EUROPE 「The Final Countdown」

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ヨーロッパ、3枚目のオリジナルアルバムであり
彼らの最大のヒットとなった作品です。

シングルカットされたタイトル曲は
日本でもかなり売れたので知っている方も多いと思います。
スズキ・カルタス(初代)のCMイメージソングにも使われました。
いわゆる「北欧メタル」の元祖とされているバンドですが
キーボードサウンドも上手く織り交ぜた
非常に叙情的でメロディアスなヴォーカルラインが特徴的なバンドです。
しかしながらメロディアスになっていけばいくほど
主役はジョーイ・テンペストの甘いボーカルに傾いていき
もう一つの大きな魅力でもあるジョン・ノーラムの
ハードなギタープレイへの比重は確実に小さくなっていきました。
そうしたことありこのアルバムを最後にジョン・ノーラムは
ヨーロッパを脱退することになってしまいました。
そのニュースを当時聞いたときには非常にショックだったことをよく覚えています。
なかなか優れたヴォーカリストと
優れたギタリストの組み合わせはどこのバンドも長続きしないですね

タイトル曲「The Final Countdown」は
誰が聴いても非常に分かりやすくカッコ良い曲だと思います。
全然普段HR/HMを聴かない人でもこの曲は好きという人も多かったと思います。
キーボードセクションが目立ちますが
意外とギタープレイもハイテンションでハードなプレイです。
でも文句ナシにカッコ良いですよね

アルバムのオープニングをタイトル曲が飾りますが
他の曲もなかなかの秀作揃いで非常に聴きごたえのあるアルバムです。
個人的にはA-2,A-3,A-5,B-1,B-5がお勧めです。
特にA-3は非常にヨーロッパらしい美しいバラードで
今でも大好きな曲の一つです。

余談ですがジョーイテンペスト以外のメンバーは
最初のシングルカットをA-2の「Rock The Night」にするつもりだったそうです。
結局、レコード会社の判断で「The Final Countdown」が
シングルカットされたわけですが
まぁ、レコード会社の判断は正しかったということでしょうね
「Rock The Night」も名曲ですけどね

1986年5月26日リリース

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