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尾崎豊17歳の地図
CBS・ソニー主催の「SDオーディション」で合格した尾崎によるファーストアルバムであり、作詞・作曲は尾崎、プロデュースは須藤晃が担当している。レコーディングは尾崎が高校在学中であった1983年に東京都内で行われ、浜田省吾が所属していたロックバンドである愛奴メンバーであった町支寛二や青山徹が参加しており、編曲は町支および浜田のバックバンドに所属していた西本明が担当している。また、HOUND DOGのボーカリストである大友康平がコーラスとして参加している。
本作と同時にシングル「15の夜」がリリースされた他、後にリカットとして「十七歳の地図」、「はじまりさえ歌えない」がリリースされた。その後本作リリースから8年後にJR東海「ファイト! エクスプレス」のコマーシャルソングとして使用された「I LOVE YOU」がリリースされ、11年後にフジテレビ系テレビドラマ『この世の果て』の主題歌として使用された「OH MY LITTLE GIRL」がリリースされた。また、シングルカットされていないがフジテレビ系新春ドラマスペシャル『僕が僕であるために』(1997年)の主題歌として使用された「僕が僕であるために」が収録されている。
オリコンアルバムチャートでは1991年の再リリース盤が最高位第2位となり、売り上げ枚数は113万枚でミリオンセラーとなった。その後の再リリース盤も含めると、総売り上げ枚数はおよそ300万枚となっている[3]。多くの批評家たちからは肯定的に評価され、10代の心情を綴った歌詞が高い注目を集めた他、ブックオフオンラインの「邦楽名盤100選」に選定された。
28AH1654は初版で確か1200枚だけのプレスで希少盤だ。