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- 3F 航空機の部屋【1/500 軍用機編 】
- 1/500 USAF North American XB-70 "Valkyrie"
1/500 USAF North American XB-70 "Valkyrie"
“戦いの女神の名を持つ航空機”
冷戦真っ只中の1954年、“戦略航空軍団:SAC”のC・ LeMay司令官によって提唱された《超高速・超高々度・超長距離”運用可能なB-52の後釜になる新型爆撃機》は翌55年に“WS-110A計画”として正式にスタート、後に“Valkyrie計画”と呼ばれるようになります。
この計画にBoeingさんとNorth Americanさんがそれぞれ案を提出、コンペの末に“Compression lift”理論(翼面効果ではなく衝撃波を利用し主翼へ浮力を発生させることで抵抗を減らし高速巡航を可能とするもの)を盛り込んだノースアメリカンさんの案が採用され制式にXB-70の型式が与えられ試作機の建造へと動き出します。
1960年、前記理論に基づき“デルタ翼+楔形下面部位”へカナードを配し、白を基調としたとても軍用機と思えない優雅な姿でXB-70が登場します。
完成した試作機2機はそれぞれ“VA-1”“VA-2”と呼ばれ1964年に進空を果たし1966年5月には“VA-2”によりマッハ3.08を記録します。
《20Mt級水爆を搭載可能、マッハ3以上の高速で約10,000kmを無給油で飛行可能》という“悪魔”のようなスペックを持つ“戦女神”の名を持つこの機体は将来を有望視される存在になっていきます。
しかしマッハ3級航空機が直面する“熱の壁”による、熱膨張/収縮よるダメージは大きくワンフライトで塗装がボロボロになってしまうことや、その高温による機体強度低下により大型旅客機以下の機動も行えず予定されたルート以外への変更、ましてやSAM回避などは不可能であるなどの問題が露呈してきます。
結局“ICBM”に対し、有人である本機の優位性を見い出すことができない状態となり、さらに世界情勢の変化、巨大予算に対する非難、新たな活路に対するライバル機の出現等々XB-70に対し次々と不利な条件が重なっていきます。
そして1966年6月8日、GEさんの宣伝のために各航空機メーカーさんより同社のエンジン搭載した機材を編隊飛行させ、それを空中撮影している最中、参加していたXB-70_AV-2とLockheed F-104が空中衝突、2機とも墜落するという大惨事が発生してしまいます。
その後空軍としての計画は全てキャンセル、残ったVA-1はNASAへ移管されSSTプログラムの研究用テストベットとして使用されました。
全ての任を解かれたVA-1は現在、オハイヨ州のライトパターソン空軍基地に隣接した“National Museum of the United States Air Force”にて大切に収納・展示され静かに余生を送っています♪
展示モデルは2011年に"Falcon Modeles”さんから発売された、1/500ダイカスト量産品としては唯一と思われるのモノです。
機首形状がちょっと気に入らなかったのでエポパテで修正、ついでに脚無しだったのでギア類を自作して取り付けました。
精密感を出したかったので、動翼部の筋彫り追加の他、各部へ自作デカールを追加しました♪
【模型資料】
・模型メーカー:Falcon Modeles
・製品番号 :FCSD0001
・製品タイトル:North American XB-70 “Valkyrie”
・発売年次 :2011年
【実機資料】
・実機メーカー:North American
・実機形式 :XB-70
・進空年次 :1964年
・実機Reg. :62-0001
・実機エンジン:GE:SYJ93-GE-3_x 6
うえだ かずや
2023/01/29 - 編集済みXB-70バルキリー 高高度爆撃機!試験飛行途中墜落事故起こして開発中止になった悲劇の機体!その後釜にロックウェルB-1Bに開発に至る、しかし民主党ガーター政権の時に配備中止に追い込まれたが、共和党レーガン政権が登場して復活し配備されて現在に至ります。現在B-1爆撃機体に匹敵する爆撃機体はロシアのTu-160ブラックジャックですねー✨余談ですけどXB-70が登場して驚いたソビエトがあわててミグ25戦闘機を開発をしたのが有名です!XB-70追撃用戦闘機として
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ちゃぽん
2023/01/29うえだ かずや様
おはようございます、コメントありがとうございます(^^)/
流麗なエクステリアデザイン·スペック·ネーミング·悲劇的なストーリー等々々…本当に惹かれる航空機でね♪ 詳しい説明ありがとうございます♪ これからも宜しくお願いますm(_ _)m
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