第四次発行1銭黒:目打 (p9, 10, 11, 12.5) / 4th Issue 1 Sen Black : perforation variations (p9, 10, 11, 12.5)

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第四次発行1銭黒印紙の目打は実に様々なヴァリエーションがあるようで、なかなか難しいと感じている。
ここで展示しているのは次の4種類。

Perf. 9 (1枚目)
Perf. 10(2枚目)
Perf. 11(3枚目)
Perf. 12.5 (4枚目)

このうち、Perf. 9は目打穴の大きさからはむしろPerf. 9sに近いような印象を受けている。

また、Perf. 10には、目打穴が明らかにここに示したものよりも小さい、"Perf. 10s"とでもいうべきものを複数確認している。別途取り上げてご紹介するが、分類はどうしたものであろうか?

Perf. 11は第5次発行に比べると比較的よく見られるように感じている。目打穴のサイズはやや小さめで、不揃いな印象。目打穴が小さいと言えども、いわゆるPerf. 11sと呼ぶほどの小さな目打ではない感じであるので線引きが悩ましいが、簡単のため全て11として整理している。

Perf 12.5とPerf.13はこれまた線引きが悩ましいところだが、第5次発行と同じく、ピッチが実測値で12.75 (12 3/4)を超えるものだけをPerf.13とするのが無難と考えて整理すると、手持ちのものはPerf12.5のみで、明らかにそれよりもピッチの細かいものには出会えていない。

ちなみに最新のカタログ(長谷川、2019)ではPerf. 10, 11と13の3種類が基本目打としてが挙げられているが、長谷川(2022) の120頁、"Perforation Varieties"のリーフでは、コンパウンド目打を除いて、Perf. 9, 10, 11, 12, 12.5, 13の6種類が示されている。

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    利右衛門

    2022/11/08 - 編集済み

    中の図柄だけでなく、目打ち穴のパターンまでとはっ!😳😳😳
    恐ろしいバリエーションですね。

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      unechan

      2022/11/09

      目打穴の間隔によって色々なものに分類されるのですが、これがまたややこしくて難儀でマニアックな領域なのです!

      ここで使っている「ピッチ」とは、20mmの間に幾つ目打があるか、という数で、目打=perforationの頭文字とピッチとを組み合わせて、
      Perf. 9とかPerf. 12.5というふうに表記しています。

      明治時代には色々な目打の器具や機械が使われていたので、時代と共に印紙や切手に現れる目打がめまぐるしく変化しています。切手についてはかなりのところまで解明されているのですが、印紙についてはまだまだよくわからないところがあって、常に頭を抱えている次第です...

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