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1/500 USAF Douglas VC-9C
1968年、米国政府は地方当の小規模空港へのVIP輸送を目的とする軍用輸送機の開発を“Douglas Aircraft Company”へ依頼、傑作機“DC-9-30”をベースとして3機製造されたのがこの“VC-9C”です♪ 本機“73-1681”は1975年に進空し2011年の退役までに16,300時間を飛行、その間“Walter Mondale副大統領”を初め多くのVIPが搭乗、“Air Force Two”として活躍 してきました。退役後はカリフォルニア州アトウォーターにある“Castle Air Museum”に所蔵され大切にされたいます。 標準型機と比較した主な変更点は、航続距離を延ばすため大型の燃料タンクへの変更(DC-9-30の3,030kmに対し4,670km)や装備副大統領として特別な通信機器装備が挙げられるますが、外観はほぼ変更がありませんでした。 展示モデルは2008年に“Inflight 500”さんから限定品として販売された商品で、胴体下面は実機同様“磨き”で再現されています。 小さい機材ながら、各部プリントも大変細かく再現されており、大変満足なアイテムです♪ 【模型資料】 ・模型ブランド:Inflight 500 ・製品番号 :IF5930001 ・製品タイトル:United States Air Foce C-9A ・発売時期 :2008年 ・販売価格 :不明 【実機資料】 ・運用組織 :USAF ・実機メーカー:Douglas ・実機形式 :VC-9C/DC-9-32 ・製造番号 :47668/765 ・Reg. :73-1681 ・エンジン :P&W/JT8D-7A_x21 ・運用開始年次:1975年2月 ・退役年次 :2011年 ・飛行時間 :16,300時間
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1/500 BEA HS121 ”Trident” 3B
HS121は1950年代に現在の“BAさん”の前身の1社であった“英国欧州航空/British European Airways/BEAさん”の要求によって開発がスタートした旅客機です。 特筆すべき点は、一番最初に“後部胴体へエンジン3発の集中配置”した航空機という点で、有名なB727やTu-154より先んじていた点です。 他にも世界で初めて自動操縦機能を搭載するなど、先進的な機能を搭載した優れた航空機だったのに、たった117機の生産で打ち止めに~B727が1,700機以上生産されたのに対しあまりにも少ない数でした。 その最大の要因はBAEさんの“搭乗客数の要求値が過小過ぎた”ことで、結果BAEさん以外にへは殆ど売れませんでした。 HS121の初期設計時の搭乗客数に対しBEAさんが難色を示し修正設計を要求、HS121の初期値とほぼ同搭乗客数で後から進空したB727がベストセラー機となったのは、なんとも皮肉なことですね。 さらに当のBEAさんも その後“やっぱりもっと大きな機材が欲しいなぁ”とB727・B737を発注しようとするものの、さすがに英国政府に怒られ撤回、HS121の180席クラス長胴型を開発することなるのですが、今度は重量増加に伴いエンジン出力が足りない(踏んだり蹴ったり) そこで苦肉の策として垂直尾翼エンジンの上にもう一基小型のジェットエンジンを追加し4発機とすることで解決、これが最終形態の“3B型”となります。 登載された3発エンジンをイメージし、海神ネプチェーンの3又の鉾“トライデント/Trident”からペットネームが付いたのに、4発機になっちゃいましたね(笑) 展示モデルは“netmodels”さんの金型を流用して“Inflight 500”さんが製品化した2種類のモノの内の一つで、マンチェスター空港にBEA時代の塗装が施され保存されている機体が再現されています。 本機の特徴でもある自動操縦装置スペース確保の為オフセットされたフロントギアや、Wタイヤx2のメインギアなど細かい部分も細かく再現されています♪ 模型資料】 ・模型ブランド:Inflight 500 ・製品番号 :IF5T3001 ・製品タイトル:BAE-British European Airways Hawker Siddeley HS-121 BAE Trident 3B ・発売時期 :2009年 ・販売価格 :不明 【実機資料】 ・運用会社 :British European Airways/BEA ・実機メーカー:Hawker Siddeley ・実機形式 :HS121_“ Trident 3B-101” ・製造番号 :2312 ・Reg. :G-AWZK ・エンジン :RR/RB.163-25“Spey”x3 + RR/RB.162_x1 ・運用開始年次:1971年 ・退役年次 :1985年11月1日(Belfast→London Heathrow) ・飛行時間 :23,466時間 ・飛行回数 :19,761 回
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1/500 USAF North American XB-70 "Valkyrie"
“戦いの女神の名を持つ航空機” 冷戦真っ只中の1954年、“戦略航空軍団:SAC”のC・ LeMay司令官によって提唱された《超高速・超高々度・超長距離”運用可能なB-52の後釜になる新型爆撃機》は翌55年に“WS-110A計画”として正式にスタート、後に“Valkyrie計画”と呼ばれるようになります。 この計画にBoeingさんとNorth Americanさんがそれぞれ案を提出、コンペの末に“Compression lift”理論(翼面効果ではなく衝撃波を利用し主翼へ浮力を発生させることで抵抗を減らし高速巡航を可能とするもの)を盛り込んだノースアメリカンさんの案が採用され制式にXB-70の型式が与えられ試作機の建造へと動き出します。 1960年、前記理論に基づき“デルタ翼+楔形下面部位”へカナードを配し、白を基調としたとても軍用機と思えない優雅な姿でXB-70が登場します。 完成した試作機2機はそれぞれ“VA-1”“VA-2”と呼ばれ1964年に進空を果たし1966年5月には“VA-2”によりマッハ3.08を記録します。 《20Mt級水爆を搭載可能、マッハ3以上の高速で約10,000kmを無給油で飛行可能》という“悪魔”のようなスペックを持つ“戦女神”の名を持つこの機体は将来を有望視される存在になっていきます。 しかしマッハ3級航空機が直面する“熱の壁”による、熱膨張/収縮よるダメージは大きくワンフライトで塗装がボロボロになってしまうことや、その高温による機体強度低下により大型旅客機以下の機動も行えず予定されたルート以外への変更、ましてやSAM回避などは不可能であるなどの問題が露呈してきます。 結局“ICBM”に対し、有人である本機の優位性を見い出すことができない状態となり、さらに世界情勢の変化、巨大予算に対する非難、新たな活路に対するライバル機の出現等々XB-70に対し次々と不利な条件が重なっていきます。 そして1966年6月8日、GEさんの宣伝のために各航空機メーカーさんより同社のエンジン搭載した機材を編隊飛行させ、それを空中撮影している最中、参加していたXB-70_AV-2とLockheed F-104が空中衝突、2機とも墜落するという大惨事が発生してしまいます。 その後空軍としての計画は全てキャンセル、残ったVA-1はNASAへ移管されSSTプログラムの研究用テストベットとして使用されました。 全ての任を解かれたVA-1は現在、オハイヨ州のライトパターソン空軍基地に隣接した“National Museum of the United States Air Force”にて大切に収納・展示され静かに余生を送っています♪ 展示モデルは2011年に"Falcon Modeles”さんから発売された、1/500ダイカスト量産品としては唯一と思われるのモノです。 機首形状がちょっと気に入らなかったのでエポパテで修正、ついでに脚無しだったのでギア類を自作して取り付けました。 精密感を出したかったので、動翼部の筋彫り追加の他、各部へ自作デカールを追加しました♪ 【模型資料】 ・模型メーカー:Falcon Modeles ・製品番号 :FCSD0001 ・製品タイトル:North American XB-70 “Valkyrie” ・発売年次 :2011年 【実機資料】 ・実機メーカー:North American ・実機形式 :XB-70 ・進空年次 :1964年 ・実機Reg. :62-0001 ・実機エンジン:GE:SYJ93-GE-3_x 6
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