第五次発行10銭青色:第2版リコンストラクションシート完成版【2025/2/13完成】/ 5th Issue 10 Sen Blue: Plate II - Reconstructed Sheet [completed Feb 13, 2025]

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2023年10月7日に着手しておよそ1年半弱、ようやく第五次発行10銭青色の第2版リコンストラクションシートが完成!

画像2枚目はシートの左半分、画像3枚目はシートの右半分の拡大。

同年11月にあと4ポジションまで漕ぎ着けた後は予想通りの難航。その間、目につけば同印紙の単片や証書貼りマテリアルを収集してプレーティングに励んでいたのだが、面白いように既集のポジションばかり... 第五次発行1銭黒のプレート再構築のときと同じく、手彫証券印紙の神様の悪戯が続いていた。

ところが、昨年の暮れから今年に入ってから入手したさまざまなロットに混じっていた単片を集め、改めて整理してプレーティングを進めたところ、Pos.39 を1月24日、Pos. 20とPos. 37を2月8日に発見、一気に追い込みが進んで残すはPos. 7 一枚となった。

このPos. 7は左警告文の「可」の字が異形で、よく目立つ筈なのに、本当に不思議なことにこれまで手元に来てくれたのは古屋厚一氏旧蔵の28枚貼り証書に入っていた一点のみ。隣のPos. 8は単片、証書貼りとも複数枚集まっているのに、ぽっかりとあいた真空地帯のような存在であった。

そんな中、未整理の印紙貼り証書を整理していたところ、上耳紙付きの10銭青印紙(+10銭が一枚、1銭が一枚)が貼られた証書を発見。見ると、異形の「可」! 証書のコンディションがイマイチだったので、迷わず水剥がしして乾燥させて、長谷川純氏のフルシート写真と照合して再確認。確かにPos. 7である。しかも、一緒に貼られていたもう一枚の10銭青はPos. 8で、目打でピッタリ再結合できて横ペアが完成。

こうやって、晴れてPlate IIのリコンストラクションシートが完成した。4種類の色調が混じっていて、モザイク画のようでこれはこれで美しい。

今後はより良いコンディションの印紙への貼り替えを進めて、展示作品に使えるように仕上げていきたい。ちなみに第1版も程なく完成の予定である。

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