U.S.S.エンタープライズ XCV-330ってナニ?
アップした「USSエンタープライズ XCV-330」の補足説明でございます…… このモデルは海外で展開されているイーグルモス版『スタートレック・スターシップ・コレクション』のスペシャル・イシューでリリースされたもの。通常版同様にスペック、概要、プロダクションノート、エピソードガイドを紹介する冊子が付属しますが、このラインナップは殆どが20㎝超えと通常版の倍以上の大きさで、画像では判りにくいですがXCV-330も21㎝程の大きさがあります。 元々このデザインは、デザイナーであるマット・ジェフリーズにより『宇宙大作戦』の初代エンタープライズのコンセプトデザインの一つとして提案されたもので、二つのリング状のワープ・ナセルは「強力で危険なエンジンは他の部分から離れているはず」という考えを反映しているそうです。結局、このデザインはボツになったものの、上記のコンセプト自体は作品内で多様な形で結実する事となります。初代エンタープライズから続く多くの宇宙船が船体とワープ・ナセルが離れた位置に設定されていたり、また『スタートレック・エンタープライズ』に登場する円環状のワープ・ナセルが特徴的なバルカン船のデザイン・モチーフとなっていたりします。 また、劇場版第1作『スタートレック:ザ・モーション・ピクチャー』では、改装されたエンタープライズのレクリエーション・デッキに飾られた歴代エンタープライズの記念プレートの内の一つとして登場。これがスタートレック世界でのXCV-330の初出となります。 以降、度々ほかのシリーズ劇中にパネルやら模型やらで登場します。新しいのだとリブート版『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でのマーカス提督のオフィスに模型が飾られていたり…… さらには現実世界にも影響を与え、NASAのAdvanced Propulsion Teamが2013年に発表した未来におけるワープを使用した恒星間航行船のコンセプトデザインがXCV-330をモデルにしたものであり、船名もそのものズバリ「IXS-110 エンタープライズ」というシャレの効いたものでした。ぜひ実現してほしいなぁ…… https://youtu.be/hc8vAJHpw8o #コレクションログ #スタートレック #スタートレック・スターシップ・コレクション #デアゴスティーニ