- Kitte and Ephemera Museum
- 12F フランスのヴィンテージ車・紙模型「Shell Berre」
- SB 紙模型 7: Jeantaud 1898
SB 紙模型 7: Jeantaud 1898
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから
no.7 / Jeantaud 1898
一部、パーツが欠けている原本が偶然手元に届き、オートジャンブルで買った模型のタイヤが間違っていたことが分かったモデル(画像2〜4枚目)。現在、入れ替え+リペア中です。
そして、原本右上の車名に(électrique)とあるのを発見したのです。なんと、19世紀の終わりに試された電気自動車でした。こんな、馬に引っ張られていそうな古風な姿の車が、電気で動いたとは、、。
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原本にある解説をざっくり訳すと、こんな感じです。
『 VOITURETTE (small car) ジャントー 1898年/前世紀の終わりに、コーチビルダーのジャントーは、軽自動車の電気推進に託された希望を短命であるが現実のものにした。重い蓄電池によって生成されたこのエネルギー源は、一部の技術者によると、石油の必要性を失墜させるものだった。その幻想はすぐに払拭され、1898年に発表されたジャントー製の「小さい車」が、電気モーターを使用する最後の本格的な試みとなった。翌年にはパワーが不十分であるとして放棄されたので。
しかし今日でも、この独創的なメーカーの名前は、車両のステアリングの問題とコーナーを曲がる時の前輪の挙動について行った驚くべき研究で有名である。「ジャントーの純度」として知られるこの研究は、1900年から現在に至るまでのステアリングシステムの継続的な開発の基礎となっている。』
ここ↑に出てくる「コーチビルダー」は、自動車の車体を組み立てた工房のことで、由来は馬に引っ張られた四輪車です。画像6枚目は、写真キャプションにこの模型と同じ 1898年とある、模型とかなり近い構成の車ですが、これを見つけたウィキ記事には、運転手が後方の高い場所に座っているのとか、不思議な形の車もあって、すべて電気駆動だったようです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Jeantaud
電気自動車が技術的にすすんで、とうとうガソリン車を駆逐するかも?という事になるのは、環境破壊と資源の枯渇が顕著になる120年後を待たなければいけなかったのですね、、。
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tomonakaazu
2024/03/20 - 編集済み原寸大のスキャンもゲット。
4.7MBと大きいですが、綺麗にプリントできると思います。
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fanta
2024/03/20電気自動車でスタートしてたなんて…
面白いです😁
電気→ガソリン→電気、、
じゃ最後は馬🐎に戻るかな⁇
なワケないですな😂
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