バンドの先輩ギタリストM君が
「さこちゃん、ハートの新作聴きながら2時間ぐらい
ノンストップフドライブ行くけどどう?」って
誘ってくれて
M君のワンダーシビックに乗って出かけたのです。
まぁ先輩っていっても20代半ばだし
結構な爆音で「Bad Animals」をかけて
それなりに飛ばしてすっごく気持ち良いのですが
それにしてもハートのサウンドが分厚くって
聴いていても気持ちよくてアンのボーカルが
またソウルフルで良くって
1回通して聴いて文句ナシに気に入ったのです。
で、後日、自分でもレコードを買って
日本版にだけについていたドーナツ盤の
「マジックマン」や「バラクーダ」を聴いて
もっと好きになったのです。
「うぉおおおお~ライヴだとめっちゃハードじゃん!!!」って感じで(笑
レコードだとそれでもやはり上品で耳あたりの良い部分が
目立ちますが(だからコンスタントに売れているのでしょうが)
ライブでのハートサウンドの迫力は絶対に聴いたほうが良いと思います。
CD盤だとこのライブテイクは収録されないのですよねぇ
。。。というわけで「Bad Animals」は日本国内盤のレコードが絶対におススメです

あ、もちろんレコード本編も素晴らしい楽曲で溢れています。

いかにもアメリカンでインパクトのあるA-1に始まり
シングルカットされたされて大ヒットとなったA-2
ハートらしいどことなく哀愁の漂う美しいメロディーと
分厚いサウンドのA-3
これまたアンの繊細な歌声が存分にあの味わえるA-4、A-5
B-1はうって変わってソウルフルなアンの歌声が楽しめます
軽快でちょっとポップなB-2
再び美しいバラードのB-3、いかにもライブで盛り上がりそうなB-4
そしてソウルフルなB-5と最初から最後まで
聴きごたえ十分なアルバムです。

結局この「Bad Animals」をきっかけにして
ハートのアルバムもずいぶん集めることになりました

1987年6月6日リリース

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