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カシオペア『アイズ・オブ・マインド』
【2024年3月23日ON AIR】
アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
3月は毎年インストを中心とした音楽を紹介してきましたが、今年はフュージョンを特集しています。“More than Words”今回はカシオペアの『アイズ・オブ・マインド』です。
70年代後半から80年代にかけて流行した、ジャズやソウル、ファンクなどを融合した“クロスオーヴァー・サウンド”。それはやがてフュージョンと呼ばれるようになりました。
日本が誇るフュージョン・バンド、カシオペアは、1957年1月1日生まれのギタリスト野呂一生と11月13日生まれのベーシスト櫻井哲夫を中心に結成されました。共に東京都内の高校生だった二人が出会い意気投合。56年10月20日生まれのキーボーディスト向谷 実を誘って出場したヤマハのコンテストEastWest'77がきっかけでプロデビューを目指します。
しかしなかなかレコード会社が見つからず、最終的に手をあげてくれたのが新興のアルファ・レコード。1979年にアルバム『CASIOPEA』で、めでたくデビューすることが出来ました。そのキャッチ・コピー「スリル・スピード・スーパーテクニック」は彼らの代名詞となり、2ndアルバム『スーパー・フライト』は、CMタイアップの効果で人気も全国区に拡大しました。
しかしここでドラムの佐々木隆が脱退、1959年2月27日生まれの神保 彰が加入して、いわゆる第1期メンバーが揃います。このラインナップでライブ・レコーディングされた3枚目のアルバム『サンダー・ライブ』は海外のアーティストからも好評で、彼らの人気を後押ししました。
80年のスタジオ・アルバム『メイク・アップ・シティ』は国内初の32トラック・デジタル録音で、続く『アイズ・オブ・マインド』はハーヴィー・メイソンのプロデュースで、初の海外リリース。カシオペアは一段と輝きを増しますが、87年レーベルを移籍してリリースした『プラティナム』あたりから陰りが出始め、バンドは休止状態。
89年には櫻井哲夫と神保 彰が脱退して、ベースに鳴瀬喜博、ドラムに日山正明を迎え、第2期の活動がスタート。さらに97年からは野呂・向谷・鳴瀬の3人態勢となり、サポートにかつてのメンバー神保 彰を迎えますが、2006年に一旦活動休止。
2012年、向谷 実の脱退と新メンバーの加入、6年振りの活動再開が発表され、バンドはCASIOPEA 3rdとして活動を続けます。しかしこれも10年で終止符を打ち、2022年からは野呂・鳴瀬に加え、キーボードに大高清美、ドラムに今井義頼を迎え、CASIOPEA-P4名義で活動しています。
カシオペアのアルバム『アイズ・オブ・マインド』
SIDE A
「朝焼け」
「ア・プレイス・イン・ザ・サン」
「テイク・ミー」
「ラカイ」
「アイズ・オブ・マインド」
SIDE B
「ブラック・ジョーク」
「ラ・コスタ(イントロ)」
「ラ・コスタ」
「マジック・レイ」
「スペース・ロード」
カシオペアのアルバム『アイズ・オブ・マインド』いかがでしょうか?
ちなみに、このアルバムはハーヴィー・メイソンのプロデュースによりロサンジェルスでレコーディング。これまでのリメイク曲に加えハーヴィーと、レコーディングにも参加したボブ・ジェイムスの曲を収録するという実に贅沢な作品となっています。
https://www.casiopea.co.jp/
CASIOPEA-P4 オフィシャルサイト
Ketatsuanoeu
2024/03/26 - 編集済みカシオペア、流行りましたねー、80年代。
T-SQUARE、ナニワエキスプレス、などなどのフュージョンバンドもありました(今もある?)
櫻井、ナルチョの真似して、みんなチョッパーしてました。
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澁谷彰一
2024/03/26ネイティブ・サンなんてのも…
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