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Thebestプレイバック山口百恵
百恵にとって8枚目のベスト・アルバム。収録内容は、オリジナル・アルバムに収録されなかったシングル曲や未発表曲を中心に構成されている[1]。前月に発売されたシングル「プレイバックPart2」のヒットもあり、本作は20万枚に迫る売上を記録した。 未発表曲「プレイバックPart1」、「たそがれ祭り」は、1997年に発売されたベストアルバム『GOLDEN J-POP/THE BEST 山口百惠』で初CD化され、2007年に発売された『MOMOE PREMIUM update』及び『Complete MOMOE PREMIUM』にも収録されている。 「プレイバックPart1」は、当初「プレイバック」のタイトルでシングル候補曲として作られた3曲のうちの1曲で、「プレイバックPart2」と同時期に制作されたもの[2]。タイトルは制作側が区別しやすいように ″Part1″ ″Part2″と付けたもので、この2曲に関連性は無い。なお、「プレイバックPart1」は武道館でのファイナルコンサート『伝説から神話へ -BUDOKAN…AT LAST-』でも歌われた。 「たそがれ祭り」は、「プレイバックPart1」がシングルとして発売された場合のB面曲としてストックされていた曲[1]。 収録曲 編集 A面 # タイトル 作詞 作曲 編曲 1. 「プレイバック Part 1」(未発表曲) 阿木燿子 馬飼野康二 馬飼野康二 2. 「横須賀ストーリー」 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄 3. 「パールカラーにゆれて」 千家和也 佐瀬寿一 船山基紀 4. 「夢先案内人」 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄 5. 「イミテイション・ゴールド」 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄 6. 「視線上のアリア」 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄 7. 「赤い絆 (レッド・センセーション)」(TBS系同名ドラマ主題歌) 松本隆 平尾昌晃 川口真 B面 # タイトル 作詞 作曲 編曲 1. 「秋桜」 さだまさし さだまさし 萩田光雄 2. 「口約束」 松本隆 平尾昌晃 川口真 3. 「初恋草紙」 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄 4. 「賭け」 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄 5. 「たそがれ祭り」(未発表曲) 阿木燿子 馬飼野康二 馬飼野康二 6. 「プレイバック Part 2」 阿木燿子 宇崎竜童 萩田光雄
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初恋 浅き夢みし
カバーアートが静かに語るアルバムの素晴らしさ 2021年5月6日に日本でレビュー済み おそらく日本に生まれ育ち、洋楽に憧れてシンガー・ソングライターを目指す人たちが最初にぶつかるのは、どうやったら日本語をポップスやロックといったリズムやビートを持つ音楽に上手く乗せられるのか、かと思いますが、そんな多くのミュージシャンたちの格闘の中で生まれてきたのが、昔「ニューミュージック」と言われたジャンルの人たちだと思っています。英語はちょっとした文章を喋るだけでも、リズムを持ち、ビートを生みすらし、それは人間の営みが作り上げたものの鏡写しのようですが、日本語の美しさと言うのは、英語のそれとは違って、小雨がぱらぱらと屋根や木々の葉に落ちる音のような、自然を写し出した鏡像のようだといって良いかと思います。そのそもそも立地も特性も異なる母国語を、リズムやビートを伴ったメロディーに乗せることに成功した「ニューミュージック」のミュージシャンたちのたくさんの傑作なしに、その後の日本の音楽の発展は語れないと思っています。 村下孝蔵もその「ニューミュージック」にカテゴライズされる一人かと思います。彼の素晴らしさは、そのメロディセンス、甘いトーンで抑えた調子のボーカル、ステージで見せるアコースティックギターの達者ぶり、など余すことなく多くの人に語られ、好んで聴く人たちには認知されているかと思います。 昭和50年代60年代を、若年層として過ごした方々には、このアルバムは当時の時代の色合い、風景というものを思い出させるノスタルジックなものかもしれません。しかし、時代性を抜きにしても、この素晴らしいカバーアートを表現する音楽を、一枚のアルバムとしてまとめ上げた(実際は逆かもしれませんが)技は素晴らしいの一言に尽きます。このカバーアートが、このアルバムの全てを静かに、はっきりと表現していると思います、 とても有名なタイトルトラックには、村下孝蔵の、「日本語をリズムを伴ったメロディーに乗せる」巧みさが、歌の端から端まで満ちており、聴くたびに感嘆させられます。例えば、「放課後の校庭で」という有名な一節がありますが、この「校庭」、つまり「こうてい」の「う」をどうやって発音し、長音として響かせるか、悩んだあげく辿り着いたのか、持ち前のセンスであっさりベストテイクを叩き出したのかは、わかりませんが、これは難問中の難問だと、素人の立場では思わざるをえず、この難問を美しく仕上げてしまうのは、恐ろしいセンスの持ち主だな、と戦慄すら覚えます。 感情を入れすぎるでもなく、淡々すぎるのでもなく、その甘いトーンで歌い上げる楽曲群は、アルバムの最後を飾る、12弦アコースティックギターの美しいアルペジオで閉じられますが、彼の歌声は、本当にアコースティックギターのサウンドにマッチしていて、その抑えた歌唱法そのものに、静かに余韻を残すようにアルバムを終えています。 カバーアートは見ての通り本当に素敵で、アナログレコードのアルバムを買って壁に飾りたいくらいです。このカバーアートに、これ以上マッチした音楽もなく、おそらくはカバーアートが気に入って買われた方は、村下孝蔵の音楽が気にいるか気に入らないかは別として、確かにこのアルバムにはこのカバーアートしかないな、と思うのではないでしょうか。このアルバムの発表当時から、女子中高生は学生カバンにキーホルダーを下げる習慣があったのだな、とカバーアートを見て気付いたりしました。 甘いトーンのボーカルなので、一聴すると簡単そうに見える歌々も、上述した通り、私のような一般の音楽ファンには実は難しい歌が多いかと思います。今回久しぶりに村下孝蔵をアルバムでじっくり聴いて個人的に思ったのは、彼の声質、歌唱法が宇都宮隆に似ていて、彼ならタイトルトラックを現代風のアレンジでも、この歌の持つ魅力を損なうことなくカバーできるのでは、と思ったりもしました。
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郷ひろみヒット全曲集
郷ひろみヒット全曲集』(ごうひろみヒットぜんきょくしゅう)は、日本のアイドル歌手・郷ひろみが1975年11月1日にCBS・ソニーレコードから発売した2枚目のベストアルバムである。 内容 編集 前作『ひろみの旅』から約5ヶ月ぶり、ベストアルバムとしても『郷ひろみデラックス』から約5ヶ月ぶりの作品。 前作と異なり、今作は3rdシングル「天使の詩」を除く全シングルの表題曲を収録したシングル・コレクション形態で発売された。 オリコンチャート初登場21位を獲得。初めてトップ10から外れてしまった。 収録曲 編集 [注 1] 誘われてフラメンコ 13thシングルの表題曲。アルバム初収録。 花のように 鳥のように 12thシングルの表題曲。 わるい誘惑 11thシングルの表題曲。 花とみつばち 8thシングルの表題曲。 君は特別 9thシングルの表題曲。 よろしく哀愁 10thシングルの表題曲。 男の子女の子 1stシングルの表題曲。 小さな体験 2ndシングルの表題曲。 愛への出発 4thシングルの表題曲。 魅力のマーチ 6thシングルの表題曲。 モナリザの秘密 7thシングルの表題曲。 裸のビーナス 5thシングルの表題曲。 タイアップ 編集 NET系列ドラマ『ちょっとしあわせ』主題歌
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元気です
あさま山荘事件が起き、沖縄が日本に返還された1972年、学生運動が退潮し、次の時代への期待と不安が入り混じったこの年、吉田拓郎の最高傑作『元気です。』は生み出された[1]。アルバムリリースは第1次田中角栄内閣発足から二週間後のことだった[1]。 それまでフォークを取り上げなかった一般紙までも「フォークの吉田の初アルバム」と書きたてた[2]。拓郎がエレックレコードのようなマイナーレーベル時代に出したアルバムは、そういう世界ではまだ"ないもの"に等しかった[2]。 拓郎は、この年6月の四角佳子との結婚式でマスメディアからの取材を拒否し、さらにテレビ出演を拒否をし続けた時期で、セールス・プロモーションは、ほとんど行われなかったが[3][4]、リリース直後から話題をさらい、1ヵ月で40万枚を売り上げ、アルバムを手にした若者たちは、この年の夏、取り憑かれたように聞き、没入した[1]。 シングルとは別ヴァージョンの「旅の宿」を収録。ヒットしたシングル曲を別アレンジヴァージョンでアルバムに入れるのは当時は異例だった
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壊れた扉から尾崎豊
尾崎豊、10代三部作の完結編 (3rd. album)。 2008年5月23日に日本でレビュー済み 10代の若さが溢れていた前2作と比べると、少し落ち着いて幅が出てきた感じもある3作目。しかし、「良い曲が多い」という意味では、恐らく最高傑作であろうと思われる。 明るい疾走ソング 1.「路上のルール」は、自分の生き様に苦い笑みを浮かべながらも、音楽を追い求め、愛する人にすがる、尾崎の等身大の姿が描かれている。 3.「Forget-me-not」(=勿忘草)では、「ビルの向こうの空を、いつまでも探してた」と歌う。灰色の都会で求め合う二人の、ぬぐい去れぬ孤独感が、切ない。 そして、「裏の意味」では、ドラッグの影響が出始めてきた作品、でもある。4.「彼」がまさにそうで、「無口に並べた... drug」と歌っている。「ぼやけた太陽」「脆(もろ)い暮らし」など、荒れた生活感が伺える。歌い上げるコーラスも、どこか絶望的。 7.「Driving All Night」では、「死に物狂いで」橋の上を疾走する車を歌う。自由を追い求め、時に暴走することもあった尾崎豊を(これも)よく表した曲。珍しくあまり高さが変わらないメロディーで、詞が先行している曲。 他の曲が好きな人も勿論いるだろう。1曲たりとも、手を抜かなかった人だから。でも、ボクはこの4曲が突出して好きだ。 溢れる才能を持ちながら、決して幸福感が感じられない尾崎。才能に恵まれたことが、必ずしも彼にとっては幸せではなかったのかもしれないが、これだけ密度の高い人生が送れるなら、これで良かったのではないか、と納得してしまう。 尾崎豊 (おざき ゆたか/OZAKI Yutaka) 壊れた扉から (Through The Broken Door) 1. 路上のルール (4:31) Rules On The Street 2. 失くした1/2 (3:50) Alternative 3. Forget-me-not (5:14) 4. 彼 (4:07) Grief 5. 米軍キャンプ (6:32) Base Camp 6. Freeze Moon (6:17) 7. Driving All Night (5:26) 8. ドーナツ・ショップ (5:41) Donuts Shop 9. 誰かのクラクション (6:20) Somebody Beeps A Klaxon
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尾崎豊17歳の地図
CBS・ソニー主催の「SDオーディション」で合格した尾崎によるファーストアルバムであり、作詞・作曲は尾崎、プロデュースは須藤晃が担当している。レコーディングは尾崎が高校在学中であった1983年に東京都内で行われ、浜田省吾が所属していたロックバンドである愛奴メンバーであった町支寛二や青山徹が参加しており、編曲は町支および浜田のバックバンドに所属していた西本明が担当している。また、HOUND DOGのボーカリストである大友康平がコーラスとして参加している。 本作と同時にシングル「15の夜」がリリースされた他、後にリカットとして「十七歳の地図」、「はじまりさえ歌えない」がリリースされた。その後本作リリースから8年後にJR東海「ファイト! エクスプレス」のコマーシャルソングとして使用された「I LOVE YOU」がリリースされ、11年後にフジテレビ系テレビドラマ『この世の果て』の主題歌として使用された「OH MY LITTLE GIRL」がリリースされた。また、シングルカットされていないがフジテレビ系新春ドラマスペシャル『僕が僕であるために』(1997年)の主題歌として使用された「僕が僕であるために」が収録されている。 オリコンアルバムチャートでは1991年の再リリース盤が最高位第2位となり、売り上げ枚数は113万枚でミリオンセラーとなった。その後の再リリース盤も含めると、総売り上げ枚数はおよそ300万枚となっている[3]。多くの批評家たちからは肯定的に評価され、10代の心情を綴った歌詞が高い注目を集めた他、ブックオフオンラインの「邦楽名盤100選」に選定された。 28AH1654は初版で確か1200枚だけのプレスで希少盤だ。
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前橋汀子 ツィゴイネルワイゼン
前橋汀子/ツィゴイネルワイゼン 魂のこもった清冽な表現を聴かせる、前橋汀子のヴァイオリン曲集。 日本のトップ・ヴァイオリニスト・前橋汀子のデビュー盤。ヴァイオリン名曲集と紹介されますが、内容は「小品集」といった趣ではなく、表題曲をはじめ、比較的規模の大きな独奏曲が管弦楽伴奏で5曲収録されています。いずれ劣らぬ有名な作品揃いで、演奏される機会も多い曲が並んでいますが、前橋はこれらを単なるアンコール・ピースとして弾き流すのではなく、魂のこもった清冽な表現で聴かせています。(SONY) 【収録情報】 ● サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ op.28 ● サン=サーンス:ハバネラ op.83 ● マスネ:タイスの瞑想曲 ● ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 op.50 ● サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン op.20 前橋汀子(ヴァイオリン) 東京都交響楽団 小泉和裕(指揮)
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前橋汀子 亜麻色の髪の乙女
一弓入魂}の1枚。決してサラリと流さず,ある時は激しく,そしてある時は夢を見るように終始ロマンティックだ。ライヴの時のように音楽が生きている。妹・由子との息もピッタリ合っている。
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ラロ スペイン交響曲 フランチェスカッティ
20世紀中葉に活躍したヴァイオリニスト、ジノ・フランチェスカッティ[1902-1991]。パガニーニ唯一の弟子とされるカミッロ・シヴォリに学んだ父の薫陶を受けて育ったフランチェスカッティは5歳でリサイタルを開き、10歳でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏。のちにジャック・ティボーの目に留まり指導を受け、ラヴェルとのデュオでツアーを行うなど、若くしてフランスを代表するヴァイオリニストとなります。しかし第2次世界大戦を契機にアメリカに移住。1972年に引退するまで同地に留まり、戦後のアメリカでハイフェッツと人気を二分するスターとして活躍しました。遂に来日することの無かったフランチェスカッティですが、パガニーニ直系とされる超絶技巧と輝かしいサウンドに加え、イザイやクライスラーの影響を受けたとされる優雅な演奏は、米コロンビアへの録音を通じて日本でも人気を博しました。 このアルバムに収録されているのは1957年のステレオ録音集。1950年代に人気が高かったラロの『スペイン交響曲』は、当時活躍していたハイフェッツ、ミルシテイン、メニューイン、シェリング、グリュミオー、コーガン、オイストラフ、スターンなどの巨匠たちがこぞって録音していますが、フランチェスカッティの再録音となる当盤の華麗な演奏はそれらの中でも際立つ仕上がりを見せています。当時はモノラルからステレオへの移行期にあたり、このフランチェスカッティ盤は『スペイン交響曲』初のステレオ録音でした。
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ムソルグスキー 展覧会の絵 オーマンディ
ユージン・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団はその輝かしいサウンドで一世を風靡した。ムソルグスキー≪展覧会の絵≫は、原曲はピアノのために書かれたものだが、管弦楽法の名手であるラヴェルが華やかなアレンジを施し、オーケストラの実力を示す作品。壮麗雄大なサン=サーンス作品と並んで、このコンビの真価を堪能できる1枚。いずれもオーマンディには複数の録音があるが、当盤には第2次RCA時代を代表する名演が収録されている。
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ツァラトゥストラはかく語りき リヒャルト、シュトラウス
1971年録音の名盤、「ばらの騎士」を例に持ち出すまでもなく、複雑なスコアとケレン味のあるオーケストレーションが特色のR.シュトラウスはバーンスタインと相性が良いように思えるが、ここに収められた3曲はいずれも唯一の録音である。強奏部ではオーケストラを一杯に鳴らし、静かな部分ではガクンとテンポを落としてじっくりと歩みを進めるバーンスタイン節は、「ツァラトゥストラ」で特に顕著。「ティル」「ドン・ファン」の2曲はよりライヴ的な、闊達な演奏である。 (C)RS
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セルのブルックナー交響曲第8番
ジョージ・セルがクリーヴランド管弦楽団と成し遂げた「究極のオーケストラ演奏」としてあげるべき名演奏。セルの厳しい造形力とオーケストラの精緻なコントロール力によって、作品の音符の一つ一つに至るまで吟味され尽くされながらも、その表現はあくまでもしなやかで、ゆるぎない緊張感の中に素晴らしい生命力を内包しています。特に対位法的な書法での完璧なバランスは、まさにこのコンビの独壇場ともいうべき見事さで、遅めのテンポの中で緻密に響きが積み重ねられ、ブルックナーの音楽の持つ巨大な相貌が姿を現す様は圧巻の一言に尽きるといえましょう。アナログ完成期ならではの充実したサウンドです。 セルがクリーヴランド管と演奏会で取り上げたブルックナーは第3、7、8、9の4曲のみ。当盤の2曲はそれぞれその最後の機会に演奏会と並行してセッションが持たれ、第3番は2日間、第8番は何と4日間をかけて収録されました。第8番は文字通りコロンビアへの最後の録音で、セル唯一の録音。第3番は他オケとのライヴ盤も残されているセルの愛奏曲の一つ。(メーカー資料より)
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セル/マーラー交響曲第6番イ短調悲劇的.交響曲第10番えいへ短調
セルの卓越した手腕は、このような大曲に対しても遺憾なく発揮されています。本当に不可解な曲ではありますし、演奏するのも至難でしょうが、幾多の演奏を聴いたなかで、唯一意義深く聴けたのがこの演奏でした。実に驚くべきはセルとクリーヴランドの演奏能力で、果たして今のオケでもこのようなレベルで合奏できるか疑問です。あの三楽章の平明な美しさといったら素晴らしいなどというだけではありません。
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